ウォーキングデッド シーズン8 最終回 ネタバレ(全面的にネタバレ書きました) | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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#ウォーキングデッドシーズン8
大ヒット海外ドラマ『ウォーキングデッド シーズン8 ネタバレ 最終回(第16話)を最後まで、どこよりも詳しく書きました。

ウォーキングデッド シーズン8 最終回 ネタバレ(全面的にネタバレ書きました)

カールの遺した手紙を読んで、幼いカールと手を繋いで歩いた遠い日の記憶を
思い出すリック。

全面戦闘突入前。
ヒルトップの建物内で、待機中のリック。
自らの悔恨の象徴であるグレイシ(讃美歌のアメージンググレイス=Amazing GraceのGraceの部分の綴り)のベビーベットを覗くと、
毛布を掛けなおしてあげる。
そこへセディクが、哺乳瓶に作ったミルクを持って入って来る。

セディクはリックに聞かれて、これまでの経緯を話す。

自分の母の死に際に言った言葉。
「魂が怪物に捕らわれて変貌したとしても、殺す事によって死後の世界へ送り出せる。」
それをカールに話したら、
カールは会った事もない彼の母の信念を尊重して、セディクを保護し、仲間に招き入れようとした。

だが、カールに、その友愛の気持ちがあったが故に、
彼はウォーカーに噛まれるハメになってしまった。

セディクは、あの時、カールが犯そうとしていた危険に気付くべきだったと後悔していると、申し訳なさそうにリックに語った。
そして最後に
「大切な人を失った僕らに残されたのは、彼らの想いだけだ。」と言うセディク。
リックは納得して「ありがとう。」の一言を残すと部屋を出て行った。


翌朝の作戦会議。
リック、ミショーン、ダリル、ロジータ、マギー、主要メンバーが顔を揃えて地図を囲んで話し合っている。
ダリルが広げた地図の上で移動ルートを指し示している。

グレゴリーが信用出来るかどうかが、今回の作戦の鍵となっている。
グレゴリーは自己中で計算高い男なので、
この地図が罠であるのならば、戻って来はしなかっただろうとマギーが言う。

モーガンは、居残り組の元救世主のメンバーに警戒心を剥きだしにしている。
だが、アルデンが纏め役を務める居残り組の元救世主のメンバーらは、ヒルトップのニューリーダーであるマギーと打ち解けつつあり、
今や、全面協力体制にあった。
とは言え、マギーからすれば、まだまだ彼らに対して心の距離があり、ニーガンとの対決に彼らを同伴するつもりはなかった。

リックは精神的に不安定なモーガンも、アジトに残して休ませようとしたが、モーガンは頑として自分も参加すると言って譲らなかった。
モーガンはリックと二人で、逃亡組の元救世主メンバーらを「仲間に迎え入れる。」と騙して冷酷に殺害した件で、幾分、気が咎めているものの、それもあってハイテンションだった。
そんな風に、一線を越え悪に染まってまでやってきたし、最早すべてを失ったので、
そんな境遇にあってはもう命なんか惜しくないと語った。
リックは「まだ、すべてを失ったわけじゃない。」と反論するが、
モーガンは「失ったんだ。」と言い張り、
だからもうヤケクソで、イケイケGOGOGO!の心理状態になっていた。

一行は決戦に向けて、ヒルトップを出発した。
最後列から付いて行くリックとミショーンの手は、固く繋がれていた。


一方、救世主のアジトでは、何もかもニーガンにバレてしまったドワイトが、両手を縛られて所在なげにしており、ニーガンに皮肉な言葉を浴びせかけられていた。

戦闘の前とあって人々は、準備のためか入り乱れて動き、落ち着かない。

ユージーンはこの日も、ニーガンに銃弾製造者と呼ばれて敬意を払われ、救世主の幹部ぶりが堂々と板についていた。
寝る間も惜しんで、銃弾の製造に丹精を込めたと語り、
試し撃ちしてくれるようにと、ニーガンにピストルを手渡す。
ニーガンは笑いながら、藁を集めて人の上半身を形作り、白いTシャツを被せて、前身ごろにリックと書いた的に向けて、ピストルを撃った。
立て続けに何発も撃ちこんで、スッキリした顔のニーガンは、微笑みながら、ピストルをユージーンに返すと、預かってもらっていたルシールを受け取った。
それを傍で見ていたゲイブリエルは辛そうな表情を浮かべる。

戦場への参加をニーガンに申し出るユージーン。
元の仲間たちがやられるところを確認したいと言うユージーンの肝の据わりっぷりをニーガンは高く評価する。

「目的地へ向かう車中で懺悔したい事がある。」と言って、ニーガンはゲイブリエルも同行させる。
車中でニーガンはゲイブリエルにリックに仕掛けた罠の事を話す。
ニーガンは自分の留守中にサイモンの指示に従って動いていた仲間を犠牲にして、その時に自分の居場所を示す地図を発見させるように仕向け、狙い撃ちしやすいその場所で一網打尽にするつもりだったのだ。
「皆殺しにするというのが、あんたの懺悔か?!そんな事は望んでいなかったように思えたが。」ゲイブリエルは驚いて、後部座席から言葉を投げ掛けた。
敵と言えども、犠牲者は最小限に抑えて、人を生かして利用するのがニーガンの信念だと聞かされていたからだ。

「望むかどうかは最初から問題ではない。」
はぐらかすようにニーガンが答えた直後、ゲイブリエルは自分の右側面のドアを開けて、車から転がり降りて逃走した。
だが、視界が狭まっているゲイブリエルは、ウォーカーに襲われてしまい、追って来たユージーンに、あえなく捕まってしまう。
相変わらず完全にニーガン派の人間としてゲイブリエルに偉そうに振る舞うユージーン。
「ぶざまだな。信仰は何処へ?」と、鼻息も荒く、ユージーンに説教までかまされて、ションボリと肩を落とすゲイブリエル。
そこへ後ろから追いついて来たニーガンがルシールの先の部分を使ってゲイブリエルの腹部を一突きする。

その頃、囮の地図に従って、ニーガンの居場所を目指すリック一行。
モーガンがジーザスと肩を並べて歩きながら、仲間を守るために、
敵を殺すべきか殺さざるべきかと、禅問答のような会話を交わしていた。
殺さない派のジーザスの言葉を後ろから聞いていたキャロルが「ジーザスを好きになりそう。」とモーガンに言った。

やがて見晴らしのいい丘の頂に到着したリックたちは、大勢の救世主たちにより包囲されている事を知る。
あちこちから口笛が聴こえて、リックらは、救世主たちがいる位置を察知出来ない。
「性懲りもなく、また罠に嵌ったな。」何処からかスピーカーでニーガンが話し掛けて来る。
スピーカーのニーガンの声は「旧友を連れて来てやった。」と同伴している事を匂わせて、今回の作戦を立てたユージンの功績を称え、
更に、リックが疑ったドワイトの情報が正しかった事も示唆した。
そして最後にはゲイブリエルに銃口を突き付けながら、殺す事を宣言した。
「リックが反抗したからこうなった。すべてはおまえのせいだリック!」そう言い放ち、大掃除と称して、皆殺しを告げるニーガン。

「はじめよう!おめでとうリック。」そう言ってニーガンが「3」から始まる短いカウントダウンの声を響かせた。
猿ぐつわを噛まされて、ニーガンから後頭部にピストルを突き付けられていたゲイブリエルも観念したように目を閉じた。

リックらは周囲を見回す。
マギーが、不安で堪らない表情を浮かべていた。

遠くの丘陵(きゅうりょう)に銃を構えた救世主たちが一直線に並び立ち、
ニーガンの「1」の声を合図に、一斉に銃撃が開始されると…
弾は飛ばず、
ゲイブリエルの頭部を狙ったニーガンのピストルも含めて、すべての銃が誤爆して、救世主らは次々と倒れた。

ユージーンに一杯喰わされたと知った時は最早、手遅れで、
ピストルを持っていた手に大怪我を負ったニーガンに、ゲイブリエル、ドワイトらが体当たりして反撃を開始した。

リックたちもすぐさま、反撃のために彼らの居場所へと走り出し、数分で到着。
状況は完全に逆転し、リックらは、救世主を完全に制圧してゆく。
ニーガンは逃げようとしたが、リックが追いかけて行った。


丁度、その頃、ヒルトップも救世主の襲撃を受けようとしていた。
彼らは乳飲み子を含めた幼い子供を抱えていて、戦闘力を持ち合わせていないので、抜け道を通って森の中へと逃れた。

皆を逃がすと、タラはヒルトップに居残って時間稼ぎをする事にした。
アルデンら元救世主メンバーの居残り組が自主的にタラに協力を申し出て、共にヒルトップに居残った。


シーンは再び、救世主らとの決戦の場面へ。
裏切り者である事が明白になったユージーンが救世主の残党に標的にされていたが、ロジータがその危機を救った。

モーガンは、ジーザスから言われた言葉によって、これまでと違い、
どうにか心に、殺しのブレーキ機能を持つ事が出来た。


一方、タラとアルデンらは駆け寄ってくる救世主メンバーらに銃を向けて待ち構えていたが、銃撃戦になる前に、
救世主メンバーらの足元で火が上がり、彼らは炎に包まれて行くではないか。
海辺の女らが、火炎爆弾を投げつけていたのだ。
アーロンが、とうとう説得に成功したようだ。


救世主らとリックらの決戦の地。
救世主メンバーらは、全員が、地面に膝を付いて降伏した。
とうとう、長かった戦いに、リックらの勝利で、決着がついたのである。

そんな最中、ニーガンは一人で逃走する。
そのニーガンを追うリック。
何故か?ステンドグラスの額がいくつか木にぶら下げてある場所で、
二人は格闘になる。
手負いのニーガンも負けてはおらず、倒れたリックに何発も蹴りを入れる。

ニーガンはルシールを手に倒れたリックを見おろし、
今更のように、あの過去のルシールを使っての惨殺の日の事を話し出した。
あの時、息子の前で父親を殺すのを避けたのは間違いだった。
あの時、おまえを殺していたら、カールはまだ生きていただろうと。

リックは「もう終わったんだ。おまえの負けだ。」と言うが、
ニーガンは「差しで勝負だ。」と言って、まだやる気だった。
リックは「10秒くれたら、俺たちに未来がある事を説明する。」と言い、時間を稼ぎながら立ち上がって「カールのために。」と言った。

ニーガンは、お人よしにも「10」からカウントダウンを始める。
(残虐と、お人よしが混ざった変な性格のニーガン。)
リックは、カールの遺言を語りながら、ニーガンの隙を突いて、倒れた時に、こっそりと拾っていたステンドグラスの鋭利な破片で、ニーガンの喉を切り裂いた。

ニーガンが、愛情を感じていたカールの話に気を取られているのを利用したリックの狡猾な反撃だった。
ニーガンは血の噴き出る喉を押さえながら「これがおまえだ。カールは、何もわかっちゃいない。」と言って、苦しみの中にも笑みを洩らしながら仰向けに倒れた。
トドメを刺すのは簡単だったが、リックはそれを出来なかった。

リックの背後に集まって来た仲間たち。
「助けろ。」とリックが命じると、セディクがニーガンの元へ駆けつけて行き、マギーが「ノー!!」と叫んで抗った。
グレンの敵であるニーガンを、マギーはどうしても許せなかったのだ。
けれど、ミショーンが、興奮するマギーをせき止めた。
「これで終わりよ。」と言うミショーンに「違う!あいつが死ななきゃ終わらない!」と泣き叫ぶマギー。

それからリックは、手を挙げて立ち尽くしていた救世主のメンバーたちを許すと、
ニーガンを殺さない事と彼の権力の終わりを告げた。
そして
「歩み寄り、平和と公平を重んじて生きて行く。この世界はそういう人間のものだ。生きるために団結するんだ!」そう言い聞かせて、救世主らを帰らせた。

ユージーンの細工なしには勝ち取れなかった勝利だったが、
これまでの腹立たしい経緯もあったので、
ロジータは、ユージーンを一発、おもいきり、ぶん殴り「ゲロのお返し」と言って、終わりにした。

モーガンは防具を脱ぐと、ヘンリーに渡すようにと、キャロルに預けて歩き出した。

リックは、目に一杯の涙を溜めながら、独り言のように「情けは…怒りに…勝る。」と呟いた。

戦い終息後のヒルトップ。
アルデンがマギーに、元救世主の居残り組らは、一からやり直すために聖域に引き上げるが、
自分は此処に残って力になりたいと話す。
ジョージーが置いて行った未来を切り開く知恵の本を読んだら、
自分にも、この町のために何かが出来るという気持ちになったからと。
「君が俺に人生を与えてくれたから。」とアルデンが言い、
マギーは静かに「OK。」と言って、これを受け入れた。
(これはもしや、マギー再婚フラグなのだろうか?)


タラは海辺の女たちと再会し、再生に協力する事を約束した。


ダリルは、自分の中の怒りと戦いながら、ドワイトを車に乗せて、
森の中へと連れ出していた。
森の中で車を降りると、
ドワイトは、復讐されても仕方がないと覚悟を決めていると話した。
そして…空を仰ぎ見るようにして「ニーガンを倒せただけでも十分だ。」と満足気に言うと、跪いて「悪かった…本当に悪かった。」と詫びた。
それから「どうか…許してくれ。」と言って泣き出した。
ダリルは最後まで、許しの言葉は口にしなかったが、
そんなドワイトに車の鍵を投げつけて「出来るだけ遠くへ行って二度と戻るな。彼女を探せ。」と告げて、解放し去った。
それがダリルなりの、精一杯の許しだったのだ。


ゴミ山に一人で残っていたジャイディスの元をモーガンが訪ねる。
モーガンは彼女に「君が望むなら町へ来い。」というリックの伝言を伝えに来たのだった。
本名のアンを名乗ってから、ジャイディスは、その話を受け入れて
「荷物を取って来る。」と言った。
するとモーガンが「俺は此処に残る。」と言い出した。


ドワイトは車で一件の家を訪ねる。
そこに残っていた、恋人の痕跡。
「ハネムーン」の言葉と∞(無限)の記号が書かれた紙を見て、笑みを洩らす。


エゼキエル、ヘンリー、ジェリー、キャロルは、馬に乗って、ゆっくりと王国へ帰り着いた。


ヒルトップの執務室でマギーとジーザスが向き合って話している。
マギーが「あなたも、私も、リックも、救世主の命を取らないという正しい判断をしたと思うが、でもニーガンを生かした事だけは間違いだった。」と言う。
そして「リックとミショーンの間違いは、機が熟したら正すわ。」と言葉を続けるマギーにジーザスも同意した。
そこへダリルも入って来て「そうしよう。」と言う。

別室ではニーガンがベットに仰向けに寝ていて、首は治療を受けて包帯が巻かれていた。
リックとミショーンが、ニーガンに自分の誤りをわからせようとして話し掛けていたが、こんな状態でも反論しようとするニーガン。
リックは頭に来て言葉も荒くなる。
そして、この日、リックはニーガンに終身刑を宣告した。
死ぬまで独房に入れて拘束するのだと言う。
「俺達が築く文明の証人になるんだ。」
リックは、たとえ長い時を掛けても、
人々が如何に、力を合わせて、公平で平和な世界を築き上げる事が出来るかを、
ニーガン自身の目で確かめさせようと計画していたのだ。
それから、リックとミショーンは、ニーガンに、
自分の過ちを自覚すると共に、
過去の支配と殺戮の時代の象徴となり、反面教師として、人々の為に生き続ける事が、これからのおまえの役目だと告げた。


焼け焦げた教会に戻って来たゲイブリエルは、涙を流して、
深く神に感謝の祈りを捧げた。
天窓から光が差し込み彼を包み込む。

リックが思い起こす遠い日の記憶。
幼い日のカールと、まだ若かったリックが、手を繋いで牧場の脇道を歩く後姿の映像が再び流れる。
リックは、カールの手紙を再び手にして、心の中でカールに話し掛ける。
「自分がどんな人間か。おまえのお陰で思い出したよ。
手を繋いで、おまえがここへ連れて来てくれた。みんなを新しい世界へだ。…カール。」