いろんな意味で問題作…「ギネ」総評&視聴率総括 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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「ギネ~産婦人科の女たち」はいろんな意味で問題作でしたね…





何と言っても藤原紀香演じるヒロイン柊奈智のキャラクターが強烈でした…
こんなにも視聴者の共感を拒絶したヒロインって、これまでのテレビドラマでもそうはいないんじゃないですかね…





無表情で無愛想で、口を開けば胎児の命が大事!大事!と主張し…





それにはさぞ同情しうる理由があるのかと思ったら、その辺の説明もあっさりで…





極めつけは徳本さんが死んでしまった時の狂乱ぶり、さらに産科を外されたときのキレっぷり、そして徳本さんのご主人に言った非常識な発言!





その唐突な暴走が、逆に今回は何をやらかしてくれるのかの楽しみにすらなりました…





Gガイド テレビ王国のドラマクチコミランキングでも、「JIN」「相棒」に次いで3位というのも頷けますね…





何か言わずにはいられない突っ込みどころの多い作品でしたからね…
( ̄▽ ̄)b






藤原紀香は好き嫌いの分かれる女優で、決して演技力のある人ではありませんが、そこを逆手にこんなキャラクターにし、セリフも減らしたのなら、スタッフはすごいと思います…






脇の役者に救われた部分も多々ありました…





柊に振り回され、叱ったりなだめたり大変だった君島役の松下由樹。

「アイシテル」のママ役より適役だった女医桧口役の板谷由夏。

幸せから一転妻を喪い、悲しみ、怒り、新たな希望を淡々と演じた八嶋智人。

この3人が良かったですね…特に。






とにかく、もう少し産婦人科で起きる出来事をじっくり描いて欲しかったのですが、どれも描き方が浅く、深い感動に至らなかったのは残念な限りです。





実際に産科医の原作者が、ドラマの監修もしているので、さまざまな出産にまつわるこれまで知らなかったことを知ることができたのですが…
それをドラマとして高めるまでに至らなかった感じのまま終わってしまいました…





最終的な平均視聴率は…






11.7%

最高―14.8%(♯1)
最低―9.5%(♯6♯8)






主人公が違うキャラクター…もしくは別の女優なら、もっといってたかもしれません…