まだ最終回の視聴率が出ていないので、確定はしていないのですが…
おそらく夏クールの連続ドラマの中で(深夜帯を除く)、平均視聴率が最下位という不名誉を手にするのが…
テレビ朝日 金曜21時
「コールセンターの恋人」最終回
主演・小泉孝太郎
脚本・中園ミホ
演出・片山修
前回、コールセンターに言いがかりをつけに乱入し逮捕された男の娘と知られ、行方をくらませてしまったアオキョー(ミムラ)。
その後トクラ(小泉孝太郎)はアオキョーのことをブログに書き、それが大評判に…
ブログは「クレームの女王」という本として出版され、100万部突破のベストセラーに。
「徹子の部屋」に出演したトクラは、放送中にアオキョーに見てたら電話をくださいと呼びかけます…
昔、父親と来たことのある食堂で、その放送を見ているアオキョー。
その頃から使っている黄色い水筒で、あの時の少女とわかった主人(大和田獏)に、
実は出所後父親がこの店で働いていたこと…
5年前に病気で亡くなったこと…
自分の家の墓に入れてあげたこと…
を教えられます…
(なんていい人なんだ、獏ちゃん…)
本社に戻るよう言われてもコールセンターに残ったトクラは、
アオキョーがしていたように、コールセンターに泊まり込み夜中にかかる電話にも対応します…
そうしてアオキョーからの電話を待ち続けたのです…
声を変えてかけてくるアオキョーに、トクラは以前自分が落ち込んでかけた時、アオキョーに言われたことをそっくりそのまま言うのです…
「思い通りにならない人生を生き続けなさい…」と。
結局、アオキョーはコールセンターに戻り、クレーム処理をまた始めます…
このドラマ、テレビショッピングという題材はユニークで、テーマの着眼点はよかったんですが…
主演の小泉孝太郎に視聴者を引き付ける強い求心力が欠けていたこと…
全般的にキャストが地味で、田舎にあるコールセンターが舞台なので暗い印象が強かったこと…
商品にクレームをつける相手とクレーム処理する側との接点をドラマ的にするために、無理やりな部分が多かったこと…
などが、低視聴率につながったと思います…
アオキョーを演じたミムラは個性的な演技で、「銭ゲバ」に続いて実力を見せてくれました…
ちょっと趣向倒れに終わった残念な作品です…
(;_;)/~~~