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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

このドラマってかなりヘビーな「御上先生」を見たあとに見るのに丁度良いんですよね。




気楽にニヤニヤしながら見れて、回を重ねるにつれハマっていく感じが、「素敵な選TAXI」や「ブラッシュアップライフ」と同じで脚本バカリズムの術中にまんまとはめられてる感じです。




日本テレビ 日曜22時30分

「ホットスポット」第3話


主演…市川実日子

脚本…バカリズム

演出…水野格




清美(市川実日子)は幼なじみの葉月(鈴木杏)や美波(平岩紙)と以前に比べて頻繁に会うようになります。




…で、そこには実は宇宙人の高橋(角田晃広)もとかく呼ばれるようになります。




高橋は宇宙人の自分の能力をバレーボールを天井から外すとか、そういうことに使わないでほしいと文句を言います。




ところが味をしめた三人組はそんなことは意に介さず、美波はスマホのディスプレイにフィルムを綺麗に張ってほしいと頼みます。





バレーボールより更にどうでもいい頼みごとになっているのが絶妙で、当然高橋は文句を言うんですが、根が善良な高橋は結局やってあげてしまうわけです。




こういう文句言いながら、言いなりになる感じが東京03 のコントを見ているようで角田晃広が絶妙なんです。




今回は更に同級生の綾乃(木南晴夏)も加わり、その綾乃もフィルムを張ってとお願いします。




せっせと綺麗に張る高橋がいじらしいほどでした。




今回は高橋が大活躍で、綾乃の車が穴にはまったら、それを持ち上げるし、




綾乃がタクシーがSOSサインを出していたと言ったら、それを高速で追いかけて、ただの間違いと確認します。





ホントにムダに能力を使う高橋が気の毒でなりません。




ホテルの大浴場でリカバリーするのも、支配人(田中直樹)に邪魔され、ヒヤヒヤでした。




支配人は宇宙人とわかるのか?と期待しましたが、まだどちらともわかりませんでした。




ホテルのフロントの1人、小野寺(白石隼也)があまりに着替えが早くて、磯村(夏帆)は宇宙人じゃない?と怪しんでました。




次回以降、高橋がどんな頼みごとをされるのか楽しみでなりません。




3話の評価は…8









人の先入観って恐ろしいもので、国家公務員の試験会場で起きた殺人事件の犯人真山弓弦は男性だとばかり思ってましたが、実は女性で演じるのは堀田真由でした。




今回の終盤に御上(松坂桃李)が拘置所に面会に行きそれが分かり、対話をするシーンにはグイグイ引き込まれました。




TBS  日曜21時

「御上先生」第2話


主演…松坂桃李

脚本…詩森ろば

演出…宮崎陽平




この弓弦役の堀田真由が凛とした眼力にただならぬものがあって、「大奥」の家光役以来のスゴい演技を見せてくれそうで、更にこのドラマの視聴意欲が高まりました。




弓弦は神崎(奥平大兼)が学校新聞で不倫現場をスクープし、学校を追われた冴島(常盤貴子)の娘でした。




なぜ、女性の冴島だけが学校を追われたのか?そもそも不倫だったのか?弓弦の事件は母親の不倫トラブルとつながりはあるのか?何を意図して事件を起こしたのか?

疑問はふくらむ一方で今後の展開が気になります。




前回、御上にあおられた神崎は今はコンビニで働く冴島に会いに行きますが取材は断られます。




その後、刺殺犯の母親は隣徳の元教師で不倫が発覚し辞めたことがリークされ、その記事を書いた神崎のこともとやかく言われるようになります。




是枝(吉岡里帆)は神崎をかばって、その件を避けようとしますが、御上は話し合うべきと言います。

生徒たちはそれぞれ意見を交わしました。




「ハゲワシと少女」の写真を見せて御上は報道された写真の裏にあるものをもっと知るべきと神崎をまたあおります。




クールに見えて静かな怒りと正義感をたぎらせる奥平大兼の演技が目をみはる素晴らしさです。




古代理事長(北村一輝)に詰め寄るシーンも良かったですね。

古代は何か裏がありそうです。

演じているのが北村一輝ですからね。




刺激的なセリフが出てくるこのドラマですが、金八先生を名指しはしないまでもモンスターペアレントを増やしたと批判したのには驚きました。

TBSのドラマでまさか…って感じでした。




御上と亡霊のように出てくる親友はかつて何をしようとしたんでしょうか?

そちらも気になりますね。




2話の評価は…8






人間は今も昔も変わりませんね。

才能があって新たに突出してくる者がいると、自分たちの地位がおびやかされそうな既存勢力はそれを潰そうとする。




今回は「一目千本」を刊行し成功した蔦重(横浜流星)が地本問屋たちににらまれ、行く手を阻まれる話でした。




NHK 日曜20時

「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第4話


主演…横浜流星

脚本…森下佳子

演出…大原拓




一目千本の成功に気を良くした蔦重は更に吉原への集客を高めるため、今度は遊女たちの錦絵を出そうともくろみます。



しかし花魁たちがなじみ客から金を出させるにも限度があり、資金繰りに悩みます。



鱗形屋(片岡愛之助)に相談してもにべもありません。

一目千本を自分をからませずに作ったことを心よく思わない鱗形屋は悪~い顔をして何やら企むな~と思ったら案の定で…。




実は鱗形屋と裏で手を組んでいる地本問屋の西村屋(西村まさ彦)が協力を申し出てくれます。





平賀源内(安田顕)との会話で呉服屋と組んで売りたい着物を花魁たちに着せた錦絵にしてその宣伝で呉服屋から金を出させるアイデアが浮かんだ蔦重。




呉服屋に交渉しても反応がイマイチでしたが、西村屋がついたら次々と話がまとまり、絵が完成していきます。




しかし、オヤジ様たちにお披露目という段になって鱗形屋と鶴屋(風間俊介)がクレームを言いに来ます。




西村屋にそそのかされ版元耕雲堂としてデビューするはずだった蔦重ですが、市中で売る本は地本問屋がみな認めた版元からしか出せないと言われてしまいます。




つまり西村屋が単独で出すことになるのです。オヤジ様たちも本は出してもらいたいので文句も言えず、蔦重だけ締め出されてしまいました。




次回からは蔦重の巻き返しになるようです。順風満帆とはいきませんでしたね。





気になったのは蔦重が面倒をみている唐丸が、台無しになりかけた下絵を再現したことで。

ネットでは唐丸がのちの写楽では?とか歌麿?とかざわつきました。

誰になるのか楽しみですね。




一方、江戸城中では田沼(渡辺謙)が、当主が死んだ田安家の取り潰しを図って、




賢丸(寺田心)が崇拝する吉宗の遺した文書を源内に命じて偽造させ、田安家を継がないように仕向けます。




田沼のバックには一橋治済(生田斗真)がついてるんでしょうが、なかなかの策略家ですね。




のちに田沼を失脚させる賢丸のちの松平定信の恨みはここからだったんですね。




「大奥」を見ていた私めとしては、吉宗役だった冨永愛がこちらでは大奥総取締の高岳なので、不思議な感覚です。




4話の評価は…8