自分は何をすべきか…?福山雅治「龍馬伝」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は黒船を見たショックから龍馬が立ち直るまでの話でした。





NHK 日曜20時
「龍馬伝」第6話




主演―福山雅治
脚本―福田靖
演出―真鍋斎





剣術をいくら習ったところで、黒船に太刀打ちできないんだから意味がない…





と剣術の道場では絶対言ってはいけないこと言ってしまって、先生の怒りを買った龍馬。





それ以来、一緒に江戸に来た溝渕(ピエール瀧)には道場に行っているふりをして、実は子どもたちと遊ぶ毎日。





心配して龍馬の住む屋敷まで来て道場に来るよう頼む佐那(貫地谷しほり)にも、黒船への熱い思いを語るばかり。





同じ頃、龍馬と一緒に黒船を見た桂小五郎(谷原章介)はやはり「黒船病」にかかっていて…
(黒船の模型のような物を作ってるのが笑えましたが…)





そんな二人は小五郎の師匠の吉田松蔭(生瀬勝久)が、黒船に乗り込もうとしていると知り、会いにいきます。






まさに黒船に向かい小舟を出す直前で、松蔭を見つける二人。






この松蔭という人が強烈な人で(生瀬が本領発揮の怪演…)、
自分は黒船に乗って異国をこの目で見たい!
失敗しても何の後悔もない!!
と熱くまくし立てます。





心酔してしまった龍馬は自分も連れて行ってと頼みますが、お前にはお前のなすべきことがある…それを考えろ!と断られます。






結局、松蔭は失敗。自分から出頭し、長州へ送還されます。





しかし、龍馬は剣術が黒船にかなわないなど小さな悩みだ、要は自分がどうあるべきか、何をなすべきかなんだと悟ります。





それを千葉道場の定吉(里見浩太朗)にも言いに行き、道場に出ることを許されるのです。





里見の定吉の懐の深さ、
渡辺いっけいの重太郎の優しさ、
貫地谷の佐那のいじらしさ




千葉親子は3人とも良いので、今回で見られなくなるのが残念。





特に貫地谷は「惚れてまうやろ~」的ないじらしさで、龍馬と別れ際の指切りなど、何とも可愛かったです!!




いろんな人と出会い、たくましくなっていく龍馬。





一方、藩主へ提出した意見書が、武市(大森南朋)と弥太郎(香川照之)の運命を変えます。





武市のは優れてはいても、下士だからと藩主には取り上げられず、藩政を仕切る吉田東洋(田中岷)には呼び出されますが、本気で攘夷を信じることを呆れられ、それっきり。





自分を認めない東洋に恨みを抱き、この後武市はどんどん過激な方向に進んでいきます。





一方、弥太郎は加尾(広末涼子)が意見書を米問屋の主人に見せたおかげで、その経済観に感じいった主人の出資で江戸へ勉強に行けることになります。





調子に乗って加尾にプロポーズし断られますが…(笑)




3人の男の今後が気になります。






今回の評価は…7





このドラマ、安定した質の高さを保っています!