先週の土曜日、高校のクラスメートとの同窓会があったせいでもあるんですが…
高校の頃のあの甘酸っぱい感じにふと浸りたくなって……
つい見てしまいました……
映画「ハルフウェイ」
数々の恋愛ドラマの名作を書いてきた北川悦吏子の初監督作品。プロデュースは岩井俊二です。
いやぁ~なんかねぇ~
見ててもどかしいし……
何そんなことで悩んでんだよ~って思うんだけど……
それが、高校生の頃なんですよね~
北川さんも岩井さんも私めと同年代なので、こんな作品を作ってみたくなった気持ちが何となくわかります……
最近のケータイ小説世代には「恋空」みたいに刺激的な方がいいのかもしれませんが……
とにかくこの映画、北海道の高校の大学受験を控えたカップルが、彼女は地元に残り、彼は早稲田に行きたい、
で、彼が東京に行くか行かないかで2人が悩むって、ただそれだけの話なんです…簡単に言ってしまうと!
その2人を演じているのがイマイチだった学園ドラマ「太陽と海の教室」に引き続きカップルを演じる北乃きいと岡田将生。
この2人がいいんですよ!!
高校の時、こんな女の子がいたら、「面倒くさそう」と思いながら絶対好きになってたでしょう…(^-^ゞ
すねたり、喜んだり、強がり言ったり、その一つ一つが実に自然で、キラキラしてるんです!!
北乃きいの評価、急上昇!
対する岡田将生、彼は「天然コケッコー」の時から注目している逸材。
三浦春馬と並んでまだ十代の役者の中では必ず将来大スターになる人だと思ってます。
「天然コケッコー」の時もそうでしたが、この人は肩の力を抜いたナチュラルな演技ができる!!
そこがすごいんですね……
今回の役でも、彼女の思いに応えようとしながらも、自分の進学の夢も捨てきれない…
そんな揺れ具合を繊細に演じきっていました。
今回の映画は岩井俊二の映画のように、わざとセリフを決め込まず、アドリブ的にしゃべらせて撮る演出方法が、かなり取られていて
だからこそ2人のやりとりが自然な感じで、まるでドキュメンタリーのようにすら見えるんですが…
それができるのは、やっぱり役者の力量が問われるところですね…
2人の友達役の溝端淳平、仲里依沙もそのへんうまく演じてました。
岩井俊二常連の大沢たかおの先生に北乃きいが相談するシーンなんかも、大沢がホントにそんな先生みたいに演じていて流石!って感じでした。
北乃きい&岡田将生の今後に注目して下さい!!
再び主役で共演するドラマが、何年か後にあるかもしれませんよ。(^-^)b