映画 人類SOS! ネタバレ・あらすじ・感想 | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

洋画のネタバレです。

映画 人類SOS! ネタバレ・あらすじ・感想



映画 人類SOS! 概要



1962年公開のイギリス映画。
監督:スティーヴ・セクリー
原作:ジョン・ウィンダムのSF小説『トリフィド時代』
脚本:フィリップ・ヨーダン
ジャンル:SF
上映時間:94分


映画 人類SOS! ネタバレ・あらすじ



その年の、ある時、突然に「空前の流星群が降って来るでしょう。」と世界各国で発表があった。

有史以来、最大規模との事で、天文学者による観測・研究・発表では「流星は地球に届く前に燃え尽きる。」とされた。
思いがけない気象観測のプレゼントに、人々は喜び、誰もがこぞって、その日、夜空を見上げていた。

ところが、一夜明けると、流星群を見た人々は皆、失明してしまった。

そんな中で、アメリカ人船員ビル・メイスン(ハワード・キール)は、10日ほど前に視力回復の手術を受けたため、
流星群を見る事もなく入院・療養中であった。
そして、流星が降ったその翌日に、ビルが包帯を外してみると、誰もかれもが失明しているという異常事態に遭遇する。


一方、人里離れた島の灯台に住む科学者夫妻も、流星群は見ていない。
妻のカレン・グッドウィン(ジャネット・スコット)は生物の研究に専念していたが、
夫のトム・グッドウィン(キーロン・ムーア)は、酒好きなのに、週に1度来る船でしか酒が入手出来ないこの島での生活に嫌気が差していた。
流星群が降った日にも彼は
「次の船が来たら島を出る!」と一方的に妻を怒鳴りつけていて、
仕方なく妻は研究を中断して翌日、船が来たら、夫の意向に従うつもりでいた。


この頃、トリフィドという名の食用植物が栽培されていたが…その数は定かではない。
欧州各地の人々が流星群を見た翌日に失明するという事件と時を同じくして、このトリフィドが歩き出して、
あちらこちらで人々を襲い捕食するというとんでもない事態となった。
流星群とトリフィドの関連性は明らかではないが、とにかく突然変異としか言いようがなかった。

目の見えなくなった人々は次々に襲われ、人類が壊滅状態となってゆく一方で、
トリフィドは、綿毛の胞子を飛ばして、瞬く間に繁殖していく。

ビルが外へ出ると、街中は、目の見えない人達で混沌としていた。
そんな中で、ビルは急停車した列車から降りてきた目の見える少女スーザン(ジャニナ・フェイ)を救い、
安全な場所を求めて一軒の豪邸へと辿り着く。
そこでは、まだトリフィドの脅威は知られてはおらず、
目が見える3人が、盲目になってしまった人々のお世話をしながら暮らしていた。

ビルはその家にいた目が見えるクリスチャン・デュラント(ニコール・モーレイ)という女性に、
ここから離れてスペインの基地に行った方がいいと勧めるが、
クリスチャンは目の見えない人たちを置いて行くわけにはいかないと拒む。

しかし、その夜、ビルの留守中に、
脱走した囚人らが集団で館に押し入って来て、女性らをはべらせてどんちゃん騒ぎを始めていた。
それを知ったビルは、クリスチャンだけを連れ出して、スーザンと3人で押し寄せるトリフィドを焼き払い、車で屋敷から脱出した。

もうその頃には、トリフィドが屋敷に詰めかけて来ており、屋敷の中に残っていた人々は、目が見える者も見えない者も全員が襲われた。
目の見えない者の中には、悲しいかな自ら、トリフィドに近づいて行き餌食になる者もいた。
その後、生存者がいたか否かは不明であるが、おそらくは全滅の模様。

ビルたちは途中で目の不自由な夫妻の家へ立ち寄ると、
奥さんの出産を助けた。
ここの家は金網で四方を囲まれていたが、その周辺に、夥しい数のトリフィドが後から後から押し寄せて来る。
奥さんが無事出産を終えた頃、
スーザンが、トリフィドたちが音に反応して集まって来ている事に気付く。
ビルはこのトリフィドの習性を逆手に取り、自分が、車の中で音楽を鳴らしながらトリフィドを引き寄せて走り出した。
トリフィドたちがビルの乗った車を追いかけていなくなると、その隙にもう一台の車に乗ったクリスチャンとスーザンと、この家の夫妻は、アリカンテの港を目指して出発した。
アリカンテの港には民間人を救うための最後の潜水艦が停泊している。
この報道は予めビルが無線機からキャッチしてあった。

ビルは十分にトリフィドたちを引き離すと、音楽テープを流したままの車から脱出して徒歩で港を目指した。

アリカンテの港にて、
スーザンとクリスチャンが気を揉んでビルの到着を待っていた。
出航5分前となった時に、少し離れた岩場の上に姿を現したビルは、ゴムボートで救出され、めでたし、めでたし。


一方、海岸の灯台に篭もっていた生物学者夫妻は、家のドアを破って侵入して来た複数のトリフィドに灯台の一番上まで追い詰められていた。

武器もなく、そこにあったのは消火用の海水が出るホースだけ。
それをトリフィド目掛けて浴びせてみたところ、トリフィドは見る見ると溶け始めた。
こうして夫妻は危機を脱した上に、トリフィドの弱点も発見し、人類は救われたのである。


映画 人類SOS! 感想



いやあ、とにかくトリフィドの動きがトロい!ww
根っこを足代わりに歩いてるせいなのか?
ヨチヨチ歩きなんですよww
だから迫力も緊張感も全然ないんだけど、昔の映画だから、特撮技術もなかったろうし、その点は仕方ないのかな?

トリフィドの弱点が海水って、海辺の近くでは樹木が育たないってよく聞くんで、説得力あると感じた。
そこで調べてみたら、雑草の除草に塩を使う方法もあるにはあるらしい。
(ただし、塩は土壌では分解されないため、雑草だけではなくて、すべての植物が生えて来なくなるし、酸化によるコンクリート剥離などを引き起こして住居に悪影響なので、やめた方がいいとか。)


クリスチャンさんは、あんなにキッパリと「みんな昔からの友人なのに見捨てられないわ!」と言い張ってたのに、
囚人に押し入られて自分の力では抗えないとなると、見切りを付けるのが早くてビックリ!
やっぱり人間は自分の身が一番可愛いのね(T_T)

襲われた人の死に様が、スプラッター式ではなくて、チューペットみたいに中身を吸い出されて萎んでるような風に見えた。

トリフィドが音に反応するという設定が、ほらウォーキング・デッドでウォーカーが音に反応するのと同じなんだよね。
この設定を極端にすればクワイエット・プレイスだしね。