ドラマネタバレになっていますので、ご注意下さい。
ドラマ『赤と黒』ネタバレごめん!~ストーリー概要と後味の悪い最終回(結末)
全17話で韓国のドラマとしては比較的短いドラマの『赤と黒』。キム・ナムギルのクールな魅力には心酔出来るドラマですが、結末の後味の悪さがどうもいけません。
NHKと韓国のSBS合作という事もあり、
BS・ウィークリー・総合テレビと3度に渡って放送したのだとか…。
『赤と黒』のストーリーの概要は、以下。
小さな子供の頃、貧しいながらも、両親(父は聾唖)と幸せに暮らしていた チョ・テソン(キム・ナムギル)は、
生木を裂くように
無理やり育ての両親から引き離され、巨大財閥ヘシングループの家へと連れて来られて、
ホン会長の実子“ホン・テソン”として愛され、家族と共に一年を過ごした。
ところが一年後、DNA鑑定で本人ではないと判明すると、
本物のホン・テソンと入れかえに、可愛がっていた犬と共にゴミのように容赦なく捨てられた。
犬はその直後、通りすがりの車にはねられて死に、
その上、ホンの屋敷へ彼を迎えに向かっていた養父母(母は実の母)も交通事故死(後で計画的な殺人と判明)
天涯孤独となり施設で育ったテソンは、次第に
自分の人生を滅茶苦茶にしたヘシングループの家族達へ復讐心を抱くようになる。
そして、まるで運命がテソンをヘシンへ導くかのように、テソンが施設で姉のように慕っていた優しい女性が、
本物のテソンと付き合い捨てられて自殺してしまう。
この事件によってテソンの恨みは堰を切ったように流れ出し、シム・ゴヌクと名前を変えたテソンの
ヘシングループへの復讐計画が始まるのだった。
********************************ストーリー概要ここまで。
でね、最終回なんですが、このドラマの登場人物の中で一番の悪人が、
シン・ミョンウォンという名のホン会長の妻で、
ホン・テラ(ヘシングループ長女)、ホン・モネ(ヘシングループ次女)、ホン・テギュン(ヘシングループ長男)の
3人の子の母親です。
このヒステリーババアがもう…人間の皮を被った鬼畜なのですよ。
このドラマの最終回での結末が何ともやりきれないのは、
結局のところ、自分の我儘のために平気で罪もない人を殺し、
他人の人生を踏みにじる事に何の痛みも感じないこのクソババアのDNAを、
しっかりと受け継いでいた末っ子のモネに
シム・ゴヌク(実はやっぱり彼こそが本物のホン・テソンだった)が殺されてしまった事。
しかも何か月も経たぬうちに殺人教唆で刑務所入りしていたシン女史が出所して、
それなりにまた幸せそうにしているていうとこです。
モネも、それなりにセレブな生活を続けていました。
モネは自分が拳銃で脇腹を撃ったシム・ゴヌクが、
その後、どうなったかを気に掛ける事もなく、平然と元の生活に戻っていました。
まさか、3人の子供の中では一番無邪気でかわいいように見えていたモネが、
一番、人でなしのDNAを受け継いでいたなんて、これもまたショックな話。