視聴率が悪いからと言って見る気が失せてしまうドラマとそうでないドラマがあります…
今クールで言えば…
「恋して悪魔」
「ダンディダディ?」
の2作品は低視聴率もうなずけますし、見るのもリタイアしました…
しかし、どんなに視聴率が悪くても最後まで見たいと思っているのが…
テレビ朝日 21時
「コールセンターの恋人」第5話
主演・小泉孝太郎
脚本・中園ミホ
演出・片山修
今回のテーマとなる商品は「ハワイ島の湧き水」
まず冒頭でトクラ(小泉孝太郎)はミネラルウォーターしか飲まず、水道水は飲めないと豪語。
アオキョー(ミムラ)がいつも持っている水筒の水を勧めると、トクラは美味しいと誉めるが…アオキョーは蛇口から補充する…
というくすぐりがあります…
(^-^)b
しかし中園ミホの脚本は、そのへんが良くできていて、この小ネタが重要な伏線としてラストまでつながっいくんです!
今回のクレーマーは「ハワイ島の湧き水」PRのコメンテーターもやっている目黒美容形成外科院長(東ちづる)。
これがまた憎々しい女で、台風で道が封鎖され悪い道を通って運んだため、ペットボトルがへこんでいたのを…
こんなのは飲めないから、すぐちゃんとしたのを届けろと言うんです…
今から配送し直しても夕方になると言っても応じず、アオキョーが届くまで水道水を煮沸して飲めと言うと…
さらに激怒…ブログにそれを書き立てるんです!!
また東ちづるがホントにそういう人じゃないかと思えるぐらいの迫真の演技で、イヤ~な感じなんです!
結局、運んだトラック運転手にも謝らせることになり、トクラが会いにいくと…
運転手(山崎樹範)はトクラの旧友で職を転々していて、正式採用間近で無理して運んだためだったんです…
お前は悪くない、お前のせいにはしないと言ってたトクラでしたが、いざ目黒院長や局長の前では友人をかばえず…
別れ際に友人からお前は昔から変わらない…寄らば大樹の陰だ…と言われ、落ち込むトクラ。
つい夜中にお客様相談窓口に電話する…
出たのはアオキョー。
声を変えていかに自分がダメかを訴えるトクラ。
人生は品質が保たれているペットボトルの水ではない…
思い通りにならないことの方が多い…
それが人生なんです…
だから生きてください…
その言葉に救われるトクラ。
センターに戻ると、水撒きしているホースの水をゴクコク飲む…っていう話。
まぁいろいろ強引なところもありはするんですが…
筋運びの上手さで、つい見てしまうんです…
ミムラの個性的な演技が光っています…
小泉孝太郎の凡人ぶりも、いいんです…
もっと視聴率が良くてもいいドラマなんですがね~
一層アオキョーを主役にして日本テレビの水曜22時にやっていたら、もっと良かったかもしれませんね?
(^-^)b