映画 京城学校:消えた少女たち ネタバレ・あらすじ・感想
映画 京城学校:消えた少女たち 概要
2015年公開の韓国映画。
監督:イ・ヘヨン
主演:パク・ボヨン
ジャンル:ホラー・サスペンス
上映時間:99分。
井上真央に、そっくり率77.81%のパク・ボヨンが主演のホラー映画。
映画 京城学校:消えた少女たち ネタバレ・あらすじ
1938年。
人里離れた森の奥深くに建つ女学校に、一人の少女が転入してきた少女、チャ・ジュラン(日本名は静子)。
外界から遮断されたそこは、
表向きは体の病弱な少女たちの健康管理をしながら学ばせる全寮制の学校であったが、ジュランが転入する前にも静子という名の少女がいたらしい。
閉鎖的なその学校では、いつも突然に生徒が消える。
先生は、夜中にその子の親が迎えに来て、挨拶する間もなく家へ帰ったのだと言うが、何かがおかしい。
それでも、級長のホン・ヨンドク(和恵)と親しくなったジュランは、校長に勧められた朝の点滴を続け、健康になろうとの努力を続ける。
そして彼女たちは、
生徒たちの中から2名だけが選抜されるという東京留学に夢を掛けて日々を過ごすが…やがて学校の、隠された真の恐ろしい目的を知る事になるのだった。
映画 京城学校:消えた少女たち 感想
この学校は日本の支配下で運営されているとの事で、日本語使用が義務付けられており、なんやら下手な日本語が飛び交う。
設定はあの『約束のネバーランド』や『わたしを離さないで』にも似てるんで、ちょっとだけ期待したけど、期待外れだった。
どうも、当時の日本をナチスドイツ並みに外道な人でなしに貶めたいらしく、映画の中で日本の軍部はそういう立ち位置であった。
まぁ、その反日感情はともかくも、
軍部と学校の本当の目的は、体力が超人並みに向上した体を作る新薬の開発だ。
少女たちは、新薬の開発に必要な人体実験のために、騙して(?)連れて来られてるのだそうだ。
目的がそれなんで、最後は主人公が、スーパーガール並みに強くなっちまって、大暴れして敵キャラを根こそぎやっつけてしまう。
化け物級に体力が向上した結果、敵を打ち負かしたにも関わらず、
一人ぼっちになってしまった寂しさが漂い、勝利に酔う事も出来ないで鬱。
で、この後、主人公はどうしたらええのでしょう?
途中で《もしかして、これ伏線?》と見えた真っ赤な花や、池の中に沈んでいる沢山の少女たちの夢は、全く伏線ではなかった。
単なるミスリードのために差し入れられたシーンだとしても、
たどたどしいストーリー展開を、余計に混乱させてるだけのような印象で「ホントにそのミスリードいるのかな?」と疑問に思った。
クライマックスで大掛かりな器物破損がある事を思えば、それなりのお金がかかっているようなのでB級映画とは言えないのかもしれないが、
だったら駄作と呼ばせてください。