映画 君と100回目の恋 概要・ネタバレ・感想 | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

映画 君と100回目の恋 概要・ネタバレ・感想

タイムスリップ・タイムトラベル・タイムループ・タイムリープの物語 ネタバレあらすじ他 まとめ 

映画 君と100回目の恋 概要

2017年2月公開の邦画。
台湾、タイ、韓国、中国でも上映され、中国ではリメイクが制作される予定。

旬な俳優、坂口健太郎が、大切な彼女を失いたくなくて時を100回巻き戻すというタイムリープものなんだけど、タイムリープ感はない。

映画 君と100回目の恋 ネタバレ

大学の文学部に在籍する葵海(あおい)。
音楽の好きな彼女は幼馴染の陸やその他の男女メンバー4人と共にバンドを組んでいる。

その夏の7月31日は葵海の誕生日であり、
バンドメンバーたちと練習を重ねてきたライブ発表の日だった。
ところが、ステージに上がる直前、
ずっと好きだった陸や、他のメンバーらとの仲がギクシャクしてしまい、
気が塞いでいた葵海は、舞台でうまく歌う事が出来なかった。
沈んだ気持ちで会場を後にした葵海は、その帰り道に交通事故に遭う…ところが、
気が付けば、大学の教室で《時間を扱った小説『モモ』の講義》を受けていた。
過去に戻ったのだ。
この時の日付は事故から1週間前の7月24日。

不思議な気持ちを引きずる葵海に陸が「時を巻き戻す事が出来る。」と告白する。
陸が叔父から譲り受けたレコードがタイムリープのアイテムだった。
そのレコードは使う人間の人生そのものであり、いつでも針を置いた所から人生をやり直す事が出来るのだ。
タイムリープの秘密を共有し互いに好き同士と知った二人は、
幸せなカップルで過ごす時間を取り戻すために、1年前に戻ってラブラブの1年間をやり直す。

しかし、葵海が事故に遭ったあの日のあの瞬間になると、どんなに陸が葵海を守ろうとして工夫を凝らしても、必ず葵海は死んでしまう。
それでも、いつか必ず葵海の運命を変えて、あの瞬間を乗り越えようと考え、陸は葵海にも言わずに、
何度も、何度も、タイムリープを繰り返していた。
例え、自分の未来を諦めても、陸は葵海を失いたくなくて、
あの瞬間をもし超えられないのであれば、果てしなく葵海と共にタイムリープを繰り返す気でいた。
そんな陸の胸の内を知ってしまった葵海は…。

映画 君と100回目の恋 感想

劇中で演奏と歌を披露しなくちゃいけないって事で、W主演の女の子の方にシンガーソングライターのmiwaが選ばれたようだけど、
演奏と歌のシーンは、そりゃあもう完璧だけれど、演技力は、今一。
miwaさんのファンの人から言わせれば「女優じゃなくて歌手なんだから演技力の不足は大目に見てよ。」って事なんだろうけど、
映画ファンとしては、そんなもん関係ないわ。
いかなる時も映画作る時は、映画の出来栄えを最優先に考えて欲しいから、
演技も出来なくもない歌手じゃなくて、歌の上手い女優を主演に選んで欲しかった。

ヒロインの演技力不足に加えて演出の不味さもあるんだろうけど、
坂口健太郎の無駄遣いって言うのは、他の人もこの映画のレビューで書いていた。
確かにその通りww

残念ながら、miwaと坂口健太郎の魂の震えるような純愛感みたいなものがスクリーンから、ちっとも伝わって来ない。
嘘くさいラブストーリーが観客の体感温度を一気に下げている。

これで中国がリメイクする気になったっていうのは…映画としての出来栄えの良さってわけではなくて、中国のドラマの中に時空移動もので、けっこうヒットしてるものがあるんで、
それと類似のシナリオに心を動かされたってとこかいな?


時間を巻き戻せるレコードを使ってのタイムリープって事で、
時空移動してます感(タイムリープ感)とかの表現はなく、
元いた時間軸では、そこに残された人間が、彼らが消えて驚いたみたいな第三者目線での表現もない。
そういった点では時空移動の古典である『時をかける少女』並みの手抜き。

それと、この映画での時間の扱いは《時間軸が無限の数、存在する》というパラレルワールド説は取っていないようなので、
定められた大きな運命をタイムトラベラーの力で変えるのは不可能という考えを採用している。
ただし、突然の噴水の故障による水浸しから逃れるというような、些細な運命は何故か?変えられてた。
大きな運命は変えられないのに些細な出来事は変えられる?
この辺りをもうちょっと、なぜ、そうなるのか説明が欲しかった。