いい友がいる…「曲げられない女」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は母親の死というショックから早紀(菅野美穂)が立ち直るまでの話でした。





やっぱり、このドラマ良くできてます。
回を重ねながら繰り返し描いてきたものが実を結んでいく感じが、見ていて楽しくなります。





これぞ連続ドラマの妙味。今はそれがないがしろにされている連続ドラマが多いことを、改めて知らされます。





日本テレビ 水曜22時
「曲げられない女」第4話



主演―菅野美穂
脚本―遊川和彦
演出―木内健人





母親が死に、司法試験に受かっても喜んでくれる人がいなくなったと嘆き、何もやる気が起こらず家に引きこもり状態の早紀。






毎回必ず何かしら怒ってきた同じマンションに住む学生(市川知宏)にも何も言わずにスルー。





心配して駆けつけた璃子(永作博美)と藍田(谷原章介)にも…

私にはもう…

母親はいないし…

仕事はないし…

恋人もいないし…

犬は言うこと聞かないし…
友達はいないし…





と、嘆くのです…
( ´△`)






璃子と藍田がのぞき見た早紀の10年日記にも、これまでの9年分はずっと勉強の文字があるのに、今は初めて「何もしなかった」の文字。これまでいかに頑張ってきたかがわかるだけに、痛ましさを感じる二人。






そんな早紀が立ち直るきっかけを与えてくれたのが、市役所の無料法律相談にいて、前々回の不当解雇の時に手助けしてくれた中島弁護士(平泉成)。






(この人も「なかじま」ではなく「なかしま」で、言い間違えられると、いちいち訂正するのが早紀と一緒で笑えましたが…)






この中島さん、もう弁護士を辞めて田舎に帰ることにしたので、勉強の参考になればと自分が書きためてきたノートを持ってきてくれたのです。






その地味なノートを見て、小さい頃、司法試験の勉強をしていた父が同じようなノートを使っていたのを思い出す早紀。






捨てたはずの婚約指輪を拾っていた元カレの正登が、再プロポーズしようと呼び出した大学で、早紀は屋上にいる中島を発見。






自殺する気では…と慌てて屋上へ。






しかし、中島は自殺する気などなく、実はここは母校で司法試験の勉強をしてた頃、よくこの屋上に来て眺めていたから、最後にまた来たと言うのです。





中島さんは依頼人を信じてたのにまたそいつが同じ痴漢をして裏切られたことに傷つき、そんなことの繰り返しで弁護士を続けていくのがイヤになってしまったようなのです…





確かに、それはツラいかも…






ところがそんな中島に早紀のシャッターが開きます!!




人を信じて何が悪いんだ!人間は傷ついて生きていくんだ、バカヤロー!!





しかし、激怒すると一転、例によって落ち込み、中島に弁護士をあきらめないで…と懇願します…弁護士になれなかった父や自分の代わりにも…。






早紀は父があのまま生きていたら中島のような弁護士になっただろうと思っていたから、なおさら辞めてほしくないんですね…。





中島は続けてくれることになりました。





そして、早紀自身も駆けつけた藍田には、お前の友達だ…と言ってもらえ、璃子には泣くのを我慢するなとひっぱたかれ思う存分泣くのでした。





自分には友達ができたことを、早紀は初めて自覚しました。






そして、中島の事務所で勉強しながら働くことにもなりました。





かやの外に置かれ、再プロポーズできなかった正登は、完全にその気も失せて、事務所の女性にキスとかしちゃってましたが、





その正登と早紀のマンションで、爆笑もののへなちょこケンカをした藍田は、早紀に酔った勢いで好きだと告げました…





さてどうなるのか?





元気を取り戻した早紀が今までどおり、マイケル・ジャクソンの曲で踊りながら紙くずをゴミ箱に投げ入れたのにはホッとしましたね…




出だしは紙くずが散乱してたので…





こういう繰り返し毎回やってきたことが、今回はうまく生かされましたね。





菅野はもちろん脇のメンバー全員が安定した演技で見ごたえがありました。





次回は逆に早紀が璃子のために頑張る回みたいです…





今回の評価は…8





次回以降の展開が楽しみです。
(^-^)b