映画 モモ 概要・ネタバレ・感想(洋画感想) | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

映画 モモ 概要・ネタバレ・感想

映画 モモ 概要

1986年、西ドイツ・イタリア合作映画。

ドイツの作家ミヒャエル・エンデが書いた1973年刊行の同タイトルの児童文学作品を原作とした映画。
原作本『momo』は、発行の翌年にドイツ児童文学賞を受賞しており、翻訳されて、世界中で読まれている。

映画の冒頭で、エンデ自身が本人の役で出演している。

因みにエンデの作品は『ネバーエンディング・ストーリー』というタイトルで映画化された『はてしない物語』の方が、日本では知名度があるかも。

映画 モモ ネタバレ

街の観光名所となっている円形劇場に住みついたモモは、養護施設から逃げて来たようだけれど、貧しくても優しい街の人たちはモモを住民として受け入れた。
街の人たちに助けられて穏やかに暮らすモモだったが、ある日
「時間貯蓄銀行」を名乗る謎の組織から訪ねて来た灰色の男たちによって街の人々は、時間を騙し取られてしまう。
それ以来、貧しくても、ゆったりと暮らしていた街の人たちの生活は、余裕を忘れ、忙しさに急き立てられるものに変貌してしまう。

かつて街の住民みんなで大切にして来た《友人の話に耳を傾け、その人に自信を取り戻させてくれる不思議な女の子、モモ》との付き合い方も、変わってしまう。
灰色野郎集団から、奪われた人々の時間を取り戻すためにモモはマイスター・ホラのいる時間を作り出す場所へと旅に出るのだった。

マイスター・ホラが《時を止める》という計略を施行して、モモは
時間の花を預かって地上を目指す。
他人の時間の花の花びらで作った葉巻がないと生きられない時間泥棒らはモモの持つ時間の花を狙うが、
モモは花を守り抜き、彼らは、慌てふためきながら煙となって消滅してしまった。

そして、モモは、街へと飛んで帰り、
みんなに、みんなの時間を帰してあげた。
街は帰って来たモモと共に時間を取り戻した歓喜に包まれるのだった。

映画 モモ 感想

児童文学にしては、哲学的で、子供にはちょっと難しいんじゃないのかな?
クルクルカーリーヘアのモモのこのヘアスタイルは『ミュージカル アニー』とモロ被ってるんですけど、映画とミュージカルの初演、
どっちが先だったのかは知らない。

映画『君と100回目の恋』の中で、この作品の講義を、ヒロインの女の子が、大学で受けてるシーンがあったので視てみた。
ところが、なんと、タイムリープとか、時間移動とかは一切、無関係
だった。
それでも、まぁ面白ければいいんだけど、
この時間銀行という組織、強敵ではなく弱っちかったんで、
たいした冒険にも感じられず…スリル度も低め。

ラスト近くの、モモが沢山の花びらと共に空を飛んで帰って行くシーンは悠悠たる解放感があり、スクリーンの大画面で見たとしたら、
とってもいい雰囲気だったのかもしれませんね。

ミヒャエル・エンデの描く世界観が、穏やかで温かく和むので、そういうのが好きな人にはええのかもしれんけど、
ハラハラドキドキワクワクが好きな、あてのような人にはちょっと合わないかな…?

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