映画 クワイエット・プレイス ネタバレ・あらすじ・感想~クワイエット・プレイス2制作も決定! | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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洋画のご紹介です。

映画 クワイエット・プレイス ネタバレ・あらすじ・感想~クワイエット・プレイス2制作も決定!

クワイエット・プレイス
( シネマカフェ権利所有?>クワイエット・プレイス 17枚目の写真・画像

「クワイエット・プレイス」続編は2020年5月公開


続編でも脚本と監督は、ジョン・クラシンスキー。

映画 クワイエット・プレイス 怪物の生態


盲目だが、極めて鋭敏な聴覚を持ち、食虫植物のように顔中が口。

ところで、食虫植物と人類の終末と盲目いう3つの要素では、映画『人類SOS!』がある。(こちらは盲目は人類の方)

映画 クワイエット・プレイス 概要



2018年公開のアメリカ映画。
監督:ジョン・クラシンスキー
主演:エミリー・ブラント
ジャンル:サバイバルホラー
上映時間:121分

新体感ホラーと銘打っているが、叫び声を上げたら刺されるデッド・サイレンスと類似しているようにも思えるけど、どうなんだろう?

監督で父親役のジョン・クラシンスキーと主演のエミリー・ブラントは実生活でもホントに夫婦。

映画 クワイエット・プレイス ネタバレ・あらすじ



[※この映画では特に詳しい状況説明はないのだが、時は、現在2019年と直近の未来だと思われる。]

荒れ果てた町に人の気配はない。
この荒廃は、宇宙から飛来したと思われる、音に反応し人間を捕食する怪物が世界中で人類を襲い尽くした結果なのだ。

ここアメリカの、そんな、とある廃墟の町で、ドラックストアを物色する両親と子供3人の親子連れ。
彼らは、卓越した知恵で、生き物の脅威から逃れ、生き延びた一組の家族であった。

ここで生き残るルールは一つ。
絶対に音を立ててはいけない。
音を立てたら怪物が襲ってくるからだ。
両親は、懸命に子供達を守ろうと考えていた。

ところが、その日、そのストアで、
まだ幼児である末っ子のビューが、そのドラッグストアに、たまたま置いてあった電池式の音を出す航空機の玩具を欲しがった。
父のリー・アボットは、用心のために、それから電池を抜き取り、ビューを「音が出るからダメだよ。」と手話で言って聞かせたつもりだった。

しかし、なぜだか…詰めの甘い両親は、姉のリーガンにヒューを任せて、先に店を出て行ってしまった。
しっかり者のようでも、両親ほどは事の重大さをわかっていない姉のリーガンは、
弟を不憫に思い、こっそりと、その飛行機の玩具を与えてしまう。
そしてまたこの姉も一足先に店を出て行った。
最後に残ったヒューは、父が抜き取って、すぐ傍らにあった台の上に置いた乾電池も一緒に持って来てしまう。


その帰り道、一同が吊り橋に差し掛かった時だった。
最後列をかなり遅れて一人で歩いていたヒューは、いつの間にか電池を飛行機にセットしていたようで、飛行機の玩具が電子音を出した。
その瞬間、父はヒューを助けようと後ろに向かって猛ダッシュしたが間に合わず、一瞬にして怪物に連れ去られてしまった。

連れ去られるという事は要するにテイクアウト(お持ち帰り食材)を意味する。
そしてそれは同時に死も意味するのだった。

こんな時でさえ、彼らは、ショックの叫びも、悲しみの鳴き声も洩らす事なくジッと堪えていた。


ヒューがいなくなってからも、残された家族4人は淡々と音を立てない物静かな暮らしを続けた。
そんな中で父は防音設備のある部屋で、ずっと補聴器の開発研究をしていた。


母親のイヴリンのお腹には、4人目の子供が入っており、間もなく出産を迎える。

そんなある日の夜の事、リーガンとすぐ下の弟、マーカス(ノア・ジュープ)が床の上でゲームをしていたが、
明かり取りのためにゲームの横に置いていたカンテラを倒してしまい大きな音を立ててしまう。
その時は事なきを得たものの…その日から、度々、彼らの家は怪物に襲われるようになってしまった。

その後、いくつもの危機を乗り越えた末に、
家族の中で、もう一人が、その尊い命を落とすのであるが…母が、赤ちゃんを無事に産むので人数はプラスマイナスゼロで、3人のままエンディングを迎える。


映画 クワイエット・プレイス 感想


映画の前半では、
吊り橋の上で末っ子が襲われるシーンのみが、
スリリングなシーンであり、
その後は無言のまま、たまに手話を使って意思疎通する家族の様子が淡々と描かれてゆくので、
ちょっと退屈に感じるかも。

そして退屈と同時に、家族を亡くしても、特に悲しむ様子もなく、
相変わらずの日常を過ごす家族に「この人たちの感情面はどうなってるのか?」と不思議さを感じていた。
だが、その点は、悲しみや自分の落ち度を責める気持ちというのは、外には洩れ出さずとも、
それぞれの心の内側に鬱積していたんだって。
それ、凄いストレスだと思うんだけど、そのストレスが彼らの表情に現れる事がないってのも、やはり腑に落ちないなぁ~。

《まるで最後の一組か?!のように生き延びたサバイバル勝ち組家族》という設定の割には、
冒頭で幼い末っ子から目を離す…このぬるいセキュリティ感覚と矛盾しているように思えてならない。

出産を声を全く洩らさずに1人だけで成し遂げる母はアッパレなんだけど、
生まれた直後に赤ちゃんが産声を上げないのも、もしそうなら一大事だし、
それで健康な赤ちゃんというなら矛盾の極みでしょ?
赤ちゃんが産声を立てない場合は喉が詰まって死んでる(あるいは仮死状態の)場合もあるので。
生まれた後も、大人しい赤ちゃんで、
弱っちい声で、たまぁ~に泣くけど、基本的にはほとんど泣かないって…
すごくご都合主義的だよね?
マジでそんな様子だと、赤ちゃんの健康面で問題アリでは(^?^;

後「音を立てたら即死」とは言うものの、
息遣いの音くらいなら許容範囲らしいというのもあって、
どれくらい以下ならセーフで、
どれぐらい以上がアウトとなのか?の基準が観客には示されていない。

ほんで、怪物はなぜか水の流れる音には反応しないというのも、よくわからない話。

以上、怪物の生態設定が割とチャランポランなので、こんなんで、よく映画評論家らに絶賛されたなぁ…と少し不思議に感じた。