キバナノヒメユリ | 野の花賛歌

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 沖縄で見ることの出来る 南方系の植物を中心に 野生の草花や花木

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キバナノヒメユリ(キバナスゲユリ)
Lilium callosum Sieb. et Zucc. var. flaviflorum Makino
  ユリ科
  絶滅危惧ⅠA類 RC 指定

 県外では長崎県に分布し、県内では沖縄島、久米島、渡名喜島。
 日当たりのよい草地に生える。







一月ほど前のことだが
 絶滅危惧キバナノヒメユリ 那覇・繁多川で開花(沖縄タイムス)
  の見出しでキバナノヒメユリが紹介された。








『絶滅危惧種のキバナノヒメユリが、那覇市繁多川の民家で黄色い花を咲かせている。繁多川公民館の呼び掛けに応じた個人・団体が育てたもので、地域の協力と思いやりが開花させた。』  


何年か前に公園近くの草地で見つかった花を、
分担して育ててもらったとのことである。







那覇での確認は大変珍しい。
以前は本島各地で確認されていたのだが、
今日では殆ど見られなくなった。








ayumuの黄花野姫百合は久米島産である。

カワラナデシコを見つけた方法で粘り強く足で探した。
発見に王道なしである。



車で島を一周、観光スポットで有名な 阿嘉のひげ水が遠くに見える
下 阿嘉についた。


チガヤ原を縫うように細い路が海岸まで続いている。
見つかりそうな予感!!







見つかった。        1・2・3・4 ・・・。
太陽の光を浴びて、黄色く咲き誇る花が、十数本見つかった。







日本産のゆりの中で最も小さいと云われるキバナノヒメユリが
チガヤのなかで しとやかに、凛として咲いている。





シャッターを押す指は緊張で震えた。
コダカラーフイルムの時代、
手ぶれ対応のカメラはまだ無かった時の話だ。
 
 
画像はその花たちの子孫である。




  テーマ:ゆり (2010-08-27)
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