いやぁ~録画をミスったって記事を書いたら、今回は良かった!ってコメントをいただいたり、職場でも言われて…速攻手配し、仕事も猛然と片付け、帰宅する間も惜しんで、職場でヘッドホンつけて見ましたよ!
いやぁ~、良かった!
家で見てたら間違いなく大泣き状態だったでしょうね…
職場でウルウル(;_;)しながら見てました…
TBS 日曜21時
「JIN-仁-」第7話
主演―大沢たかお
脚本―森下佳子
演出―平川雄一朗
久しぶりに金八…いや武田鉄矢に泣かされました…
なんて素晴らしい人なんでしょう…緒方洪庵って人は。
仁(大沢たかお)の医術に協力できることなら骨身を惜しまず尽くしてきた緒方(武田鉄矢)。山田(田口浩正)をはじめ緒方の弟子たちは寝る間も惜しまずペニシリン作りに励み、仁に提供します。
しかし、緒方一派の活躍を快く思わない西洋医学所内のヤツらが、製造所を荒らしたり、果ては火をつけて妨害をするんです…
山田がほんの少しペニシリンの株を持ち出したものの、そんなので間に合うわけもなく、絶望的な雰囲気が漂います…
ところが、仁のもとへは山田から変わらずペニシリンが…
不審に思った仁に山田は、医学所とは別の場所に密かに作られたペニシリンの製造所を見せます。
実は、製造所でのペニシリン作りの限界を早くから感じていた緒方が、これまでも支援を受けていたヤマサ醤油の当主(石丸謙二郎)を時間をかけて説得し、醤油作りのノウハウや職人をもらって、より生産性の高い製造所を作っていたのです。
仁の医術を守ろうとする心意気に感じて協力したのだ…と言うヤマサ主人。ヤマサ醤油すごいイメージアップですね…これ。
しかし、緒方の労咳は悪化していて、仁は診させてくれと緒方を訪ねます…
この仁と緒方のシーンが、ホント素晴らしかった…
緒方は「医の道とは何につながると思われるか?」と仁に問います。
答えられない仁。
緒方は「平らな世」だと答えます。武士も農民も腹を割れば同じ中身、医術の進歩が誰しもに平和をもたらす、そう信じて医学に精進してきたと言うのです。
仁の医術を見て、緒方は仁が未来から来た人間と感づいていました。それを冥土のみやげに教えてくれと確認します。
そして、大坂から江戸へ来たぐらいで寂しく思っていた自分に比べれば、未来から1人やってきた仁はどんなに寂しかったでしょう…お恥ずかしい限りです…
その寂しさを私に分けてください…私が冥土に持っていきますから…って…
(T_T)
そんな優しいこと言われたら、泣くって…
仁じゃなくても…
だめ押しは最後の言葉、
「未来では労咳は治る病気になっているのでしょうな…」
仁という最高の指導者を得て、高度の医術をこの先身につけ、国のため、医の道のため尽力したかったのに……
という緒方の無念…がジワっと伝わりました…
しかし、自分の代わりに仁がこれからはやってくれるという安堵で、死に顔は笑みを浮かべていました…
とかく演技がクサくて鼻につきがちの武田鉄矢ですが、穏やか表情と口調と実に深い演技を見せてくれました!
自分にとっての天命とは何か?を考えていた仁は、龍馬(内野聖陽)の自分は日本を一つにするという手紙をヒントに、漢方と西洋医学の融合をめざすことを思い立ちます。そして「仁友堂」という病院を開業するのでした。
おっと忘れてはいけないのは今回の咲(綾瀬はるか)。
ペニシリン製造所が焼けたと手術中に聞かされ、動揺し汗を流す仁に「今日は蒸しますね」と言って汗を拭いてあげたり、ペニシリン作りが絶望的で心折れそうな仁に「神は乗り越えられない試練は与えない」という仁の持論を言って励ましたり…
ホント、ナイスアシスト!仁の精神的なサポート、バッチリです!!
しかも、「歩きたくてもこのように歩けない人もいるのですから…」と吉原から出られない野風(中谷美紀)のことを思いやりつつ、仁と並んで歩くようにもなりました。
咲の前向きな姿勢が、とても清々しく、元気を与えられますね…
元気といえば龍馬は今回も熱かったですね…
手紙の差出人名が「友」っていうのが、いかにも龍馬らしくて良かったです…
今回の評価は…
ホント、今クールだけで終わってしまうのが残念でなりません!
続編ってわけにもいかないんでしょうし…