「パワーレンジャー」日本の戦隊モノと比較するとまだまだだなぁと思いました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「パワーレンジャー」を観てきました。

 

ストーリーは、

紀元前、世界の運命を決める大きな戦いが起こり、戦士の犠牲によって地球は守られた。そして現代。平凡な毎日を送っていたジェイソンら5人の若者は、偶然にも同じ時間・場所で不思議なコインを手にしたことから、超人的なパワーを与えられる。戸惑う彼らの前に、かつて世界を守った「パワーレンジャー」の1人であるゾードンと機械生命体アルファ5が出現。再び地球を滅ぼすべく復活した悪の戦士リタ・レパルサを阻止するため、ジェイソンたちが新たなパワーレンジャーに選ばれたと告げられるが・・・。

というお話です。

 

 

紀元前6500万年、地球は崩壊の危機に面していました。その時、5人の戦士からなるパワーレンジャーが地球を守り、その命を犠牲にして悪を倒し、地球を守った。戦士の最後の一人・ゾードンは、自分たちのパワーの源であるパワーストーンを地底に残し、消えて行った。

 

現代になり、アメフトで素晴らしい成績を残していたジェイソンは、友人との悪ふざけが過ぎてしまい事故を起こし、警察に捕まってしまう。友人を裏切らずに責任を全て一人で背負い、アメフトも出来なくなり、劣等生のレッテルを貼られて、補習授業を受ける羽目に。

 

 

そこで知り合ったビリーに、車を貸すから夜に手伝いをして欲しいと頼まれます。しかし7時以降に自宅から出たら警察に捕まるという謹慎の刑事罰を受けているジェイソンは手伝えないと断りますが、ビリーは、そんな機械は解除してあげると話します。ビリーを信じて、夜にビリーの家に行くジェイソン。ビリーは言ったとおりにGPS足輪を解除し、一緒に採掘現場へ。ビリーは、父親との思い出の金鉱で採掘を始める。

 

爆弾を使って岩を砕いていると、ある場所が光り、そこに不思議な石が埋まっているのに気が付きます。たまたま、そこで集まった5人が、その石を掘り出したと同時に、サイレンの音が鳴り響き、金鉱のセキュリティーに追われることに。必死に車で逃げるも、横転し、酷い事故にと思ったとたん、5人は自宅に戻っていて、次の日に目覚めます。

 

 

不思議な経験をした5人は、何故か自分の身にパワーストーンが付いてくるのに気が付く。そして採掘現場を再度訪れると、そこには古代遺跡が眠っており、ゾートンという人物が5人を待っていた。そして彼らに君たちがパワーレンジャーとなり、危機に瀕している地球を守るのだと話します。

 

その頃、海から悪の化身であるリタ・レパルサも復活し、地球を滅ぼすために必要なクリスタルが隠されている場所を探し、5人の住むエンジェル・グローブの街を彷徨っていた。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

うーん、面白く無い訳では無いんですが、30分で決着をつけてくれる戦隊モノを子供の頃から慣れ親しんでいる私には、まどろっこしいんですよ。確かに、変身するまでに時間が必要だというのは分かるけど、どーも面倒なのよねぇ。

 

それと、もう一つ面倒なのは、ハリウッドだから、無理やり多種人種を5人に入れているんですよ。あんな小さな町なんだから、そんなに多人種が集まっているとは思えないんだけどね。それが無理やりっぽかったです。日本なら、赤は正義感の強い男、黒はニヒルな男、黄色は怪力な太った男、ピンクはかわいい系の女、緑は草食系の研究者男、みたいなイメージでキマリなのにね。

 

 

見た目は、ジュウレンジャーっぽかったかな。恐竜的なメカに乗って戦ったりして、その内、合体して大きくなって戦うところは、日本と同じですね。

 

そうそう、悪役に何のストーリーもロマンも無くて、萎えました。日本の戦隊モノだと、悪役にもストーリーがあって、ちょっと悪役にも同情しちゃうようなところがあるんだけど、今回は全くありませんでした。やっぱり悪役にも悪の美学的なものが無いとダメよね。ただの金ピカ好きなコスプレオバサンにしか見えませんでした。

 

 

そんな酷さもあったのですが、何故か、楽しめてしまった私もいます。レッドの男の子とブラックの男の子がかわいいのよ。結構、タイプでした。ツッコミどころ満載ではあるのですが、何故か、懐かしさもあり、ただ文句を言うのでは無く、文句を言いながらも楽しめる作品だと思いました。

 

一つ、希望を言えば、変身は、やっぱり何かのアクションをして変身して欲しかったな。ただ、ボンヤリ変身するんじゃなく、変身スタイルをキメて変身が良かったな。それって、必要だよね。

 

 

私は、この作品、まぁ、お薦めしても良いかなと思います。すごいディスっているような感想ですが、ディスりたい訳では無く、日本の戦隊モノをベースにもっと進化させれば、十分に人気が出る作品だったはずだと思ったからです。ちょっと残念だけど、日本だからこそ、この映画を観て、こうした方が良かったという思いをぶつけるべきなのかなと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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