>米ソニー・ピクチャーズがプレイステーション・プロダクションズとのタッグで人気ゲーム「グランツーリスモ」を実写映画化する企画で、オーランド・ブルームが主要キャストに加わったことがわかった。

 

米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。  ソニーのプレイステーション用ゲームソフト「グランツーリスモ」は、山内一典氏がプロデュースを手がけ、ポリフォニー・デジタルが企画・開発するドライビングゲーム。1997年の1作目から2022年の最新作「グランツーリスモ7」まで全世界累計8500万本超を売り上げている。

 

  ジェイソン・ホール(「アメリカン・スナイパー」)とザック・ベイリン(「ドリームプラン」)が実話に着想を得て書き上げたというオリジナル脚本は、「グランツーリスモ」を毎日プレイすることでドライビングスキルを鍛えたティーンエイジャーの主人公が、日産主催のコンテストを勝ち抜き、プロのカーレーサーになる夢を叶えるまでを描くもの。アリ・アスター監督の「ミッドサマー」で注目を浴びたアーチー・マデクウィが主人公のティーンエイジャー、デビッド・ハーバー(「ブラック・ウィドウ」「ヘルボーイ」)が主人公にドライビングテクニックを教え込む元レーサー、そして今回新たにキャストに加わったブルームが、カーレースを金儲けの手段としかみていないマーケティング会社の重役をそれぞれ演じるとのことだ。  「第9地区」「チャッピー」のニール・ブロムカンプ監督がメガホンをとる本作は、まもなくヨーロッパでクランクイン。2023年8月11日の全米公開を予定している。  ピート・デビッドソン、ナオミ・スコット主演のコメディ「Wizards(原題)」を撮り終えたばかりのブルームは次に、アンディ・マクダウェルと共演した新作スリラー「Red Right Hand(原題)」が公開を控えているほか、Amazon Primeオリジナルシリーズ「カーニバル・ロウ」のシーズン2に主演兼制作総指揮として続投が決まっている。

8月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:6168
ナイス数:78

 

暗殺者の反撃〔上〕 (ハヤカワ文庫 NV)暗殺者の反撃〔上〕 (ハヤカワ文庫 NV)感想
なんとこの巻からスーザン登場!まあ『グレイマン』に出てきたのとは名前が同じだけで完全に別キャラなんだけど。ジェントリー(シックス)はスマホを使いこなしウーバーまで呼んでいる。さすが順応が早い。異国では孤独に耐えていた彼だが、故国に帰って里心がついたのか店員との何て事のないやりとりに感情を深く揺さぶられるシーンがある。今までどれだけの辛さを我慢していたのだろう?彼の人間性に触れられる名場面だ。もちろんそれを「恩義」に感じたせいでその後避けられたはずのトラブルに真っ向飛び込んでいくのだが。損な性格だよシックス
読了日:08月22日 著者:マーク・グリーニー

 


暗殺者の反撃〔下〕 (ハヤカワ文庫 NV)暗殺者の反撃〔下〕 (ハヤカワ文庫 NV)感想
この巻で6を苦しめてきた「目撃次第射殺」の謎は解決。最初から引っ張ってきただけに、大した事なかったらどうしようという不安が読者にはあったわけだが、充分納得のいくレベルで大満足。デニーはざまあみろとしか言いようのない最期を遂げたし、最初はワンマンアーミーだった6にも何となく仲間はできたし、父親との関係も見直せたしでとりあえずは大団円。気になるのは作者がこの謎をどの段階で考えついたか。当初は違ったと思うんだよね。伏線をいきなり破棄したくだりがあったから。きっと書く内に最高の「謎」を思いついたのよね。お疲れ様!
読了日:08月22日 著者:マーク・グリーニー

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8月の読書メーター
読んだ本の数:16
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暗殺者の復讐 (ハヤカワ文庫NV)暗殺者の復讐 (ハヤカワ文庫NV)感想
2014年出版でスマホにドローンに監視カメラと道具立てが現在とほぼ同じになった。顔認証や歩容で個人を特定するシステムも発達し、周囲に溶け込むのが人一倍優れたグレイマンといえど仕事がやりづらい世の中が到来している。2016年の映画『ジェイソン・ボーン』でボーンが砂漠の近辺でその日暮らしに近い生活を送っている描写があったが、本書を読んでその理由がよ~く分かった。シックスはボーンの後に養成されるようになった人間兵器みたいな感じだ。洗脳ではなく、個人の精神的な特性を利用して。肉体も心もズタボロにされる6が可哀想。
読了日:08月17日 著者:マーク グリーニー

 


どうにもとまらない歌謡曲: 七〇年代のジェンダー (ちくま文庫 せ 14-1)どうにもとまらない歌謡曲: 七〇年代のジェンダー (ちくま文庫 せ 14-1)感想
本書の冒頭を読んで今更ながら自分の恋愛観が恥ずかしい程歌謡曲(の歌詞)の影響下にある事に気づき絶望に駆られた。子どもの頃に美しいメロディーと共に心に入り込まれたら自我を形成する一部になるのは仕方ないが、それに気づかないまま人生送り無駄に縛られてきたのかと思うとガックリくる。それはさておき批評や評論を生業とする人は根っからの皮肉屋ではないかと改めて思った。物事をわざわざ側面から見、捻った解釈を与え、意地悪な名付けをし、無関係と思われる事象を結びつける。その視点にはっとし、文章にニヤリともするが、最後は疲れた
読了日:08月09日 著者:舌津 智之
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