昨日の日刊スポーツで「JIN-仁-」の石丸プロデューサーが、なぜヒットしたかについて語る興味深い記事が載ってましたので、ご紹介したいと思います…
まず石丸プロデューサーはこの原作を3年前から知っていたのですが、時機を待って温めていたそうです…
そこへ昨年の「篤姫」の大ヒット、大河ドラマが盛り上がってきたのを見て、いつか民放で大河ドラマをやってみたかった石丸Pは、よし今だ!と企画を通したそうです。
石丸Pは「ROOKIES」をヒットさせたプロデューサーでもあるわけですが、「JIN」との共通点は、
1,日頃ドラマを見なくなった男性に見てもらう狙いでドラマ作りをしたこと…
2,ヒューマニズムとノスタルジーを大事にしたこと
…だそうです。
最近の連続ドラマのセオリーは女性狙いなのですが、どちらも男性が家にいる週末の枠だったので、あえて逆をいき、「男性が見て優しくなれる作品なら、女性も絶対好きになれる」と考えたそうです…
またノスタルジーというのは映画「3丁目の夕日」の大ヒットにも影響を受け、「ROOKIES」では80年代に流行ったスポ根テイストを…
「JIN」では70~80年代に放送していて石丸自身好きだった「まんがはじめて物語」の感じを…
盛り込んだそうです…
つまり、主人公南方仁がモグタンとお姉さんのような案内人になって江戸時代を視聴者に疑似体験してもらう…感じなんだそうです。
その時代に生きてなくても懐かしく思えてしまう感じを出したのだそうです…
またキャストについては、連続ドラマの常連のような役者ではなく、8年ぶりの大沢たかお、7年ぶりの中谷美紀を起用したそうです。
石丸Pいわく…
「真っ白な大沢さん、真っ黒な内野聖陽さん、太陽のような綾瀬はるかさん、月のような中谷美紀さんと、キャストの対比がうまくいってると思ってます」
まさにそうですね、4人のキャストは完璧といえる演技をそれぞれ見せてますから…
ヒットメーカーの時代を見る目の確かさに感心してしまった記事でした…
( ̄▽ ̄)b