育英年金とは、契約者(主に親)の死亡時あるいは高度障害時に給付が始まる年金です。
育英年金が付いていない学資保険は、契約者に万一の時は保険料の払込が不要になりますが保障は続くため、本来の保険金の受取時期が来れば学資用の保険金が支払われます。
通常はこちらのタイプを選択する方が多いです。
一方で育英年金つきの学資保険は、契約者に万一のときは保険料の払込が不要になります。
ここから育英年金の給付が始まります。
育英年金の給付を保険期間中受け取ることができかつ、学資用の保険金も受け取ることができます。
一例を挙げて説明します。
日本生命『ニッセイこどもの保険 げんき』の場合
育英年金つきでは2位の学資保険、日本生命『ニッセイこどもの保険 げんき』です。契約例① 【返戻率】:85.3% 【年利】:-1.812% 【支払総額】:2,286,792円(=月10,587円×12ヶ月×18年) 【受取総額】:1,950,000円 【受取方法】:育英年金あり(年額60万円)の契約例です。子供が6才(15万円)・12才(15万円)・15才(15万円)・18才(150万円)の時点で、分割してそれぞれ受け取り。 【契約者/被保険者】:男 30才/男 0才 【保険料払込期間/保険期間】:18年/18年 |
契約者(主に親)に何事もなかった場合
この契約の場合、毎月10,587円の払い込みになります。金8天国保険期間が18年ですので、18年×12か月の回数を払い込みます。
子供の年齢が6、12、15、18才の時点でそれぞれ保険金の受け取りがあります。
この保険金は子供が18歳未満であれば「祝い金」、18歳以上であれば「学資金」と呼んだりしますが、基本的には大きな違いはありません。
子供が18歳になった時に受け取る保険金を最後に保険契約は終了します。
契約者(主に親)に万一があった場合
契約者に万一があった際、保険料の払込は免除され、手続きがスムーズに進めば数営業日で育英年金の給付が行われます。なお、当保険の場合は年一度の給付ですので毎年60万円が振り込まれることになります(月払ではない)。
さらに育英年金を受け取りつつ、子供の年齢が6、12、15、18才の時点での祝い金と学資用の保険金を受け取ることができます。
返戻率・利率が気になる場合は、生命保険との併用もアリ
育英年金つきは、通常タイプ(育英年金なし)と比べると返戻率・利率は小さくなります。理由は、保険金の支払事由になった(契約者に万一があった)場合、保険会社の支払分が受け取った分より非常に大きくなるためです。
そのため学資保険と貯蓄型の生命保険を組み合わせるという選択もできます。
または貯蓄型の生命保険の一択でも良いと思います。