映画 手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ 美しく ネタバレ・あらすじ
映画 手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ 美しく 概要
2011年公開の日本映画。
監督: 森下 孝三
脚本:吉田玲子
ナレーター/チャプラの母: 吉永小百合
シッダールタ:吉岡秀隆(主演)
1972年の9月から『希望の友』に連載が始まった手塚治虫の『ブッタ』
それから10年以上もの長きに渡って描き続けられた『ブッタ』。
それは、釈迦の生涯を説話に基づいてなぞっただけの単純なものではない。
魅力的なオリジナルキャラを脇役に配し、圧倒的なエンターテインメント性で、人々を魅了する独自のドラマを構築し作り上げられた丹精込めた物語なのだ。
その長年愛され読み続けられて来た名作漫画を映画化した第一弾が、この映画である。
その大作にふさわしい錚々たる声優陣が、いっそう作品を艶やかに彩る。
映画 手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ 美しく ネタバレ・あらすじ
2500年前のインド。
ヒマラヤの山頂で風吹の中に倒れ込む一人の老僧。
周囲には彼を気遣うように、熊、キツネ、ウサギが近づいて来る。
熊は魚を、キツネは木の実を、それぞれに老僧に捧げるのだが、ウサギには捧げられるものが何もない。
するとウサギは老僧の前に小枝を集めて、火を起して欲しいと身振りで教える。
老僧が起こした火が勢いよく燃え上がったその時、ウサギは炎の中へ飛び込んだ。
老僧は驚き慌てて火を消したが、ウサギは焼死していた。
ウサギは提供出来なかった食物の代わりに自身の身体を焼いて老僧に捧げたのだ。
捨身と呼ばれ、仏教ではもっとも崇高とされる行為だ。
これはバラモン僧の阿私陀仙(アシタ仙人)の師であるゴシャラ様が体験したと伝えられている。
(バラモン教は仏教が出来る以前の世にあった宗教)
このウサギの行為の意味から悟りを開ける人は、神になるか、そうでもなければ世界の王になる器の人であろう。
阿私陀仙は弟子たちにそう告げる。
…と、その時、阿私陀仙は、南の方角に強い力を感じた。
それで、弟子ナーラダッタを派遣し、それについて調べて報告するように命じる。
「明日、おまえは山を降り南へ真っ直ぐ進んで、尊き方を探すのじゃ。」
その頃、その地、シャカ国にて、
シャカ国王とその妃の間に、一人の男の子が誕生する。
その子こそが、物語の主人公、ゴータマ・シッダールタだ。
その当時、この地では王国同士の戦が絶える事がなかった。
やがて、十数年の歳月が流れ、思春期を迎えたシッダールタは、繊細で優しい少年に育っていた。
映画 手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ 美しく キャスト
ナレーター/チャプラの母: 吉永小百合
シッダールタ:吉岡秀隆(主演)
シッダールタの幼少期:折笠愛
チャプラ:堺雅人
チャプラの幼少期:竹内順子
スッドーダナ王:観世清和
ブダイ将軍:玄田哲章
バンダカ:藤原啓治
タッタ:大谷育江
ナラダッタ:櫻井孝宏
ミゲーラ:水樹奈々
マリッカ姫:黒谷友香
ジョーテカ:観世三郎太
マーヤー妃:日野由利加
タッタの姉:朴路美
パジャーパティ妃:大原さやか
ヤショーダラ姫:能登麻美子
刑吏1:駿河太郎
刑吏2:笠兼三
アシタ:永井一郎
映画 手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ 美しく 感想
総制作費は10億円と言うだけあって映像が美しい。
動物たちが、時折、人間に向ける無垢な眼差しが愛おしいぞ♡
登場人物の顔が、どうもワンピースのそれに似ているなと思ったら、どちらも東映アニメーションで制作されていたせいみたい。
シッダールタの声が、あの内面にいつも何か秘めてるっぽい吉岡秀隆。
実際に吉岡秀隆が内面に何か秘めてたとしても、釈迦ほどの凄いものは秘めてないとは思うけどねww
でも、まぁ、あの落ち着いた声の人選はベストチョイスかもしれない。