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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

鱗形屋(片岡愛之助)のお抱えになった蔦重(横浜流星)

鱗形屋からも何か売れるものを出すよう期待されます。




中に入ってわかったのですが、鱗形屋は明和の大火で版木も焼けてかなり苦しい経営状態にあったのでした。




NHK  日曜20時

「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第6話


主演…横浜流星

脚本…森下佳子

演出…深川貴志



花の井(小芝風花)に聞いても、治郎兵衛(中村蒼)に聞いても、大人向けの面白い本が無いから読まないと不満を言われます。



アイデアマンの蔦重はそこに商機を見いだし、面白い青本(大人向けの本)を出せば売れるのではと思いつきます。

鱗形屋に話すと鱗形屋も乗り気でした。




しかし、その鱗形屋は裏では大阪の版元が出している節用集(辞書の一種)の偽版(海賊本)を作って名を偽り売っていました。




その事実を知ってしまった蔦重は、それを奉行所に知らせるかどうか悩みます。




鱗形屋が西村屋(西村まさ彦)と悪~い話をし、蔦重を飼いならしていると言ってるのを聞いた蔦重は、いっそバラそうかとも思うのですが、




チクるのは性に合わないのでバレるかどうかは運を天に任せることにします。

いかにも蔦重らしい決断でしたね。




すると遊び人だった長谷川平蔵(中村隼人)が凛々しく同心として現れ、鱗形屋は逮捕されました。




平蔵に自分は知ってたが知らぬふりをしていたことを正直に告げ、これで鱗形屋に代わって版元になれることを気まずいと話すと、




武士でも席取り争いは当たり前だから、ありがたくいただいとけと励まします。

平蔵はやけにしっかりした人間になっていました。




ここからはだんだん蔦重は清濁あわせのむ人間になっていく前触れのような回でした。




もう1つ前触れという意味では田沼親子(渡辺謙、宮沢氷魚)を破滅へ導く佐野源左衛門(矢本悠馬)が今回登場しました。

覚えておいてください。




6話の評価は…7





獣医師をめざす聡里(山田杏奈)が獣医師にはなれないと挫折しかけますが、いろんな励ましや自分や静原先輩(石橋静河)の親の生きざまに触れ再びやる気を取り戻す回でした。



もう次は最終回ですからあまりにあっけないですね。シリーズ化を希望します。




NHK  土曜22時

「リラの花咲くけものみち」第2話


主演…山田杏奈

脚本…水橋文美江

演出…谷口正晃



馬の出産で母体を守るために、胎内の馬を死なせることに抵抗をしめし、その後静原から獣医師はやめた方が良いと言われてしまった聡里。



落ち込んで東京の祖母チドリ(風吹ジュン)のもとに帰ってしまいます。




チドリは聡里に、亡き聡里の母親は心臓に疾患を抱えていたが、どうしても子どもを産みたくて命がけで産んだことを話します。




自分もそうして産まれてきた命なのだと改めて知らされる聡里。




そんな聡里を訪ねて、心配した寮で同部屋の綾華(當真あみ)や、同級生の残雪(萩原利久)がわざわざ北海道からやって来ます。



聡里が友人に恵まれていることをチドリは喜びます。




再び大学に戻った聡里に、先輩の加瀬(佐藤寛太)や静原もいたわりや励ましの言葉をかけてくれました。




静原はなぜ聡里に厳しいことを言ったかというと、自分の父親は獣医師で、競走馬を担当し故障して走れなくなると安楽死させることに耐えきれず、ついに心を病み自殺してしまったことを聡里に告げ、聡里にはそうなってほしくなかったからでした。




その優しさにも感動しましたが、そんな父親の死をふまえても自らも父親と同じ獣医師を志す静原の覚悟の強さにも感動しました。




こういう内面の強さを演じる時の石橋静河はスゴいですね。

彼女自身も母親と同じ道を歩んでいるわけですが…。




加瀬を好きになったけど、加瀬と静原は恋人らしいとわかり失恋するみたいな青春っぽいエピソードもありましたが、




最終回はチドリとの悲しい別れになるんでしょうか?

全3話はかけ足すぎますね。

2話の評価は…8








でんでんって地味ながら連ドラに毎クール、レギュラーかゲストで必ず出ている印象ですね。



今回はそんなでんでん演じる灰江(赤楚衛二)とも親しい老人が、不思議な遺言をのこして亡くなるという話でした。




日本テレビ 土曜21時

「相続探偵」第3話


主演…赤楚衛二

脚本…西荻弓絵

演出…長沼誠





このドラマも「法廷のドラゴン」もそうですが、結局記事を書き続けるかどうかは脚本の良し悪しが大きいですね。




あと、あまり人間の負の感情を見るのは年齢を重ねてしんどくなってきたので、いい話をエピソードにしてくれる方が続けやすくなってます。




さて、香車さんは名前の通り将棋道具店の主で、灰江とは将棋とコーヒー仲間でした。




その香車さんが突然亡くなり遺産はマリー・アントワネットに遺贈するという不思議な遺言をのこします。





香車とは疎遠だった息子の金斗(和田聡宏)は遺言の真意を探ろうとしますが、金斗はそれを拒みます。




しかし、何が伝えたいことがあるんだろうと、香車が飼っていた愛猫をヒントに探っていきます。




今回はそこに朝永(矢本悠馬)の保護猫カフェの店長ソフィー(トラウデン直美)への恋(=失恋)もからませて描かれました。




マリー・アントワネット(シルビア・クラブ)とはまさかの人の名前でしたね。

香車は彼女と再婚したかったのに、息子の金斗に拒まれ断念したのです。




その後も香車は密かにマリーとはつながっていて、マリーが代表の動物保護センターやその娘のエリーの保護猫カフェに金銭的な援助をしていました。




更に疎遠になっていた金斗が事業を立ち上げる時も他人のふりをして資金援助をしていたこともわかります。




金斗にしてみれば親孝行したい時に親は無しでした。

マリーとも対面しましたし、遺言通りにすることに同意もしました。




勝手気ままに生きていそうに見えて、実は周りに尽くしていた香車の本心がわかるのはちょっと感動的でした。

相続探偵の面目躍如でもありましたね。




赤楚衛二のハマり役ですし、桜田ひよりや矢本悠馬とのチームワークも良くなってます。




3話の評価は…7