デューン 砂の惑星 PART2 (2024年) 公開中 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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DUNE

 

デューン 砂の惑星 PART2

 

 

 

 

 

 

映画『デューン 砂の惑星PART2』公式サイト

 

 

 

いつも、ありがとうございます(^-^)ノ

 

27日、水曜日に公開中の『デューン 砂の惑星 PART2』を観てきました…映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ目

 

1作目の『デューン 砂の惑星』…私も2021年10月に観ました。

 

それで、1作目はやはり物語上、2作目がある終わり方だったので、これは続編があるだろうと思って楽しみにしてたんですね。

 

『デューン 砂の惑星』を私が観たい理由、それはドゥニ・ビルヌーブ監督の作品であることですね。

 

私はこれまでドゥニ・ビルヌーブ監督の作品を『プリズナーズ』(2013年)、 『メッセージ 』(2016年)、『ブレードランナー 2049』(2017年)、そして『デューン 砂の惑星』…4本、観てましたけど、やっぱり『ブレードランナー 2049』が大きいんだと思います。

私も傑作『ブレードランナー』(1982年)が大好きですし、その続編を作るべきではなかったという意見が少なくないことも存じ上げておりますが、『2049』も素晴らしい傑作だと思ってます。

私の場合、『ブレードランナー』と『2049』を比べてどうこう考えるよりも『ブレードランナー』は凄い、そして『2049』が観れたことが幸せだった、というような心境で、大きな理由としてドゥニ・ビルヌーブ監督の映画芸術がものすごく好きなんだと思うんですね。

 

そういったわけで2021年に『デューン 砂の惑星』を観たんですけど、期待以上でした。

2021年の時点で私が観たかった理想的なSF映画だと思いました。

もちろん、もっとアジア系の俳優さんが起用されていればさらに嬉しかったという考えもあったりしたんですけどな。

 

それで…私は自分の記事をリブログするのに抵抗があったりするんですが(過去記事を読んでもらうのを恥ずかしく感じるのが理由なんですけど)、もう、『デューン 砂の惑星』について私が書くことは1作目の感想の中で全部、書いてしまってるのでそれは、もしも読んでいただけるのなら、1作目の私の記事で読んでみてください。

そんな方がおられるのなら(*´ `*)

 

 

要するに、私はフランク・ハーバートの原作小説を読んでないし、何も知らないし、でも1984年のデヴィッド・リンチ監督版は観ていて、それをよく覚えてるってことですね。

 

 

ドゥニ・ビルヌーブ監督の映画化の1作目から2作目にかけての物語は、「その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の戦い。」(映画.com)ということになります。

 

1984年のデヴィッド・リンチ監督版もかなり難解ではあるんですが、フランク・ハーバートの原作小説を読んでいない私には唯一のガイドライン的存在で、今回の『砂の惑星 PART2』を観る助力になります。

 

で、観てたんですが、まあ、そこまで物語を把握できなくってもいいかという気分になってきました。

そんなに、前もって知識を得ていなくてもちゃんと観れる映画ではないかなあ…。

わかりませんが、なぜか私は難しくて困るということはなかったように思います。

 

じゃあ正確に説明してみろと言われるとできないんですがあせる

いろいろとわからないことはあるし、また固有名詞などもわかってないんだけど、それでも映画は最高に面白かったというのが私の感想です。

 

ふっと思ったのは劇場にはカップルさんもおられたんですが、この映画はデートムービーって感じじゃないように思ったんですけどね、でもカップルで観に行っても別におかしくはないですよ。

ちょっとしたセクシーな場面もあったし。

でもやっぱりこの作品は壮大なSF史劇じゃないですかね。

 

リンチ版を念頭に置いて観ていると、やっぱり違う箇所も少なくなかったんじゃないですか

どこがどうというのは明確にはわからないけど、、あ、違うな、と思ってました。

 

一番違うなと思ったのはポール・アトレイデスの妹ですかね。

リンチ版では生まれますので。

そして、最後にあることをやりますし。

このアリア・アトレイデスをリンチ版では幼児の頃のアリシア・ウィットが演じていて、小さくて可愛いんですけど、なかなか怖さもある女の子だったわけです。

 

 

ドゥニ監督版ではまだお母さんのお腹の中で…でも予言された未来ではある女優さんが演じてるんですよね。

ってことはその女優さんの年頃までドゥニ版は描く可能性があるのかと思いますが、それはわかりませんね。

 

ドゥニ・ビルヌーブ監督版の映画化は全3作になるということですし、3作目でどこまで話が進むのかもわかりません。

 

2作目の結末を考えると、リンチ版よりもさらに後の時代を描くんでしょうけど、リンチ版とは物語が違うので、どうなるのかやっぱり予想できないですね。

チャニとポールの関係があってね…。

 

ところで1作目は廉価版のブルーレイ、DVDで発売なんですね。

さすがはハリウッド映画。

私は1作目の映画ソフトを持ってないんですけど、このお値段なら買っておいてもいいかもしれない。

 

 

 

 

デヴィッド・リンチ監督版は「デューン/砂の惑星 日本公開30周年記念特別版 Blu-ray BOX」というソフトが2015年に発売されてますが(現在Amazonさんでは品切れ中のようですけど)、これが決定版って感じでしょうか。

さすがに値が張りますが、ファンの方は買われたんでしょう。

 

 

 

とにかく2作目…166分の作品ですが、1作目と比較して、戦いの場面が多いし、より活動的な作品になってたんじゃないですか。

物語も動いて、ポールがああなってああなりますしね。

 

戦闘の場面は迫力がありましたなあ。

まさにSF映画における戦争の表現ですよね。

でも、演出が現実的なリアリティなんですよね。

それはそこまで映画が可能になったってことでしょう。

 

今回、スクリーンで観たんですけど観た満足感は凄かったんですよね。

E列で観たんですが観ながら、映画館で観て良かったなあ~って感極まってました。

あんまり映画館で観ない私だからこそ、喜びを実感するわけです。

しかし、(料金はお高くなりますが)IMAXでの鑑賞の方がさらに凄いとのことです。

 

観る前にIMAXについても考慮したんですが、元来が節約気質な私、普通上映でいいと考えましたあせる

しかし観終えてIMAXで観るとどんなに凄かったのかと後悔もしてます。

 

今、観に行こうと考えてる方々はIMAXでの鑑賞もお考えになってはいかがでしょうか。

ちょっと値は張るけど。

 

 

う~ん、物語、そして登場人物やキャストについても触れたいけど、なんだか今は、公開中だし、詳しく書くのがためらわれますな汗

 

まだ観られてない方に情報としてお教えするのも映画の感想ですが、でも、私はやっぱりそこまで詳しく知らずに観られた方が映画はいいように思います。

 

となると私が書くことは多くないんですけど、これがすでに観た方が読んでくださるんなら、ええんですけどなー。

そしたら書きたいことを全部、書いてしまうんですけど。

 

ともかく、ウェブ上では作品について深く語られてる方々がおられると思いますので、私もまたそちらを読ませていただきますよ。

 

今回の2作目は物語の展開がかなり早く、原作のセグメントが省略されたことについて、原作を愛読されておられる方々の間では賛否両論があるようです。

 

映画ですのでどうしても長い小説をそのまま上映時間に収めることは困難なのは当然なのですが、オリジナルの文学や漫画などを映画にすることについては今年、私も自分の考えを劇的に改めました。

 

ご存知でしょうけど、芦原妃名子先生がご自身の作品『セクシー田中さん』のドラマ化が原因で自ら命を絶ってしまわれたことが私の考えを大きく変えました。

 

私はこれまで漫画や小説の映画化、あるいは映画のリメイクについては、オリジナルを大事にしなくてもいいというように考えていたと思います。

多くの場合、私は原作の小説や漫画を読んでいないので、映画が面白かったらそれでいいのではないかと思っていたんですね。

 

しかし、小説にせよ、漫画にせよ、それを創作された方々にとっては産みの苦しみを経た大事な我が子も同然の存在でもあるでしょう。

それを映画やドラマにするのに、不本意な形で変えられては、大きな苦しみを感じられる場合もあるのだと思います。

 

一つには割り切られて、どんなになっても映画化、ドラマ化を作り手側に任せることで、それでオリジナルの作品が人々に知られるあり方に期待することもできると思いますが、やはりせっかくの映画化、ドラマ化なのですから作者の方が満足できる形で作品の本質を失わない映像化が望ましい ―― 私もようやくそのことが理解できたようです。

これまでの私は浅はかでした。

 

『DUNE』については、作者のフランク・ハーバート氏が1986年に亡くなられてますので、今となっては映画化の担い手たちがハーバート氏と相談してお考えを知ることもできないけど、やはりオリジナルの小説の真髄は大切にしなければならないでしょう。

そうでないと、やはりハーバート氏にとって不本意な映画になり、ファンの方々の意に反する映画になるかもしれません。

しかし私は原作を読んでいないので、それについて発言できる立場ではないですね。

 

エンドクレジットにBrian Herbert さんとKim Herbertさんのお名前がありますが、Brian Herbert さんはやはり故フランクさんの息子さん、Kim HerbertさんはBrianさんの娘さん、つまり故フランクさんのお孫さんのようですね。

詳しいことはわかりませんが、そういった形で原作者のご家族が製作に参加されたのかな。

 

もちろん原作のファンの方々も今回の映画化については様々な見解がおありなことだと思いますけど ―― どうか映画を楽しまれますことをビックリマーク

 

 

ハビエル・バルデムさん…一回、「その奥ゆかしさがまた…」とか笑いを取ってきましたなあ(≧∇≦)

 

物語的なものはあえて観客を驚かせるようなサプライズよりも、歴史の1ページを目にしてる感じが強いんですね(ただ、登場人物の関係には大きな驚きがありました)。

 

ポール・アトレイデスの物語も神話や聖書の世界に近いと私は思いましたし、そのあたり1作目よりも話が早いのも(多分、1作目の評価を受けて変えてきた可能性もありますが)歴史に「勢いがついた」感じで納得でした。

 

最後まで観て、1作目もそうでしたけど、泣けるってことはなかったんです。

泣ける映画ではないなあ。

でも別に泣ける映画でなくっても、この映画が優れた作品であるという私の確信は揺るぎませんけどね。

 

ハルコンネンの雰囲気は何か「帝国」的な怖さで、グラディエーター的な場面もあり、やっぱり怖いんですけど、私は総じて嫌悪を感じてました。

人の命が軽く扱われてるので理想的な世界ではないですよね。

普通、悪役でもかっこいいと思ったりする私ですが、ハルコンネンは嫌悪しか感じなかったなあ。

 

一箇所、面白かったのはフェイド=ラウサ・ハルコンネンがある「テスト」を受ける場面ですが、リンチ監督版ではそのテストをポールが受けてたんですよね。

「あれはてなマーク」と思いました。

 

ハルコンネンに対してフレメンの人々も「生き残れるかは自分次第」というような過酷な社会で、なかなかしんどいものです。

私は「渇き」に恐怖心がありますので惑星アラキスで生きていくのはかなり心配です。

それにしてもフレメン…強い。

 

2作目でガッツリ出てきたチャニですが、恋も捨てた女戦士かと思いきや、「女の子」してますなあ。

 

あと、これは映画ですけど、ちょっとカルトっぽくって怖いなあ。

自分があの場にいたら胸騒ぎしか感じない。

私も確かに「救世主」を期待しているところがあるかもしれません。

総理大臣とかね。

でも、その人が本当に救世主なのかは、わからない。

 

3作目で完結するとすれば、2作目でああなったポールの物語がどう決着するのか、絶対に観たいと思います。

 

 

いろいろ書きたいこともありますが、うちのブログでは封印を貼らさせていただきます。

 

結論としてホントに面白かったです。

私に映画館に観に行かせてしまうだけの魅力がドゥニ・ビルヌーブと『デューン 砂の惑星』という作品にあるのは間違いないんだけど、期待以上でしたし、興奮度は1作目を超えてました。

ああ、劇場で観てホントに良かったなあ…と思いましたね。

 

劇場で販売されてるこの映画のパンフレットは1000円(税込)なんですが、私は買いませんでした汗

おそらくですが、パンフを読んだらもっと理解できると思う。

売店さんでは1作目のパンフレットも900円で売ってましたよ。

 

サウンドトラックはCDとしても売ってたようですが、Amazonさんでは売り切れみたいです。

 

 

CDもね…悲しいけど売れなくなってるんだと思います。

 

最後に…公開中の『ビニールハウス』(2022年)ですが ―― う~ん…私は劇場には観に行かないかもしれない汗

どうしても内容を知ってしまったことがマイナスに感じられて…ずっと迷ってます汗

 

ただ、今日から公開の『ラブリセット 30日後、離婚します』は観に行くつもりですよビックリマーク

 

そんなんで、今日もありがとうさんです…キスマーク

 

『デューン 砂の惑星 PART2』、オススメですので是非、劇場で観てくださいね、アンニョン~(^.^/)))

 

 

デューン 砂の惑星 PART2


原題:Dune: Part Two
韓国語題:듄: 파트 2
中国語題:沙丘2

2024年/166分/G/アメリカ
日本公開:2024年3月15日
配給:ワーナー・ブラザース映画

監督・脚本・製作 ドゥニ・ビルヌーブ
脚本 ジョン・スパイツ
製作 メアリー・ペアレント ケイル・ボイター パトリック・マコーミック タニヤ・ラポワンテ
製作総指揮 ジョシュア・グローデ ジョン・スパイツ トーマス・タル ハーバート・W・ゲインズ ブライアン・ハーバート バイロン・メリット キム・ハーバート リチャード・P・ルビンスタイン ジョン・ハリソン
原作 フランク・ハーバート
撮影 グレイグ・フレイザー
美術 パトリス・バーメット
衣装 ジャクリーン・ウェスト
編集 ジョー・ウォーカー
音楽 ハンス・ジマー
視覚効果監修 ポール・ランバート

ティモシー・シャラメ - ポール・アトレイデス
ゼンデイヤ - チャニ
レベッカ・ファーガソン - レディ・ジェシカ
ジョシュ・ブローリン - ガーニイ・ハレック
オースティン・バトラー - フェイド=ラウサ・ハルコンネン
フローレンス・ピュー - 皇女イルーラン
デイブ・バウティスタ - ラッバーン・ハルコンネン
クリストファー・ウォーケン - パーディシャー皇帝シャッダム4世
レア・セドゥ - レディ・マーゴット・フェンリング
スエイラ・ヤクーブ - シシャクリ
ステラン・スカルスガルド - ウラディミール・ハルコンネン男爵
シャーロット・ランプリング - 教母ガイウス・ヘレネ・モヒアム
ハビエル・バルデム - スティルガー
アニヤ・テイラー=ジョイ