仏教入門(2)・・・仏教って何?を続けましょう。 | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし




上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。

つぶやきを進めましょう。
仏教とは何?・・・仏教入門(2)を続けましょう。
真言密教は「凡聖一切の有情は『六大』によって造られている」と言います。
【ここはこのまま素直に頭に入れましょうね】
『六大』とは=地大・水大・火大・風大・空大と『識』大の『六大』を言います。
【言うなれば・・大宇宙本体です】
【地・水・火・風・空・識】についてはあとで詳しく解説しますね】

これは聖者の世界・凡夫の世界である一切の有情世界=『十界』は『六大』で造られているということを表しています。
それを踏まえると、『六大』から観れば『十界』世界に区別はなく、「平等である」・「一如である」という観念が生まれます。
凡聖不二。
凡聖一如。
凡仏平等。
凡仏一如。
・・・・・という観念です。
【上記の言葉は密教の常用語です】
凡聖平等の観念から理解できることは『十界』は聖者の世界も凡夫の世界も、それぞれが関係して、必要性があって存在するということです。
どれが欠けても『十界』は成立しないのです。
「仏=お釈迦様の世界」は人間達の世界があって、成り立ちます。

人間の世界も地獄の世界があって成り立ちます。
この平等思想とは、それぞれが平等の地位を表すのではなく必要(存在性の意義がある)があって、関係して成り立つことを表している・・と認識してください。
〔この生命あるものの世界(有情世界)では、如何なる生き物であっても、不要な生き物は存在しない・・すべて生きる必要があって存在することになるということになりませんか?〕
・・・これは私からの結論ではなく、皆さんへの宿題に”