最終回放送からだいぶ経ってしまいましたので、改めて記事を書くにあたり見直しましたが、初見の時と同じところでまた笑ってしまいました。
何度見ても面白いんですよね、このドラマ。
日本テレビ 日曜22時30分
「ホットスポット」最終回
主演…市川実日子
脚本…バカリズム
演出…水野格
前回、レイクホテルのオーナー(筒井真理子)と梅本市長(菊地凛子)が癒着している証拠になる便宜供与の同意書を、オーナーの事務所に忍び入り、入手しようとした高橋(角田晃広)でしたが、
同意書はカギのかかった中にあり、警備会社の人間やオーナーも来てしまったので断念し、辛くも見つからないよう抜け出しました。
屋上で万事休すとなった時に、隣りの建物へロングジャンプをする高橋。
大きい満月をその飛ぶ姿が通過してタイトルが出るカットは吹き出しましたね。
高橋のカッコよさに(笑)
小学校の屋上からボールを投げ愉快犯たちを退治した第2話の勇姿に匹敵するものがありました。
同意書入手は失敗しましたが、何とか梅本とオーナーの罪を暴きたい清美(市川実日子)たち。
あとは贈収賄の現場をおさえるしかないって話になり、高橋が忍びこんだ時に、聴力を上げて聞いたオーナーと梅本の会話を思い出します。
これを思い出すのに頭脳系の特殊能力を使うのですが、そうすると副作用でハゲるので嫌がる高橋に、葉月が「死ぬかハゲるかだったらハゲる方がよくないですか?」ってピシャリと言うのには吹き出しました。
高橋が聞いた会話では、どうもまたオーナーから市長へ大金が渡されるようでそれはガソリンスタンドでのようでした。
2人を捕りおさえるためにスパイダーマンみたいに高橋も手から糸を出せないのか?とシレッと聞く綾乃(木南晴夏)にも笑いましたね。
結局その現場写真を撮ろうって話になり、誰か1人が撮ればいいのに、みんなでガソリンスタンドへ。
市長たちが来るまでの間に高橋が感謝のために清美たちに飲み物を買ってきますが、町を守るためでもあるからと言うと、代金を徴収する高橋のセコさも絶妙でしたね。
こういうセコさを演じると角田晃広はホントいいんですよね。器の小ささが。
市長とオーナーが来て、車内で金の受け渡しをしますが、外からは見えず写真の撮りようがなくピンチに。
すると、超能力者の瑞稀(志田未来)が、車の電気系統をダメにして、ワゴン車の後部ドアを開けなくさせます。
しかし、前部のドアは手動なのであわやという時に、遂に高橋が出動。
車のまわりを超高速で回り続けガムテープでぐるぐる巻きにしました。
巻き終わったきめポーズは、さながらスパイダーマンで、通りかかった綾乃と娘は大喜びでした。
警察に通報し2人は取調べられ、家宅捜索で同意書も出てきて観念しました。
これまで触れてませんでしたが、モデルは小池百合子?って感じのうわべは高い声で愛想よくしながら、部下には低い声で指示する二面性を菊地凛子がクセ強く演じていて見事でしたね。
最終回では、高橋が村上(小日向文世)を
未来人ではなくタイムリーパーと呼んで
いましたが、そのタイムリーパーと名乗る古田(山本耕史)が登場しました。
変わり果てた富士浅田を守るために過去に来たらしいんですが、もう解決しましたよと言われてすごすごと帰っていきました。
山本耕史の贅沢な使い方ですが、あくまでマジメに演じてるのに笑えましたね。
清美の夫も宇宙人の血が入っていて、なので娘にも特殊能力があるとわかるオチも洒落てました。
「ブラッシュアップライフ」と同じようにラストは仲良し3人組はおばあちゃんになり現れましたね。
老けない高橋にも笑えましたが…。
満足のいく最終回でした。
最終回の評価は…8