クラフトフェアまつもと出展作品紹介2 | 溶接の火花

溶接の火花

金属造形家、高橋洋直の備忘録。

[作品紹介2]

クラフトフェアまつもとまで一週間を切りました。
出したい作品は一通り出来たので、あとは粛々と準備と宣伝をするのみです。


和名:マメトラフサンカク
学名:𝑻𝒓𝒊𝒂𝒏𝒈𝒍𝒖𝒎 𝒎𝒊𝒏𝒊𝒎𝒖𝒎

扁平で正方形に近い形状の頭胸部を持ち、眼状器官は一つ。

二対の歩脚を持ち、歩脚の肢節の数は五つで基節は外部からはほとんど見えない。
歩脚の全長に対して跗節が長く、イヌなどの後ろ足のような形状になっており、跗節の先端はかぎ爪状ではなく面状となっている。

円錐形の腹部は作業器を兼ねており、作業行動時に頭胸部の真上まで持ち上げられる。
また作業器は黄色の帯状紋を持つが、これは外骨格に色素が含まれているわけではなく、作業器表面に顔料が付着している状態であり、塗装が施されているということになる。

和名の由来は作業器の紋様と形状から。

保管されている資材や資源物、失活した工蟲の周囲に集まることで対象物への接近を制限すること、整列することで道の通行を制限することなどを作業習性に持つ。

工蟲自体ヒトが開発した道具に似ていることが特徴であり、明確な答えの出ていない部分だが、本種は俗に三角コーンと呼ばれるものに非常に良く似ている。