地方の受験生よ、受験は独りで行こう | 大学受験の記録
2023/8/8

地方の受験生よ、受験は独りで行こう

大学受験といえば、特に地方出身の受験生にとっては一大イベントになります。

地元でも国立大学は県庁所在地あたりにしかない場合が多いですし、全国的な有名大学は今までほとんど行ったこともない大都会にあるからです。

もちろん、親に同伴してもらえばいいわけですが、いい歳して、もはや母親に同伴してもらうわけにはいかないだろうし、よく知らない親なら、むしろ足手まといになりかねません。

すると、もう一つの手は、友人と行くことですが、これはあまりお勧めしません。

なぜなら、子どもどうしでは、結局頼りにはならないし、友人と行くと、受験前の晩遅くまでついくだらない話に興じてしまい、夜更かしして当日眠くなったりする危険もあるからです。

ここまで来たら、じたばたせず、独りで行きましょう。

いずれにしろ、高校卒業後は独りで行動することになるのですからその覚悟が必要です。

前日早めにホテルなど宿泊先に行き、いったん荷物を置いて、必ず受験会場まで下見に行きましょう。

何と言っても都会だと、周囲がビルだらけでどこにあるのか見当もつきません。

また、中小都市の大学だと交通が不便で、これもどうやって行くか迷うものです。

また、都会の雰囲気は地方とは全然違いますから、早めの慣れが必要です。

電車内も通りもひどく人で混雑していますし、地方ではあまりみない疲れた顔の人々がたくさんいます。

前の晩はもしかするとなかなか眠れないかもしれませんが、一晩ぐらいは大丈夫。

そのかわり、目をつむったままじっとしていましょう。

眠れないからといって参考書などは読まないことです。Hey動画見放題プラン

偏差値と私とは違った高校選び

進学する高校を選ぶ際、まず偏差値を選定基準にするという人は多いと思います。

私も、進学する際は自分に合った偏差値の学校に進学しました。

ただ、進学したあとに他の生徒を見て思ったことがあります。

クラスメイトにも何人かいましたが、どうしてこの高校にこんなに勉強が出来る人がいるんだろう、という感想を抱かずにはいられないほど成績がいい生徒がいました。

私もその中の数人しか知りませんが、その後の三年間も彼らは成績トップクラスを保ち、大学や専門学校に進学しその後も充実した生活を送っているようです。

私の友人の一人もそんな生徒で、私は彼がどうしてこの高校を選んだのか気になって聞いてみたことがあります。

彼の答えは、家から近かったからのと、なんとなくこの高校がいい気がした、という私からすれば少しもったいないように感じてしまうものでした。

ですが、私には少なくとも彼が適当に高校を選んだという気はしませんでした。

彼には偏差値より優先すべき条件があって、それに従って高校を選んだだけなんだろうな、というのがなんとなく分かりました。

私自身は、高校や大学を選ぶ上で、偏差値に勝る選定基準は無いと思っていますし、その考えは今でも変わりません。

進学後の授業の内容も、その後の進路の選択も、この偏差値が大きく関わってくるというのは間違いないと思います。

ただ、彼の考えを聞いて、自分の偏差値を基準とした学校選びは、考え方の一つでしかないんだということに気付くことが出来ました。


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