普通なら腹立つところですよ…
なんだよ!謎が解けずに終わっちゃいやがった!!って…
でも、このドラマに限っては腹が立ちません…
謎解きは先送りしてくれた方が嬉しいんですから…
それって続編があるってことですもんね…?
続編が
映画になるのか、
スペシャルドラマになるのか、
連続ドラマになるのかは分かりません…
でも何かしらあるってことですよ…!
これは!!
またこのメンバーでこのドラマが見られるのは、喜ばしい限りです!!
さて前段が長くなりましたが…
最終回は最強カルテット、仁(大沢たかお)、咲(綾瀬はるか)、龍馬(内野聖陽)、野風(中谷美紀)それぞれに見せ場があり、見ごたえのある充実した最終回でした!
前回、身請けを控える野風の乳房にしこりがあるのを知りながら、現代の恋人未来(中谷2役)が生まれるために身請けを進めなければならないと思い込んだ仁。
心を鬼にして、野風には異常なしと診断してしまうのでした…
そこまでミキを今でも思っていると知り、咲は仁への思いを断ち切り縁談を進めることに…
おまけに刺客に狙われた龍馬は仁とはずみで崖から転落…姿をくらましてしまいます…
バラバラになってしまった4人。
悩みを聞いてくれる相手のいない仁は、洪庵(武田鉄矢)の墓前に行き、墓石に悩みを打ち明けます…
実は漁師に助けられていた龍馬は、物陰で仁の悩みを聞き海舟(小日向文世)に相談…
どっちを助けるかで悩んだら、他人に判断を委ねると言われ、自分が仁にとってのその判断する人間になると決意。
自分が責任を取るから野風を助けてくれ…
と頼み込みます…。
今回の内野聖陽の龍馬は、特にこの仁を説得するシーンの演技がすごかった…
熱くがなるばかりでなく、さっと真顔になり静かに語りかける、緩急と押し引きが見事でした…
乳房を失っても自分が野風の面倒を見るという男気がカッコ良かったです!!
あと最後まで手術を「しゅじゅちゅ」と言うのが、役所広司の「ダイワハウチュ」みたいで笑えました!!
(^O^)
今までこの人の演技、苦手だったんですけどね…
今回は脱帽です!!
そして、野風の手術の日、咲は結納。助手に咲がいないのを淋しがる仁、手術に駆けつけたい咲。
兄恭太郎(小出恵介)の計らいもあって咲は手術に駆けつけます。
その時の「汗を拭いてさしあげたい方がいるのです!」って言葉にはぐっときました!
そして咲最大の見せ場は駆けつけた手術する倉の外で、身請けを断った殿様の家臣が因縁をつけに来ていて、誰もこの中には入れないと鬼気迫った表情で立ちふさがるところ!
この一途さ、懸命さ、綾瀬はるかのまっすぐな目に、ノックアウトされました!
なんとこの咲という娘はたくましくなったことでしょう…!
そして手術も成功し、身請け話もなくなり、晴れて自由の身になった野風との別れ…
ここが今回最大の泣きどころ…
仁の隙をついて唇を奪った野風は、手術をしてくれたことを感謝し去って行きます…
もう仁の肩に降る雪になりたいとは思わない…
1人で生きていくという自由の晴れやかさ、
吉原から一歩も出ることを許されなかった野風だからこそ感じる自由の重さに打たれました。
吉原の門を出て高下駄をぬぎ、空が高いと言ったところも印象的でした…
一方、仁が大切にし一喜一憂していた写真は、写真自体が消えてしまいました。
これで良かったんですよね…
と咲に繰り返し語りながら朝が明けるまで一緒にいる二人。
いいじゃないですか…
咲と仲良くやっていけば…ねぇ~
洪庵に言われた「国の為 道の為」と書かれた額を飾るのが、ちょっと嬉しかったです…
踏み台から落ちて現代に戻るのか!?
と、ヒヤっとしましたけどね…
最終回の評価は…
総評はまた別に記事にします!