映画 ゴーストメイカー 完全ネタバレ・あらすじ | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

映画 ゴーストメイカー 概要・完全ネタバレ・あらすじ

映画 ゴーストメイカー 概要

2011年のアメリカ映画
監督:マウロ・ボレッリ
ジャンル:オカルトスリラー
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それは、幽体離脱というスピリチュアルな体験が出来る棺桶だった。

映画 ゴーストメイカー ネタバレ・あらすじ

昨年から、ネットに流通するある不気味な動画。
棺桶に横たわる若い男たち。
彼らの身元は、未だ不明である。
本作は、この話に基づく。

大学生のカイルのルームメイトは、足が悪くて車椅子暮らしのサットン。
その夜は、二人が暮らす一件家に、カイルの彼女が遊びに来ていた。
彼女の去り際の事。
「今夜うちに来ない?」彼女にそう誘われるも
「そうしたいけど徹夜で勉強しなきゃ。」と言って、キスだけ交わして車で帰宅する彼女を見送る。
(遊び人風な外見に似合わず、案外、真面目なのかな?と視聴者はここで思うかもしれない。)
だが、カイルは麻薬に溺れていて、売人に支払う金に困っており、
この日の深夜も、売人の所から集金人がやって来た。
その男は「今夜、金を払わないと恋人を襲うぞ!」とカイルを脅す。

夜が明けて、眠気を噛み殺しながら訪問清掃のアルバイトへ行くカイル。
不気味な老女の家だ。
彼はその地下室で、打ち捨てられた棺を見つける。

老女に「必ず廃棄処分するように!」とキツク言い渡されたにも関わらず、
古い棺なので、骨董品として、ネットオークションで、マニアに高く売りさばく事が出来るのではないか?という邪な考えを持ち、
カイルは、棺を自宅までこっそり持ち帰る。

棺の中を調べてみると、ベッチン製の敷物の下には、精巧な機械が仕込まれていた。
鍵穴に鍵を差し込むと、何とも薄気味の悪いメロディーが流れる。
鍵には“フォン・トリステン 1452年”の刻印が刻まれていた。

一体、これは何か?と思案し、知性派の友人プラットに、その由来を調査してもらった。
すると、それは、15世紀に“悪魔の造形師”と呼ばれたヴォルフガング・フォン・トリステンという拷問具職人の事だろうと言う。
また、プラットが見つけた《暗黒時代について書かれた本》には、
「トリステンは死後の世界に魅了されて、後半生を究極の機械作りに捧げた。」と記述されていた。
「死の興奮を安全に体験出来る棺桶を開発して、ゴーストマシーンと名付けた。」
まさにカイルが持ち帰ったあの棺の事だろう。
「作者のトリステンは処刑されてしまい、試作品のゴーストマシーンの在処は不明のままである。」と記述されており、どうやら計り知れない価値のある骨董品に間違いないとカイルは思った。

まず、危険がないか否かを、サットンの金魚で試してみたが、暫く死んだように動かなかった金魚が、一定時間が経過すると元気に泳ぎ出した事から、
カイルは、自分でも試したくて、試したくてウズウズして来た。

夜更けに、現物を見たくてプラットが訪ねて来た。
好奇心を抑えきれず、とうとう3人で代わる代わる棺に横たわり機械のネジを巻いて試してみた。
その時、それぞれの魂は、肉体から抜け出て、自由に行動した。
「死後の世界…これが、幽体離脱というやつか?!」と心で思う。
その様子をサットンが撮影していた。
1分と5秒の間…三人三様の魂の彷徨い方であったが、誰の順番の場合も、肉体の呼吸は止まっていた。


最初は恐る恐る使っていたカイルだったが、次第に、この臨死体験の魅力に取り憑かれて行く。
だが、この体験にカイル以上の喜びを感じていたのはサットンだった。
体験中のサットンは、現実とは違い、不自由なく何処へも歩いて行く事が出来たからだろう。
サットンは繰り返す度に、片想いの彼女の傍へ行った。
それは、カイルの彼女だ。

幽体離脱を繰り返すカイルとサットン。
だが、このマシンの使用には恐ろしい代償があった。
死を欺いた報いとして、冥界からの処刑人…つまりは死神が、彼らを迎えにやって来るのだ。
黒いマントに全身を包み機械仕立ての顔を隠して、
死のオーラを放ちながら忍び寄る死神。

果たして彼らは死神の魔の手を逃れ、生き延びる事が出来るのだろうか?

以下、本格ネタバレとなります。

死神の影に怯えるプラットは、死神から逃げようとしてアパートの階段を踏み外して転落死してしまう。

カイルは、幽体離脱を利用して、麻薬の売人が仕入れた麻薬の隠し場所を突き止めて、それを全部、盗んでしまう。
そのせいで、売人が焦って、僅かに残った麻薬にヤバイ混ぜ物をして売ったために、
他の麻薬のお客が命を落としてしまう。
遅ればせながら麻薬を止める決心をするカイル。

サットンは臨死体験の影響で、現実にも歩けるようになった。
それで自信が湧いて来て、
ずっと想いつづけて来たカイルの彼女に、カイルが覚醒剤をやっているとチクって、気を引こうとしたが彼女の反応は芳しくない。
なのに告白して、強引に迫って、こっぴどく振られるも、ストーカーのようになって、暴力的に彼女を支配しようとする。

「死は欺けない。あれを破壊せねば」
プラットがpcに遺したこの言葉に気持ちを動かされたカイルは、斧を手に、棺をぶち壊そうとしていた。
そこに、歩けるようになったサットン登場。

ラストは、悪魔に魅入られ、以前とは人が変わったようになってしまったサットンとカイルの、
彼女と棺桶を巡っての対決となり、
格闘の末、
彼女の助けもあり、カイルが勝って、サットンは高所から転落死してしまう。

本当に死んでしまって肉体から抜け出したサットンの霊魂は、これで、今後は、何でも自分の思い通りに出来ると
一瞬、喜ぶが、すぐに死神が迎えに来て、その霊魂は死神に吸収されて消え失せた。

ホッとして彼女と抱き合うカイル。
棺は燃やしたからもうない。
死神の姿は未だに時々、カイルの目に映るのだが、恐怖心に打ち勝ち生きていくと決めた。

棺の残骸の燃え残った機械部分を集めて、あの老女に返しに行ったが…彼女は、棺を処分しなかった後悔のせいで、成仏出来ずに、その家に居残り続けた地縛霊だったのであった。

ようやく、お迎えが来て、消えて行く老女。

一人だけ生き残り、麻薬も止めて、彼女も失わず、
まさかのカイル一人勝ちのハッピーエンドでおしまい。