良質のドラマを作り続けているNHK土曜21時枠。
今クールの(全6回ですが…)作品も見ごたえのあるものになっており、おすすめです!
NHK 土曜21時
「君たちに明日はない」第2話
主演―坂口憲二
脚本―宅間孝行
演出―榎戸崇泰
この原作を読んだ時、絶対これは連続ドラマにした方がいいな~と思っていた作品なので、ドラマ化を知った時は嬉しかったです。
まだ読まれてない方は文庫本になってますので、ぜひお読みください。非常に面白い作品です。
ただ仕方ないことですが、坂口憲二も、田中美佐子も、堺正章も原作から受けるイメージとは微妙に違うんですがね…
特に主人公のアシスタントの女性は、原作だととても魅力的なキャラなんですが、それが割と普通になっていて…一番不満です。
まぁ、それはそれとして、ドラマはなかなか脚本もよくできていて、しっかりと作られています。
主人公はリストラ請負会社に勤める有能な面接官、村上真介。リストラを行う会社がリストアップした人物と面接を行い、クビになることを受け入れさせ希望退職に追い込むプロ。
この不景気の時代にそんな職業があっても不思議ではないな…と思えるリアリティーがあります。
リストラという人生の危機に直面した人々が、その現実とどう向き合い、
自分にとっての仕事とは?会社とは?
働くとは?
を問い直すかが描かれます。
非常に現代的なテーマですよね…
今回は、音楽事務所の社長(伊武雅刀)が2人の大物プロデューサーのどちらかをクビにすることにし、どちらをクビにすべきかの選択を主人公が一任されるという話。
会社の採算を第一に考えてきた石井(田中哲司)と、ミュージシャンを育てることを第一に考えてきた黒川(中村育二)
全く対照的な二人のどちらを選ぶかはまさに難題。
どちらを選んだかは、29日深夜1時10分から再放送されるそうなので、まだご覧になってない方はそちらを見てください。
見ごたえありますよ。
あと、この主人公、最近の熟女ブームに乗ってか、年上の女性が好きという設定で、以前の恋人が麻生祐未で、今狙っているのが田中美佐子なんです!
このへんもなかなか面白くて、特に田中美佐子と、妹役の須藤理彩の会話は、このドラマの見所の一つ。
今回は歯に衣着せぬ妹が、姉のことを「アラフォー」じゃなく「オバフォー」とバカにするところが、笑えました。
須藤理彩、ナイスキャラです!!
再放送を見る方は、そこも楽しみに見てください!!
なんかNHKの回しものみたいにPR文になってしまいましたが…
とにかく視聴率が良くないので、一人でも多くの方に見ていただきたいのです。
( ̄▽ ̄)b