横浜フランス映画祭2024
「カネと血」
を観てきました。この作品は映画ではなく、フランスのTVドラマシリーズです。映画祭では2話分だけ上映され、全部で12話あるようです。
内容は、
2008-2009年に起きた世紀の詐欺事件を元にしたクライム・サスペンス。温室効果ガス排出量を制限するために、政府は新たな「炭素割当」市場を創設。大規模な詐欺をもくろむ三流のペテン師と上流階級のトレーダーを、捜査官が執拗に追い詰める。
というお話です。
実際に起きた詐欺事件のドラマです。この温室効果ガスの排出量を取引するという話を聞いた時、悪いことするヤツ出てくるだろうなぁと思いましたが、やっぱりあったんですね。日本でも、確かあったような気がするけど、忘れちゃいました。でも温室効果ガスの取引詐欺というか、消費税詐欺ですよ。だから、今でも省エネ関係の取引で行われているんじゃないかと心配してるんですよね。
簡単に言うと、CO2排出権を海外で購入し、国内で転売する時に付加価値税(日本でいう消費税みたいなモノ)を付けて販売するのですが、税金ですから国に納めなければいけないのに、それをバックレてしまうということです。100万円取引で税金が10%なら10万儲かるでしょ。次に110万円分排出量を購入して、また付加価値税を足して売って、バックレるから、どんどん1割分づつ儲かるでしょ。
その実際にあった事件をドラマ化したもので、最初の2話しか観れませんでしたが、凄く面白いんですよ。これだけでこんなにワクワクドキドキするなら、12話、一気観したら面白いだろうなぁと思いました。この事件については、ドキュメンタリー映画がNetflixで配信されていて「キング・オブ・スカム 20億ユーロ詐欺事件」で内容が解ります。
2話の先が観たいんだけど、日本では観ることが出来ないので、どこかで配信してくれないかしら。ドラマシリーズなので、映画館での上映は無いだろうし、配信に期待するしかないんです。最初の6話がお金がどうやって動いて、使われてしまったのかということで、後の6話で、お金を巡っての血生臭い殺し合いが描かれるようです。実際に、随分と死んだ人がいたようです。
主演がヴァンサン・ランドンさんで、フランスの名優ですよね。他にも有名どころがそろっていて、見ごたえがありました。全話観たいなぁ。観たいんだけど、どうしたらよいのか解らないというのが問題ですよね。映画なら公開して欲しいと騒げば、もしかしたらどこかの配給会社が買ってくれることもあるかもしれないけど、ドラマってどうなのかしら。配給会社が契約してくれればよいのかな。よく解らないけど、観たいと思いました。
とりあえず「キング・オブ・スカム 20億ユーロ詐欺事件」というドキュメンタリーを観てみたいと思っています。時間が無くて、まだ観ていないんです。お気に入りにいれたんだけど、早く観ないと配信が終わってしまうかもしれないので、頑張ります。
もし、気になったら調べてみてください。ドキュメンタリー映画はネトフリで観れるので、ぜひ、観てみてくださいね。
「カネと血」
「キング・オブ・スカム 20億ユーロ詐欺事件」