やっぱり、面白いです!
このドラマ!!
菅野美穂演じる早紀は確かに変わり者なんですが、それにはちゃんと理由があって、だから「曲げられない」っていうのがよくわかり、その行動を応援したくなるんです!
そこがよくできてますね…前回も書きましたが、こういう風に作ればいいのに…と「まっすぐな男」のスタッフにお手本を見せているかのごとくです…
日本テレビ 水曜22時
「曲げられない女」第2話
主演―菅野美穂
脚本―遊川和彦
演出―南雲聖一
前回はなぜ、早紀が落ちても落ちても司法試験を受け続けているかが明かされ、自分を曲げず結婚より試験を取るために、恋人と別れることになった早紀。
今回は不正を許さず弱い者を救うという姿勢を貫くために、事務所をやめることになってしまいました。
小さい頃、いじめられてた自分をかばってくれた転校生の子が、代わりにいじめられた時、何もしてあげられなかった後悔がずっと残っていて、それが不正を許さない今の姿勢につながっているんです。
元恋人でもまだ職場ではパートナーの正登(塚本高史)の友人が不正解雇され頼ってきたら、その会社との顧問契約の話があるから…受けるなとボス(西岡徳馬)に言われ及び腰になる正登と違い、早紀はあくまでも不正を暴き救おうとします。
大人になれ…と言いくるめようとするボスに対し、とことん食い下がります…
でもってクビ!
なんでそんなバカなことするのか…と呆れて意見する璃子(永作博美)と藍田(谷原章介)に
「自分を殺すって、自殺ってことでしょ!?…恋人がいてもお金があってもそんなの生きてるとは言わない!!」
と母に言われたことを爆発させて言います!
家では浮気してる夫と冷えた関係で、子供は姑に奪われ、いくら金はあっても家庭に居場所のない璃子と、キャリアであるために、お飾りみたいな署長で、おそらく職場ではやり甲斐もなくて女遊びにふけっている藍田にとっては耳に痛い言葉です…
早紀の影響を受けて二人も徐々に変わっていきそうです…
心の裏側をちらつかせる永作と谷原の演技も、菅野に負けず劣らずでした。
区役所の無料法律相談の窓口の弁護士(平泉成)に動いてもらって、結局不正解雇は取り消しになったようです。
職場を失った早紀は、この人のところにでも行くのでしょうか?
このドラマ、脚本にも演出にも遊び心が随所にあって、毎回おなじみになっていきそうなのがいくつかありましたね…
(^-^)b
早紀が感情を爆発させるシーンもそうですが、
他にもスーパーで好きなのに食べずに我慢しているチーズをじ~っと見るシーン。
マイケル・ジャクソンの「BAD」に乗せて試験勉強を始めるシーン。
同じマンションの住人の大学生(市川知宏)に帰りぎわ会って、その許せぬ言動に意見するシーン。
小ネタだと画面に映る時計が長針と短針が一直線なところ…
など今後も毎回出てきそうな感じです。
特に踊りながら紙くずをゴミ箱に投げ入れるところが、私めはお気に入りです。
とにかくこのドラマ、菅野美穂のさまざまな喜怒哀楽の演技パターンが見られて、堪能できます。
前クールのこの枠のヒロインとは大違い。
菅野の技量を信じて、いろいろやらせてる感じがします…
この先早紀のお母さんが死んでしまいそうで、そこが心配なところ。
今回の評価は…
ちなみに視聴率は…
11.0%
(前週比4.4%)
ありゃりゃ、下がってしまいました。
フジテレビが「ベストハウス123SP」を21時~23時でやり、17.4%という高い視聴率を取ったせいもあります…
次回どこまで戻すか?
そこに注目ですね…
ガンバレ!菅野美穂!!