iPhoneを安全に使うための基本 | 凄腕ITエージェントの実践型IT活用法

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初めてのコンピューターは1983年に買ってもらったSHARP X1D(CZ-802C)。
ITエンジニアとして会社に勤めながらSE経験で培った問題分析力を生かして仲間の抱える悩み解決。
ITと統計学による人間分析が好きな50代。 おもしろ、おかしく、真剣に。がモットー。

◯iPhoneを安全に使うための基本
 
iPhoneを安全に使うための基本は
何でしょう?
 
 
パスコードを設定すること?
 
怪しいサイトを見ないこと?
 
不審なメッセージに応答しないこと?
 
 
うーん、惜しい。
どれも大切なことですが、
もっと大切で基本的なことがあります。
 
今回はiPhoneを安全に使うための
基本を書こうと思います。
 
 
改めて、
iPhoneを安全に使うための基本は
何でしょう?
 
それは、
「最新のOSを使うこと」
です。
 
ハードウェアとして存在する
iPhoneですが、
それをiPhoneとして使えるのは
OS(iOS)というソフトウェアが
入っているから。
 
ざっくり言えば、
iOSが入っているから
画面をタップすれば反応するし
アプリが動くことができて
iPhoneがiPhoneとして使えるのです。
 
もしiPhoneにiOSが入っていなかったら
どうなるか。
 
それは、電源のON、OFFしかできない
「高価な文鎮」
になってしまいます(^_^;)
 
iOSとはそのくらい基本的で
大切なものなのですねー。
 
 
そして、安全を考えたときに
最も大きなポイントが
iPhoneは常時インターネットに
接続しているということ。
 
インターネットは便利ですが、
残念ながら、
その便利さを悪用する
攻撃者の存在があります。
 
金銭窃取などの攻撃への足がかりを始め
あの手この手の攻撃が仕掛けられています。
 
そして、あの手この手の攻撃を
黙々と防いでくれているのが
iOSのセキュリティー機能です。
 
表面的には見えないことですので
なかなかイメージし辛いですが、
私たちがiPhoneを使っている間に起きる
良からぬことを
iOSがあれこれと防御しているのです。
 
 
そんなiOSですが、
人が作ったソフトウェアである以上は
不備や間違いがありますし、
攻撃手法も日々進化しています。
 
それらに対応してiPhoneを
安全に使える状態を保つために
最新のiOS使うことが大切なのです。
 
では、愛用のiPhoneのiOSが
最新になっているか
確認してみましょう。
 
[設定]アプリから
[一般]、
[情報]とタップ
 
2022年1月15日現在のiOSは
「iOS 15.2.1」
が最新です。
 
[情報]ではなく
[ソフトウェアアップデート]をタップすると
ストレートに
[iOSは最新です]
と状態を教えてくれます。
 
[iOSは最新です]にも
注意が必要なのですが、
その話は別な機会に。
 
もし、iOSが旧いようでしたら
バージョンアップをお勧めします。
 
 
iOSのバージョンアップには
GB(ギガバイト)単位の
データ通信が必要になることもありますので
自宅Wi-Fiなど容量制限がなく
高速な回線を使って行いましょう。
 
また、電源に接続することもお忘れなく。
 
そしてもう一つ心得ておきたいのが
「時間に余裕を持って行う」
これ、とても大切です。
 
私が未だに「iPhone 6s」を
愛用していることもありますが、
iOSのバージョンアップに
1時間近く掛かることがあります。
 
iPhone 13ならばサクサクっと
終わるかもしれませんが、
バージョンアップ処理が始まると
一切操作ができなくなりますので、
時間に余裕を持って行いましょう。
 
 
この記事を書くきっかけになったのは
会社でのユーザーからの質問です。
 
ユーザーからいつも通り
「仕事の話じゃないんだけど」と
前置きされて
あるクラウドサービスに
アクセスしようとしているが
ログイン画面が表示されないとの
相談を受けました。
 
以前はログインできていたのに
久しぶりにアクセスしたら
ログイン画面が表示されず
ログインできないとのことでした。
 
そのサイトのURLを教えてもらい
私のiPhone 6sでアクセスすると
何事もなくログイン画面が表示されるので
その人のiPhoneに原因がありそうでした。
 
iPhoneでWebサイトが開かないときの処置を
あれこれ試しても解決せずに
最終的に行き着いたのがiOSが旧いというもの。
(実際にはブラウザのSafariですが)
 
端末はiPhone SE(第2世代)でしたが
iOSのバージョンを確認してみると
恐らく購入時のままの
iOS 13.2でした。
 
この記事で書いたことを伝えて
iOSのバージョンアップをお願いたところ、
後日「ログインできました!」と
喜びの報告がありました。
 
 
クラウドサービスは
機能やセキュリティーを含めて
どんどんアップデートしますので、
アクセスしていない間に
iOS 13のサポートが終了してようです。
 
その人曰く、
「iPhoneが動かなくなると怖いから
アップデートしていなかった」
そうです。
 
私は2世代も旧いiOS 13を使い続ける方が
怖いと思うのですが、
怖さの基準も人それぞれですが
トータルとして
iPhoneを安心・安全に使うためには
最新のiOSに保つことが大切です。