本当の自分…「コード・ブルー」第2話批評&視聴率 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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内容が充実しているという点では、やはりこのドラマ、冬クールの中では群を抜いてますね…






優れたドラマって、エピソードがいろいろ盛り込まれても、ちゃんとそれぞれに意味があって、それが1つの大きなテーマにつながっていき、全体にまとまりがあるんです。






今回の「コード・ブルー」は、その良いお手本とも言うべき脚本でした。






フジテレビ 月曜21時
「コード・ブルー2」第2話




主演―山下智久
脚本―林宏司
演出―西浦正記





前回は「奇跡」ってキーワードでしたが、今回は「本当の自分」でした。





4人のフェローたちが、患者とのエピソードを通じて、「本当の自分」と向き合うというのが全体の流れ。





中でも特に良かったのが、白石(新垣結衣)が担当した夫婦の話。
灰皿を奥さんに投げつけられた旦那が、調べてみたら脳に腫瘍が見つかり、放射線治療で死ぬのを待つか、手術して助かるかわりに記憶を失うか、ってことに。





白石は奥さんに手術の方をすすめる…
まぁそりゃそうですよね…





でも緋山(戸田恵梨香)には、
「オペがしたいからでしょ!?」って責められるし…


ナースの冴島(比嘉愛未)には、
「前の方が甘ちゃんだったけど、あったかみがあった」なんて言われちゃうわけです。






確かに生きてても今までの記憶が無くなる…ってツラいですけどね…





でも自分の甘さで黒田(柳葉敏郎)の医師生命を奪った白石は、シビアな人間にならなければ…と強くなろうとしているんです。





そんな白石に救いだったのは、手術後記憶を失ったご主人が優しく世話する奥さんに「私と一緒になってください…」とまたプロポーズしたこと。






このシーン、深いところでつながっている夫婦の絆を感じさせて、思わず泣けてしまいました…
( ̄∇+ ̄)






一方、緋山が担当したのはもう若くない自分を変えたくてプチ整形をした女性…。しかしこの患者さん、壊死性筋膜炎って病気で死んでしまいます…






自らも心臓の後遺症を抱える緋山は、それに内心は怯えながらも、ライバルに負けたくないから無理をしてしまっている…





でも命のもろさを目の前にすると恐怖は増すばかり…




心配する白石にも、そんな弱い自分を知られたくなくて憎まれ口を言ってしまうのです。
緋山の病状が心配ですね…





この新垣結衣の白石と、戸田恵梨香の緋山。弱そうで強い白石と強そうで弱い緋山の対照をよく演じてます。
二人とも第1シリーズより格段と演技が良くなっていますね。
(^-^)b






一方、男性側の藍沢(山下智久)と藤川(浅利陽介)。





患者の異変に気付き、未然に防いだ藤川は橘(椎名桔平)から誉められましたが、ドクターヘリで出動した先で、藍沢に電話で指示されながら治療するもダメで死なせてしまう…






前回はやけに自信を持つようになってるなと思ったのですが、やはり自分は優秀な藍沢と違ってダメなんだ…と藤川はへこんでしまいます。






そんな藤川に藍沢は自分だって何人もの人を救えなかった…でもその救えなかった人の名前は覚えている…だからお前も救えなかった患者を忘れなければいい…




ってナイスなフォローをします…
山P、カッコよすぎでしょう…
最後においしいとこ、持っていきましたよ。






そんな藍沢の気がかりは、入院してるおばあちゃん。うわごとで「ナツミ(藍沢の母)を、お前が殺した~」って言ってたけど、





それって面会に来てる山田一郎って人?
前回出たリリー・フランキー?
気になりますね…。




本当の自分と向き合い、それでもそんな自分と前向きに生きていく大切さ…というメッセージがこめられた回でした。
今回もぐっとくるシーンがあり満足です。






今回の評価は…8






ちなみに視聴率は…






17.1%
(前週比ダウン1.7%)






まぁ少し落ちましたが冬クール(大河以外で)No.1の視聴率はキープし続けると思います。
(^-^)b