シマヤマヒハツ | 野の花賛歌

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 沖縄で見ることの出来る 南方系の植物を中心に 野生の草花や花木

 帰化植物、時には沖縄に集中する米軍基地などについて 



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シマヤマヒハツ(島山篳撥)
Antidesma pentandrum (Blanco) Merr
 トウダウグサ科 ヤマヒハツ属

ぐ~っと冷え込んできたので 果実も色づいてきた

花の時期は初夏と秋の2回

花は緑色で花弁はなく雌株・雄株と別々の株に咲き
お世辞にも美しいとは云えない




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         9月撮影

悲嘆の涙で落ちたか無花弁 ヾ(@°▽°@)ノ

琉球列島での分布は与論島・沖縄島・久米島・宮古島・石垣島・西表島・与那国島

沖縄本島のヤマヒハツ属にはヤマヒハツとシマヤマヒハツがあり

土質の違いによって棲み分けている

シマヤマヒハツは主に 中南部の石灰岩地域に生育
ヤマヒハツは山原と呼ばれる非石灰岩(弱酸性)地域の山地に生育する。




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      生垣は防風・防潮として


シマヤマヒハツの樹高は~3mでずんぐりむっくり
小枝が沢山でるので庭木や生垣・公園樹として用いられる



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一斉に熟することが無く1つの株で色とりどりの果実が見られる


果実は7㎜前後で葡萄のように垂れ下がってつき

緑→桃→赤→赤紫→黒紫と成熟していく


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アワグミの方言名があるように
熟した果実でもグミのような酸味と渋みがある
生食には・・・ない

果実酒として漬けると1日で赤ワインのような
美しい色になるが渋みや辛みがあると

酒好きの山友は云う

ホルムアルデヒド分解酵素のないayumuは まだ飲んだことがない(>_<)