ごめん、愛してる ネタバレ・あらすじ 14話 | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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ごめん、愛してる ネタバレ・あらすじ 13話の続き。

ごめん、愛してる ネタバレ・あらすじ 14話

ごめん、愛してる 14話 概要

ついに、ムヒョクの命が残り少ない事を知るウンチェは、
彼を傷つけた後悔と共にムヒョクの元に走ろうとするが、
さまざまな人の思惑が、それを阻止する。
ムヒョク恋しさのあまりに、ウンチェは、何度もムヒョクの幻を見るようになってしまう。
求めあう2つの魂がようやく巡り会えたのも束の間、再び倒れて緊急入院となったムヒョクは、
後数週間の命と診断されて、ウンチェのために彼女から離れる決断をする。

ごめん、愛してる 動画(韓国)
ごめん、愛してる 動画(日本)

「お前の母さんが、この世に生み落としたお前の兄貴だ。おまえとの違いは、おまえは大事に育てられて、
俺と双子の姉さんは捨てられたって事。ゴミみたいに。」
そしてムヒョクはユンの肩を叩き「そういう事だから、甘ったれてないで帰ってくれ。
お前の甘えに付き合うのはもううんざりだ。」そう言うと、
ユンを残して家に入った。

家の中ではソギョンとガルチが、碁盤の石を飛ばし合う遊びをしていた。
納得のいかないユンが入って来て、さっき言った事はどういう意味なのか改めて尋ねる。

ムヒョクはユンに背を向けたまま、ソギョンとガルチには聞かせたくない話なので
「ガルチ、お客さんにお茶を用意してきてしてくれ。姉さんも手伝って。」と言って二人を台所へ行かせる。

二人が行くと、ユンはムヒョクの後ろに座り込んで、話し掛けた
「どういう事?作り話はよせよ。俺は信じないぞ。」
ムヒョクは、碁石を飛ばしながら言う。「そうか。なら、信じなくていい。」

暫く、二人の間で「信じない。」「なら信じるな。」と言うやりとりがあった後、ユンはそれが本当なら、
何故、今まで黙っていたのかと聞く。

ムヒョクは終始、背を向けて碁石を飛ばしながら喋っている。
「捨てられるって事の意味がわかるか? そこで終わりって事だ。そこまでの縁だ。もう切れてる。
ノコノコ戻ってきても、絶対に歓迎されない。死ぬまで現れないのが、親孝行。そういう意味だ。
…俺たちはお前と違って、出来損ないだからな。
一人は、いつ死ぬかわからないチンピラで、もう一人は世の中の右も左もわからない間抜けだ。...けどな、
俺たちにだって、それなりに羞恥心や自尊心てものがあるんだよ!」
あまりに唐突な話に、なかなか信じられないユンだった。
ユン>「それで、そうだとして、だったらどうして現れたんだ?」
ムヒョク>「復讐だよ。このまま、死んでしまうのは無念過ぎるだろ。」
ユンの目に、みるみる涙が溢れて零れた。

「あぁ、死ぬ前に電話でもするか。」と言うと、電話をかける動作をするムヒョク。
「母さん、実は俺…あなたの捨てた息子なんです。
もう1人の自慢の息子のために、俺が死にます。宝石のような息子を生かすため、ゴミ同然の息子は死にますよ。
ユンのために流した涙の100万分の1でも、母さん、俺のために流してくれますか? では、さようなら。」

ユンは、泣きながら出て行った。
気持ちの収集がつかないユン。

ムヒョクは、にんまりと笑うと、また碁石を弾く動作を繰り返した。

ソギョンの家を出てきて、よろめくように去って行くユンの後姿を、ミンジェが、心配そうに、こっそりと見ていた。

数時間後、あんまんを買いに出て戻ったガルチが、道の先に、自分達の家へ来たらしいウンチェを見つけて、
駆け寄って行く。
家へと続く階段の下で「ウンチェお姉ちゃん!」と、ガルチは何度も呼びかけるが、
ウンチェはボーッとした感じでなかなか返事をしないで、佇んでいた。
そして、やっとガルチに気が付くと「ガルチ…何でここにいるの?」と不思議な問い掛けをした。
ガルチは「僕の家だもん。叔父さんも母さんも中にいるよ。入ろう。」と言ってウンチェの手を取った。

その手をすぐに外すと、ハッとしたように周りを見回してウンチェは
「自分の家に帰るつもりだったのに…」と記憶を辿るように言う。
そして、ガルチに「ごめんね。」と謝って去って行った。
 
家の中では、腹這いでテレビを見ているソギョンの横で、ムヒョクは仰向けに寝ていた。
帰って来たガルチが、ウンチェが家の前にいたが、なんだか変だったと話すのを聞いたムヒョクは、ムクッと起きて、
ガルチから詳しい話を聞く。
そして心配になり、急いでコートを掴むと、出て行った。
何度も、ウンチェの名を呼びながら、階段を降りて行くムヒョク。

その頃、横断歩道でウンチェは信号待ちをしていた。
信号が青に変わったのに歩き出せないでいるウンチェ。
一人の男性が急いで渡ろうとしてウンチェに後ろから当たり、膝を折り、横座りに、こけてしまう。
そのまま、後ろを振り返ったウンチェの目には、走って来るムヒョクが見える。
いや、それは…過ぎた日のムヒョクと自分自身の睦まじく寄り添う姿。
その一瞬の温かく優しい記憶が、ウンチェの目にプレイバックされている。
後ろから追って来たムヒョクのコートに包まれて幸せを実感したあの日の自分達の姿を見て、思わず微笑みを浮かべるウンチェだった。
けれど、ふと気づくと、誰もいなくて、夜の道に自分一人が立っている。
幻を見ていた事に気付き、急に寂しくなって俯くウンチェ。
すると、いきなりまたコートで後ろからムヒョクが包んでくる。
ムヒョク>「あぁ~っ、寒いなぁ~。雪がたくさん降ればいいな。だろ?」
ウンチェは振り返って、間近にムヒョクの顔を見る。
幻なのか本物なのか、もう判断のつかないウンチェだった。(実際、視聴者も判断がつかないww)


一夜明けって、翌朝、門をくぐって出かけようとして、
門横の石の塀にもたれたて立っているムヒョクが見えるウンチェは、嬉しくてムヒョクに微笑みかける。
けれど実際には、そこには誰もいなくて、幻を見ているのだけど。

ウンチェは幻のムヒョクの正面に立ち「おじさん。」と笑顔で呼びかける。
幻のムヒョクも微笑み返す。

そこにミンチェが出てきて、壁に向かって話し掛けているウンチェを見て「何してるの?壁に向かって、笑ったりして。」
と奇妙に感じる。
それからミンチェは、パソコンを病院にいるオ・ドゥリに届けるように言ってウンチェに渡した。

ユンの病院に向かって車を走らせるウンチェだが、その運転中にも「ウンチェ、ボケちん」というムヒョクの声が聞こえて来て、
困ってしまう。
その後も、ずっーと、こんな調子で、何処にいても、ムヒョクの声が聴こえ、姿が見える現象が続くウンチェ。

 ユンの病室では、オ・ドゥリが、多くの専門書を取り寄せて、懸命に心臓移植について調べていた。
ところが、ユンは無気力で、もう自分のために、そんな風に力を尽くしたりしないで欲しいと言う。
「生きる運命なら生きるし、死ぬ運命なら死ぬだけだから。」
オ・ドゥリはそのユンの態度に怒って「あなたを治すためなら何だってするわ!何だって出来る。」と、
どうやら、ムヒョクの心臓を提供してもらう事を視野に入れているらしき発言をする。
ユンは、そんな母に背中を向けてベットに横たわったままで言った。
「兄貴の心臓を貰って助かったら、母さんはそれで幸せになれると思う? 今後は、何もしないで欲しい…頼むよ…母さん。」
オ・ドゥリは、返す言葉もなく困り果てて、深い溜息をつくと途方に暮れて涙を流すのだった。

その後、オ・ドゥリは、病室を出ると、そこにウンチェが蹲っているのを見つけて心配する。

 ソギョン家では、クリスマスソングを歌いながら無邪気にはしゃぐソギョン。
その傍で、縁側に腰掛けて、ソギョンとガンチの将来の心配をするムヒョクだった。
ムヒョクがソギョンに「ガルチの父親は誰なんだ?」と聞いても、いい加減な答え方をして埒が明かず
「姉さんも、いい人と出逢って結婚しないとな。」と、呟くように話すムヒョクに、
ソギョンは「私、叔父ちゃんと結婚する!」と相変わらず、知恵が働ききらない。

ムヒョクは、俯いたままで「弟とは結婚なんか出来ないんだよ。」と教えるつもりで言うが
「どうして?」と、まるで、わからないソギョン。
 
この後、何往復か不毛なやりとりが続いた事で、こんなにも頼りないのに、もうすぐ傍で守ってやる事が出来なくなるという焦りから、
ムヒョクは激しく姉を怒鳴りつけてしまう。
「兄弟だからさ!この馬鹿め! いい加減にしろよ! ガルチに悪いじゃないか!恥ずかしいし、みっともない!
しっかりしてくれよ。一度言った事は丸ごと覚えておけよ!」
あまりにもムヒョクが感情を炸裂させて、ソギョンを言い聞かせようとするので、ソギョンは怖がって泣いてしまう。
そして、泣きながらガルチの後ろに隠れる。

それを、それまでムヒョクの怒りに、緊張して言葉もなく固まっていたガルチが庇う。
「母さんを怒鳴るな! しつこく教えてやれって、自分が言ったんじゃないか!」
小さな拳を振り上げてムヒュクを叩くガルチ。
そう言われると返す言葉がなくて、されるがままのムヒュクだったが…。

そこに、またしても、差し入れを持ってやって来たオ・ドゥリ。
その彼女を見て「おばさん!」と、泣きながら駆け寄り縋りつくソギョン。
その間にも、男達が、どんどんと差し入れの箱を運び入れて、廊下に置いて行く。

ソギョンが泣いて「叔父ちゃんが、馬鹿って言ったの。」とオ・ドゥリに訴えると、
オ・ドゥリはソギョンを慰めながら、仲裁に入るかのようにムヒョクの方を見て言う。
「何があったとしても、お姉さんに対して、そんな言い方はダメよ。」
[この時、おそらくムヒョクは心の中でこう感じていた筈。
《そもそも誰のせいで、今、こんな状況で、姉に自分が怒っていると…》]
ムヒョクは余計に腹が立って「持って帰れ。全部持って帰れよ! こんなことしなくても、やると、言っただろう!
こんな物で機嫌を取らなくても、俺が死んだら全部やるよ!出て行け!」と怒鳴りつけた。

オ・ドゥリはムヒョクの剣幕に驚きながら「誤解してるわ。私は本当に純粋な気持ちで…」と言い繕うが、
それがますますムヒョクを苛立たせて「出て行け!今すぐに出ていけ!これを持って、出て行け!」と叫び続けるのだった。

事情が全くわからないソギョンが怒って「そっちこそ。あんたが出て行けばいいんだ。おばちゃんに怒鳴るな。
チンピラめ。あんたが出て行け馬鹿野郎!意地悪するな。ここは私の家よ。自分が出て行け!」と罵倒した。

悲しい気持ちでムヒョクは出て行き、その後ろ姿に
オ・ドゥリが心配そうに、「ミスター、チャー!」と呼びかけた。

その後、オ・ドゥリは、ソギョンたちに、自分は悪意なく、ガルチとソギョンにただ会いたくて来たのだと説明する。
今ではすっかりオ・ドゥリに懐いてしまったソギョンは「信じてくれるわね?」の問いかけに「うん。」と可愛く頷く。
オ・ドゥリとムヒョクの間では互いに、意思疎通がままならないが、
単純なソギョンとは、プレゼント作戦で近頃グッと距離を縮めたオ・ドゥリだった。


一方、ユンの病室で付き添うウンチェは、パソコンで、病床にあるユンに寄せられたファンからのメッセージを読んであげていた。
ところが、そんな最中にさえも、頭の中にムヒョクの声が響いて来る。
「俺の心臓をユンにやるから、お前、俺と付き合え。」や、その他たくさんの過去に聞いたムヒョクの言葉。
思わず耳を塞いで動揺するウンチェに、ユンが驚いて心配する。
ウンチェは気持ちを落ちつけようとして「少しだけ外に出て来る。」と告げて、病室を出て行く。

その頃、ションボリしながら街中を歩くムヒョク。
同時刻、病院の庭のベンチに座ったウンチェは、ついにムヒョクに電話してしまう。
歩道橋の上で、携帯に出たムヒョクだったが、ウンチェは無言のまま何も喋らない。
ムヒョク>「…ウンチェ、ウンチェだろ?ボケちん。ウンチェ、元気か?俺も…おじさんも、メチャクチャ元気にやってるよ。本当に、体調は大丈夫?」

ウンチェはジッとムヒョクの声に聞き入っている。
すると、涙が自然と出てきて、真珠のようにウンチェの下瞼のフチに貯まっているが、そのまま無言で電話を切った。

ムヒョクは、ウンチェが心配で走り出す。

ウンチェの様子がおかしい事に気付いたユンが、ベンチに座るウンチェを、後ろから心配そうに見つめていた。
「"ボケちん、会いたくてダッシュで走ってきたよ。嬉しいか?」
ウンチェは、息を切らして目の前に立つムヒョクに「おじさん。」と言って微笑みかける。
そこへユンが「ウンチェ。何をしてるの?」と声を掛けて、ウンチェは幻覚から覚めて「おじさん、おじさん!」と顔色を変えてムヒョクの姿を探すのだった。
ユンは、そんな、心のバランスを崩したウンチェの姿に、大きな衝撃を受ける。
「戻ろう。」ユンに手を引かれて、ウンチェはムヒョクの姿を探しながらも、病院の建物へと戻って行く。

それと入れ違いに、さっきまでウンチェが座っていたベンチ近くまで走って来た本物のムヒョクだったが…外にはウンチェの姿はなく、
かと言って建物の中へ入って行く事が出来ず、諦めて引き返して行く。


夜になって、ムヒョクがソギョンの家に帰り着いた頃、ちょうどオ・ドゥリが帰ろうとしていて、
ガルチとソギョンも見送りに出て来ていた。
その声を耳にして、思わず身を隠すムヒョク。

オ・ドゥリ>「ユンから受けたストレス、全部解消出来たわ。また、来てもいい?」
親しげに二人の頬を両手で触って話すオ・ドゥリに、ソギョンもガルチも嬉しそうに返事を返していた。
「アニョーン」と手を振り帰って行く母の背中をムヒョクはジッと見つめる。

ユンの病室。
相変わらず、気の抜けたような様子のウンチェを呼んで、傍に座らせると、ユンは手を伸ばし抱き締めて
「お前が望むなら、もう束縛はしない。」と言って一筋の涙を零す。

けれど、ウンチェが今心から求めているのはムヒョクと知りながら
「でも、兄貴だけはダメだ。兄貴ではなくて、他の男が現れたら、その時は黙って身を引くよ。」と無意味な条件付き放流だと言う。
そして、ウンチェを離すと、急に眠気に襲われたから寝ると言って横になった。


母が帰った後も、ソギョンの家に入れず、家の前の階段に座っているムヒョクにユンから電話が入る。
用件は、ウンチェが、精神的に壊れかけている。それは自分達二人が追い詰めたからなので、自分も諦めるから兄貴もウンチェを諦めてくれという事。
ムヒョクは、きっぱり一言「嫌だ」と告げて電話を切った。
そして、ウンチェの事が心配で、再び走り出すムヒョク。

タクシーがつかまらず、仕方なく走るムヒョク。
病院の帰り、車を運転していて、空耳が聴こえて 急ブレーキをかけたせいで、後ろの車が衝突してしまい
後ろの車から降りてきた男がウンチェの車の窓越しにクレームを言い始めた。
車を降りてペコペコ謝るウンチェに、男のイチャモンは続いた。
男がウンチェを押していると、いつの間にか、その場に来ていたムヒョクが男の腕を捩じ上げた。
「いい加減にしろ!手首をへし折るぞ」


ムヒョクがウンチェの車を運転して売店に寄るとムヒュクが降りて飲み物を買って来た。
ウンチェは夢だと思っていて俯いたままでムヒョクの顔を見ようともしない。
ムヒョク>「おじさんの顔、全然見ないのか?」
ウンチェ>「目が覚めそうで。目が覚めるのが、凄く恐ろしいから。」
ムヒョク>「夢じゃないよ、ウンチェ。」
ウンチェ>「騙されないわ。いつも夢じゃない、夢じゃないって信じて、そして、おじさんの顔を見て、
おじさんと手をつないだら、消えちゃう。…ウンチェ、起きて。これは夢なのよ」
ムヒョク>「夢じゃないて。」
夢と現実の区別がつかなくなっているウンチェの手を取り、ムヒョクは自分の顔に触らせ、
次に自分の胸の上に置くと、「心臓の鼓動を感じるだろう?俺は此処だ。お前の傍にいるよ。」と伝えた。

ウンチェは、恐る恐るムヒョクの顔を手で触り、温もりを指先に感じ取ると、ムヒョクの胸に倒れ込むように身を預けた。
ウンチェの肩をしっかりと抱くムヒョク。彷徨い続けた2つの心が、ようやく解け合う。

この夜を境に、まるで私設ボディガードのごとく、ムヒョクのウンチェ見守り行動が開始した。

ウンチェが姉とスーパーで買い物後、レジまで来て財布を忘れたと言うやいなや、横からスッとお札を出して支払ってくれる。

地下鉄の通路で、ホームレスに自分のコートを着せたウンチェを知ると、すぐにそのホームレスのおじさんに、
そのコートと自分のジャケットを交換してもらい、コートをウンチェに着せ掛けてあげるのだ。
そしてTシャツ1枚になり、颯爽と去って行く。
この時、ウンチェと一緒にいたミンチェも、流石のカッコ良さを目の当たりにしてハートを鷲掴みにされる。


ソギョンの家の近くまで、Tシャツ姿で戻って来たムヒョク。
少し前を歩くガルチに追いついて、肩を抱いて歩きながら話し掛ける。
「母さんを怒鳴ったのは、叔父さんに時間がないからなんだ。時間があれば、
10回でも100回でも教えてやるんだけど、叔父ちゃんにはそんな時間がないんだ。」
けれど、ガルチには、どうして時間がないのかという、その根本のところがわからないので、
漠然とした不安を搔きたてられてしまった。
ガルチは賢い子なので、ムヒョクの「時間がない。」という発言と、
オ・ドゥリが来たときに「俺が死んだら全部やる!」と叫んでいた事や、
度々具合が悪くなってトイレで吐いたり、鼻血を出したりするムヒョクの様子を考え合せて、
それは《死んでしまう》という意味ではないだろうか…という考えに辿り着くのだった。

そんな不安で一杯のガルチは、またしても洗面所で倒れてるムヒョクを見つける。
「おじさん!しっかりして!おじさん!」と、泣きながらムヒョクを揺するガルチだった。


病院のベンチにウンチェ父と並んで腰を降ろしてオ・ドゥリが、最近の出来事や現在の心境を話していた。
「ユンが、心臓提供の申し出を断るって言うの。兄貴の心臓で生きながらえるくらいなら死ぬって。
そんなにも、彼を慕ってたのね。そのせいかしら?私も、此の頃は、彼に親しみを覚えるのよ。
日を重ねるほどに、会えば会うほどに、彼と彼の家族に情を感じるのよ。
ずっーーと昔から知っていた間柄みたいに。私も年なのね。
運命に任せることにしたわ。もしも、ユンが神様に召されたら、私も後を追えば、それでいい。」
複雑な思いで、彼女の話を聞いていたウンチェ父だった。

その二人の前を、通過して救急車が到着した。ムヒョクが運ばれて来たのだ。

カルチから連絡を受け、ウンチェは、ムヒョクの病室へと駆けつけた。
不安で苦しくなる胸を押さえながら、ウンチェは病室のドアに手を掛けた。
病室では意識のないムヒョクの傍らでソギョンとガルチが泣き縋っていた。


ユンも自分の病室で、母からムヒョクが倒れて運ばれた事を聞く。
しかも相当、容態が悪く、医師の話だと、数週間ももたないだろうと。

ムヒョクの病室では、ウンチェが付き添っている。
意識のないムヒョクの傍らに座りながら、余命が残り少ないと知ってからの、彼の言葉のすべてを回想するウンチェ。

真夜中に意識を取り戻したムヒョクは、辺りを見回して、ここが病院である事がわかり、
傍のソファでソギョンとガルチが眠り込んでいるのを目にする。
そして、ウンチェを探すと、ベッドの足元の鉄柵を掴んで頭を乗せて、寝てる姿を見つける。
そのウンチェの横顔を見つめるムヒョク。
自分達のせいでウンチェが変になってしまったというユンの言葉がムヒョクの頭の中に蘇り、
ウンチェの横顔を見つめるムヒョクの目に、涙が溢れて零れる。
「してあげたいことが、とても沢山あったのに…いつもおじさんを傷つけてばかり」
《互いに傷つけあうばかりならば、ユンの言うように身を引く方が、ウンチェのためになるのかな…。》
そんな考えが脳裏を過ぎり、これ以上ウンチェを苦しめたたくなくて、
この時、ムヒョクは、ウンチェの傍を離れる決心をする。
だから、点滴の管を引き抜いて、立ち上がると、ウンチェに、そっと、コートを掛けてあげ、
病院のパジャマ姿のまんま、裸足で、外へ抜け出した。
そして、夜の街をふらつきながら歩いて、道端で倒れそうになる直前、携帯でミンジュに連絡する。


その後、目を覚ましたウンチェは、ムヒョクの姿が消えている事に焦り、顔色を変えて探しにと出て行く。
そして、交通量の多い道路を挟んで、ウンチェから反対側の、歩道の縁石の上に震えながら座り込むムヒョクを見つけたウンチェは
「おじさん!」と呼びかける。
しかし、そこへ到着したミンジュの車に乗り込んでしまったムヒョク。
ミンジュ>「どうしたの? しっかり!」
ムヒョク>「俺を連れて行ってくれ。」
ミンジュ>「この体で、いったい何処へ?」
ムヒョク>「何処でもいい。ソウルから一番遠く離れた所へ。此処から一番遠い所へ連れていってくれ。頼む!」
ウンチェは「おじさん。おじさん!」と叫び続けるが、ムヒョクを乗せたミンジェの車は無情に走り去って行った。   

ごめん、愛してる ネタバレ・あらすじ 15話へ。

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ベルごめん、愛してる(日本)1話で声優の神谷浩史さん副音声でぺクラン(イ・スヒョク)の日本語吹き替えを担当
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