翁 朝 顔 | 野の花賛歌

野の花賛歌

 沖縄で見ることの出来る 南方系の植物を中心に 野生の草花や花木

 帰化植物、時には沖縄に集中する米軍基地などについて 


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オキナアサガオ
Jacquemontia tamnifolia 
ヒルガオ科



熱帯アメリカ原産の1年生帰化植物

沖縄では殆ど見ることができない。




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網に巻き付いて伸びていく




三十数年前の植生調査で見つけたオキナアサガオ。

種子を採って冷蔵庫に保存していたのを思い出し
一昨年播種したら芽を出し開花した。

1年で発芽能力を失う種が多い中で
なかなか長命の種子である。





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果実が熟するとガク片や毛が褐色となるので
翁朝顔の名がついたとされる




1950頃神奈川県で浅井によって確認され
オキナアサガオ(翁朝顔)の名が付された。

全国的に個体数は少なく散発的に見つかる程度である。





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1つの花序の中で2個づつ咲くという



小さいときは立ち上がっていた 
ある程度成長すると
蔓を伸ばして2mくらいになり種子も沢山できた。

貴重な種ではあるが

ウティミー(落ちた種子から自力で発芽すること)を期待して採種しなかった
いつもの怠け心である。




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青い果実と2個の花



6~7月と芽が出てくる様子もなく後悔すること多々・・・
8月になってやっと8本ほど出たので一安心。

さっそく支柱を立て網を張った。




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花は朝開いて昼過ぎには閉じる



愛情を注いだ(?)かいあって
9月に花の盛りを迎え、
10月末になると多くの種子が熟した。



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沢山の実が採れそうな予感


台風の後の雨続きで種はまだ採ってない。



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今年は確実に採種    デキルカナ!!