8月の読書メーター
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ナイス数:78

 

暗殺者の飛躍〔上〕 (ハヤカワ文庫 NV)暗殺者の飛躍〔上〕 (ハヤカワ文庫 NV)感想
本のスーザンは優秀だが性格はドラマよりさらに悪い。フィッツロイも再登場で、『グレイマン』でのポジションは本書に準拠しているようだ。本作では香港を皮切りに東南アジアが舞台。そこに中国軍人やロシアの情報局員が送り込まれてアジアンマフィアも交えての大混戦に! 騒動の中心にいながら動くと撃たれるのでじっとしているしかないシックスの「苦境」が笑える。一人の中国人を捜して救いだし米国に送り届けるという任務はどんどん複雑で困難になるし、シックスにはその他にやり遂げなくてはならない事があるし、一体この先どうなることやら。
読了日:08月27日 著者:マーク・グリーニー


暗殺者の飛躍〔下〕 (ハヤカワ文庫 NV)暗殺者の飛躍〔下〕 (ハヤカワ文庫 NV)感想
タイトル、「飛躍」じゃなく「悲惨」でいいのでは。相変わらず汚い仕事に巻き込まれて気の毒なシックスなのであった。しかし今回はちょっとした嬉しい展開が♪彼の人間らしい側面がいくつか描写され、役者も揃ったから次作からはチーム戦でスパ大作戦みたいな話になるのかなと思ったら、全然そんな事はないのであった。どこまでも孤独なワンマンアーミー設定なのね。下巻ではアジアンマフィアと手を組んでいるイタリアンマフィアも出てくる。政治よりも悪事の方が国の境を超えて手を結びやすいというのが皮肉である。民主主義というのは難しい。
読了日:08月27日 著者:マーク・グリーニー
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『ロード・オブ・ザ・リング』オーランド・ブルームが『力の指輪』エルフと!添えた「一言」が力強い

 
 
> J・R・R・トールキンによる小説を原作とし、Amazonプライム・ビデオ史上最大の初日視聴者数を記録したドラマ『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』は、原作における第二紀の時代を舞台としており、第三紀が舞台だった映画『ロード・オブ・ザ・リング』に登場したキャラクターの若き姿や、新しいキャラクターとが様々に活躍する。
 
 

非常に高い評価を得ている一方で、白人ではない俳優も多くキャスティングされているため、人種差別に基づく誹謗中傷も起こっているが、差別発言によって変化が元に戻されることはない。

 シルヴァン・エルフの戦士であるアロンディルを演じた、プエルトリコ人のイスマエル・クルス・コルドバは、キャスティングが発表された2年前からSNSでヘイトスピーチは受けてきたと明かし、しかしついに配信が開始となった今では、「“でもエルフはそんな外見じゃない”というのは言い訳になりません。そうじゃなかったのかもしれませんが、今はそうなんですから」と言って胸にある誇りを示した

 そんなエルフたちのことを、『ロード・オブ・ザ・リング』でホビットを演じたイライジャ・ウッド、ショーン・アスティン、ドミニク・モナハン、そしてビリー・ボイドはサポート。様々な色をしたエルフの耳のイラストと、エルフ語で「ここではみんな歓迎される」と書かれたグッズを身につけた写真をそれぞれのSNSで投稿した。

 そして、さらにオーランド・ブルームも人種差別に反対する姿勢を明確にした。彼は、イスマエルと対面! 『ロード・オブ・ザ・リング』のシンダールのレゴラスと、『力の指輪』のシルヴァン・エルフのアロンディルによる2ショットは胸アツ。

 

オーランドはその投稿に「mellon」という単語とエルフの絵文字を添えた。「mellon」は、シンダールの言葉で「友達」という意味! シンプルに力強く、新旧エルフたちの絆を見せたオーランド。イスマエルはコメントで、「大きな愛を、友達」という返信と、肌色の異なるエルフたちの絵文字を書き込んでいた。

 ちなみに、ドラマが制作されるということだけが発表されていた2019年に、オーランドは自分はもう年を取りすぎたとして、レゴラスをふたたび演じることはないとコメント。その後、舞台が第二紀であることが明らかとなり、オリジナルキャストの出演はなさそうだということが分かった。しかし、『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影中にオーランドが片思いしていたケイト・ブランシェットが演じたガラドリエルは、モーフィッド・クラークがバトンを引き継ぎ登場している。