Face bookとブログの使い分けが難しい・・・



でも、ブログしか読んでない方もいるので、同じ話題ですが書きます。


その前に、


タマレ引き上げの日を決めました。

3月7日にタマレを去る予定です。

帰国日は20日ですが、その前に首都で帰国プログラムがあるので、少し早めに任地から首都に引越しをしなければいけません。


というわけで、学校に通うのもあと2週間・・・2週間!

あれもやってこれもやってと追い込みをかけていると忙しくてあまりもうすぐ離れるとか考えないですが、

最近校長から同僚達に、ナツコは7日にタマレを離れるよっていう話があってから、学校内で私がもうすぐ帰るモードに。

みんなに「ガーナに帰ってくる?」と聞かれ、、返答に困る。

ガーナ、いつかもう一度帰ってくるだろうか。今はほんとにわかりません。



で、ガーナ生活もあと1ヶ月。

ガーナの様子を少しずつですがブログで紹介してきました。


しかし!先週、忘れもしないあれは月曜日。

ガーナに来て最大の悲劇が私を襲いました。

なんか親なんかにものすごく心配されそうで書くの迷いましたが、書きます。

これもガーナの生活の一部!


その日は朝、出勤時間ぎりぎりに起きてしまい、朝ごはんを食べずに出勤。

お腹が空いたので10時の休憩時間によく行く食堂へ。(食堂と言っても屋根とイス机があるだけの半分屋外みたいなところ)

いつも頼むのは「ライス&シチュー」。

これは白いご飯にトマトベースのソースがかかったものです。

そしてフライドチキンがのっているのがオーソドックスなスタイル。


私は、ぼーっと店の脇を通り過ぎる羊の群れを眺めながら遅めの朝食を取っていました。

ライスをあらかた食べ終え、チキンに取り掛かりました。

いい風が店を通り抜けていく。

群れから外れた羊が店の中を通り過ぎていく。


のどかだな~ムシャムシャ・・・


と、何気なく自分が今齧っていたチキンに目をやると。。。



んあ!?



なんか動いてる??!!



よくよく見ると、けっこういっぱい動いてる??!!

なにか白くてうにゃうにゃしたものが!!



一瞬パニックになり、口に含んでいたものをペッと出すと、その中にも・・・・・・・・




あーー、こうして書いていると、またあの時の情景がまざまざと思い出されてきました。

気持ち悪い。



なんと、私のチキンの中にはとある虫さんの幼虫が潜んでいたのです。


これはもうホラーです。



飲み込んでしまった分も吐き出したかったけど、もう遅い。


必死で口をゆすぎ、お店のおねーちゃんに


「ちょっとこれ見てよ?!」とお皿を差し出すと、


「オゥ、ソーリー。これ、昨日揚げたやつなの」



いやいやいやいやあ!

ソーリーって!

しかも「昨日揚げたやつなの」は「昨日揚げたばかりのやつなのに何でかしら」っていうニュアンス。


もーーー!日本だったら、ニュースだぞ?!ヤフートップに載っちゃうよ?!廃業だよ?!


でも、ここはガーナ。

もちろんしょっちゅう虫入りのごはんが出てくるわけではないけど、虫が入っててもしょうがない。たまたま運が悪かった。それで済んでしまいます。


とにかく、自分のお腹が心配ですぐにJICAの健康管理員に電話。


「朝からすいません!私今○○食べちゃったんですけど、どうしましょう。泣」

と泣きついたところ、

「ん~、まあ、大丈夫でしょ。たんぱく質ですから。だってあなた、カブトムシの幼虫食べる人だっているんだから。」


それでもわが身が心配で食いつく私。

「でも、でも、もしおなか壊したらどうしましょう?!なんか薬飲んどいた方がよくないですか?!」



「おなか壊したら、その時考えましょう。」



・・・・・さすがアフリカ経験の長いI健康管理員。

どっしりと構えております。



とりあえず健康管理員を信じ、何も処置はしないことに。



でも私の気持ちはおさまらず、仲のよい隊員2人に

「ごめん、何の用もないんだけどね、私今○○食べちゃったよ~。泣」と電話。


もう今日は家帰りたいって思うぐらいへこみました。


外食には気をつけてください。と日頃から注意は受けますが、

2年も住むとなるとそんなこと言ってられない。

普通に外でも食べるし、屋台で売ってるものも食べます。

もう、ちょっとやそっとじゃ壊れないお腹になっています。


でもあれはきつかったな~~

ここにきて、アフリカの洗礼を受けました。


ただし、やっぱり1週間経った今、お腹に異常はありません。

やっぱりたんぱく質だったみたいです。


ビバ!アフリカ!






ガーナ人は討論好きです。

きっとガーナ人だけじゃなくて、外国人って自分の意見をはっきり言う。

自分の意見をはっきり言えないのは日本人の悪いところだ。っていうのは、

海外で生活したことのある人は感じた事があるのではないでしょうか。

って一般論みたいなことを言ってみる。


けどガーナの場合、その討論の内容もまたすごいんです。



今日は配属先の女性スタッフだけのミーティングでした。


これは学校の仕事に関する議題を取り上げるものではなく、

女性スタッフみんなで組織している「フェイスヒル女性協会」のミーティング。


で、この協会、私もフェイスヒルの女性スタッフであって、自動的に会員なんですが、何のために組織してるのか、いまいち存在理由がよくわからん・・・っていうのが私の第一印象でした。


でも以前みんなでプールに遊びに行ったりしたのもこの組織の活動の一環であって、


きっととにかく、女性だけのグループを組織して何かしら活動してるってことに意味があるのかな、と最近思ってます。



で、ミーティングの中身はと言うと、もう何でもあり。

誰かが何か問題だと思ったらそれを徹底的に話し合う。


今日のメインの議題は、

「AさんがBさんのドレスを真似した事が、Bさんにとってはとっても嫌なことだった。どうすべきか?!」というもの。


このAさんもBさんも、協会のメンバーでこの話し合いの場にももちろんいます。



この議題だけ見ると、そんなのただの個人的なけんかじゃん?!と思っちゃいますが、

(まあだいたいはそういうところなんですが・・・)


もうちょっと詳しく説明すると、去年のクリスマスショウのとき、みんなでおそろいの生地を買ってドレスを作ったんです。

生地は同じだけどスタイルはそれぞれ自由で。

なのに、AさんがBさんのドレスを真似して同じものを作っちゃったものだから、

Bさんは怒って、大切なクリスマスショウ当日にそのドレスを着なかった。

それが問題なのです。みんなで一緒に着る事に意味があるのに。


もう、日本人の感覚からしたら、「小学生かよ?!」って感じなんですよね。


ガーナ人がミーティングで話してる内容って、

「まさか、そんなことを大の大人が議論してたの?!」

って思ってしまうものが多い。



でも、最近になって、なんかそこがガーナ人のよさだよなあ、とも思うのです。



今回みたいな議題に関して言うと、

要は、誰かが嫌な思いをしてたら、みんなで解決してあげるべきだ!

誰か一人でも、自分の意見を言えずにひとりで悩んでる人がいちゃいけない!



そういう考えから来てると思うんです。


まあ、まず

Bさんが「あれは嫌だった」とみんなに言ったこと自体、私にとってはびっくり。


日本人だったら、

あ、この人私の服装真似してる。

なんかやだな。

でもまあ、いい大人がそんなこと言ってもしょうがないし。。



と、だれもが自分の中にその「なんかいや」を封印させるはず。



しかし、ガーナ人はしないのです。自分の思いを封印するなどということは。


そしてその思いを聞いたからには、みんなで解決しよう。となる。



まずBさん、「私は自分自身を表現するために私独自のスタイルでドレスを作ったのに、それをまねされるなんてとてもいやだった!!」


と主張。


なるほど。そこまで思い入れがあったのか。と私も納得。



Aさんは「私は真似したなんて思わなかったの。テイラー(縫いこさん)に、ジョークでああいう形のもいいなって言ったらほんとにそっくりに作られちゃっただけなのよ!」


と自信満々に反論。


(ほんまかいな。いいなって思って真似しちゃっただけじゃないの?と思ったけど。。)



で、当事者じゃない他のメンバーも次々に意見。

もう意見の嵐。

いちいち収集がつかなくなって、「ちゃんと発言するときは手あげなさいよ!」「ちょっとこれだけは言わせて!あんた間違ってる!!」と大討論会。


「あんた間違ってる!」って、

面と向かって言えますか?

私は、言えない・・・・


でもガーナ人は言えるのです。

しかもものすごい形相で。

(ガーナに愛想笑いという文化はない。

気持ち=表情

役者の立場から見たらなんて素晴らしい。と思うけど。)


そして後に尾を引かないのです。

なぜならその間違ってるは、その場の意見に対して発せられたものであり、その人自身を否定するものではないから。


その話し合いが終われば、みんな元通り仲良し。


結局この議題に関しては、AさんがBさんにみんなの前で「Sorry」と謝り、めでたく解決。

最後には今度のバレンタインデーにチョコレート交換しよう!という話になり、誰と交換するかくじ引きをしました。

なんて平和な。



とにかく、普段から仕事に関しても

「何か思ってる事があるなら、隠さず言って」という話がよくでます。

そして隠さず言えば、みんなが徹底的に話し合ってくれる。

言ったらやっぱり馬鹿にされた。と言うことはないのです。

ちょっとぎゃははは、と笑ったとしても、その人が本気で悩んでるなら、本気で考えてくれる。



だからストレス溜まらないんだろうなあ。



私も、最初のころ同僚の言葉に傷ついたりして、ストレス感じちゃったこともあるけど、


今思えば、皆に話してたら簡単に解決してたんだろうなあ、と。

まあ、今だからそう思えるのであって、その頃に皆に話すってのはやっぱり私にとっては難しかったんだけど。



なんか乱文・長文になっちゃいましたが、

ガーナ人のそういうとこ、結構いいんじゃないって思えてきたって話でした。












このブログでも紹介したことのある

中1のアーノルド君(ご両親が日本に行ったことあるので日本贔屓)。


今日、こんな本を見せてくれました。


私、ガーナにきました。

外国人向けの日本語の教科書。

お母さんが日本で買ってきたものらしいです。


この本、題名からも分かるように中身も全部日本語がローマ字表記。


そうか、まずひらがなとかカタカナとかの形と音を覚えることから始めるより、

日本語会話に重点を置くのならそういうことになりますよね。


ただ、よくよく見てみると各項目の主題やら課題の名前も全部ローマ字表記の日本語。


つまり課題の最初から最後まで、英語での説明が一切ない。



例えば一番最初の項目


まずBunkei(文型のこと)

とあって、


Watashi wa Maiku Mira desu.



とある。

でその後に続く会話を学ぶページでは


Kaiwa 「Hajimemashite」



Sato:   Ohayo gozaimasu

Yamada: Ohayo gozaimasu

        ・

        ・

        ・


といった具合。


もう、それがどんな場面の何なのか、今自分が何を学んでいるのか、イラストから予想するしかない。


しかもその次の課題の“Kaiwa”のシチュエーション、タイトルが

「Honno Kimochi desu」

で、何かと言うと、

新しく越してきたアパートのお隣さんに挨拶に行くっていう場面。


この「ほんの気持ちですが・・・・」っていう表現、

確かに誰かと初めて会うっていうシチュエーションが教科書の最初の方に出てくるってのも

納得いくけど、


日本語教育の勉強を全くしていない私のような日本人からしたら、なんかこう、

日本人の奥ゆかしさみたいなものまで説明しないとこの会話文の意味伝えられない!

でもいきなり日本語ビギナーの外国人のそこまで説明しても混乱させるだけだよな・・・。

とか色々考えちゃう。


まあ確かに我々が最初に手にとった英語の教科書も、

文法うんぬん、語源うんぬんよりまず、

そのシチュエーションで使うことば(Nice to meet you. Nice to meet you, too!みたいな)をとりあえず丸覚え!

っていう感じだったから、

語学を学ぶってのはそういうもんなのかな。とも思うんですが。



で、何かって言うと、ちょっとこの教科書、独学で勉強するには難しすぎるんじゃない?と思って

よくよく冒頭の日本語で書かれた説明を読んでみると、

どうやら別冊で翻訳・解説というのがあるらしい。


たぶん、買ったときはあったんだろうけど、

さすがガーナ人。

物無くす名人。

そんな重要な冊子を無くしてしまい、解読不可能な日本語教科書になってしまっていたのです。



でもアーノルドはほんとに日本に興味があるみたいで、

日本の歴史のこともよく聞いてくる。


今日は「ヒロシマとナガサキとキョウトで大きな戦争があったんでしょ?」


と言われ、

たしかに広島、長崎には第二次世界大戦で原爆が落とされて・・・で、え?次いで京都?って何があったっけ??


って思ったら

「ノブナガでしょ」

と言われました。


うおー、時代錯誤もいいとこだあ。


前々から彼は「ノブナガ・サムライ」という言葉をよく口にしてたので、

戦国時代に興味があるんだな。さすが男の子。外人。と思ってたんですが、


どうやらコンピューターのゲームで勉強してるらしい。


たぶん「国盗り合戦・信長の野望!」みたいなのの英語版があるんでしょうね。


ちょっとそういうのって脚色されてる部分もある気がするので多少心配ですが・・・



で、話がずれましたが、


そんなわけで日本語勉強したいのに翻訳もついてないからなかなか理解できないってことだったので、

全部は無理だけど、ある程度わかるように教科書しばらく預かって翻訳してあげることにしました。


外国人が日本に興味もってくれるのはとてもうれしい。

相手が熱心だとこちらもやる気が自然と出ます。



さて、もう2月ですね!


あんなに遠いことだと思ってた来月帰国。が今まさに。



でも帰国日が近づけば近づくほど、実感が薄れてきたというか、

やることが色々出てきて日々がたんたんと過ぎていきます。



明日は別の隊員が入っている聾学校にパントマイムを紹介しに行って来ます。

私、手話もできないし、

生徒さんたち英語がそこまで堪能じゃないらしいので

どこまでできるかだいぶ不安ですが・・・・・・・

だからこそ、マイムって合ってるんじゃない?って思ってみたんです。


やり残しのないように挑戦してこようと思います。