学問に近道なし。日々の授業を大切に。 | 大学受験の記録
2023/9/13

学問に近道なし。日々の授業を大切に

神戸大学文学部に現役で合格しました。

うちの両親は、子供を塾や予備校に通わせるのは無駄だと考えていましたし、私自身もあまりそういったものに興味がなかったので、自分で買った問題集や参考書などを利用しての受験勉強となりました。

受験勉強といっても、まず大切なことは日々の授業をきちんと理解し、身につけていくことだと思います。

私が通っていた高校は、進学校というほどでもなく普通よりちょっと上程度でした。

そのため周りには予備校を重視して、学校の進度の遅い授業を馬鹿にし、まじめに聞かない学生も多くいましたが、なんといっても学校にいる時間が一番長いのですから、そこを無駄時間にしてしまうのはとても非効率的だと思います。

英語と古文・漢文は授業前に一語いちごを辞書で確認しながらきっちりと現代語訳しておくことが大切です。

どの語がどういう意味を持っていて、どういう活用をしているのか、どこをどのように質問されても答えられる程度の予習をする習慣をつけておけば、自然に実力も身についてきます。

ここで教科書ガイドなどでその「答え」だけを見てしまうととても楽なのですが、自分の力にはなりませんね。

自分で考えて出した答えのほうが、頭に刻み込まれるのは当然です。

地理や歴史など、暗記科目の勉強で重要なことは、覚えていることを暗誦するだけではなく、実際に紙に書いてみることだと思います。

覚えているつもりでも、文字にして表そうとしてみると案外あやふやで、しっかり書けないということはよくあります。

「自分がちゃんと理解し、本当に記憶できているのか」を確かめるためには、時間がかかって面倒なように感じられても、手を動かして書いていくことが結局は効率的なんです。

本当に力いっぱい勉強し、準備万端で挑む試験は、鍛え上げられたアスリートが全力疾走をするのと同じように爽快なものです。

目標を達成するために頑張ってくださいね。

世界史は全ての学問のバックボーン

センター試験の受験科目として地歴の中からどれか1つを選ぶとしたら何がよいでしょうか?もちろん基本的にはその受験生が好きなものを選ぶのが一番です。

ではもし、どれがよいか決めかねているのでしたら、世界史をぜひおすすめします。

なぜなら世界史はほかのすべての地歴科目の内容に通じているからです。

もっといえば、ほかのジャンルの様々な内容のバックボーンになり得るのです。

たとえば、倫理の教科書に登場する多くの哲学者たちは、その時代、その時代の背景の中で自説を展開してきました。

とすれば、彼らの思想を理解するのはその時代背景となる世界史を知っておくと非常によいのです。

また地理の場合、特に地誌の内容は世界史で学ぶ地名と共通することが多くあります。

日本史はもちろん、世界の中の日本ですから、特に日本の近現代史は世界史に相通じることが多くあります。

政治経済は、たとえば産業革命により多くの賃金労働者が生まれた背景や、資本主義、社会主義といった概念の背景となる部分はやはり世界史なのです。

さらに将来、大学に進んでからも、たとえば社会科学を学ぶような場合、世界史を知っていると、様々な学説を理解する上でとても役に立ちます。

こういう意味において、世界史は全ての学問のバックボーンとなる非常に大切な科目といえます。

もし、地歴科目の選択に迷っておられるならぜひとも世界史をおすすめします。

世界史には様々なドラマがあります。

そのドラマを演じているのは全て我々と同じ人間なのです。

かつての権力者たちが求めたもの、そして彼らの生き様はどうだったのかについて学んでいきましょう。

きっとこれからの皆さんの人生にとって大きなヒントになることでしょう。盗撮動画サイト


1| 2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|