今や日本テレビの水曜22時枠は大人の女性視聴者向けの良質なドラマを放送する枠として、信頼性を得ていますね。
その良い例が冬クールの「曲げられない女」であり、昨年で言えば「アイシテル～海容」。
「アイシテル」で殺人の加害者、被害者になった息子の母親を描き、ヒットに結びつけた次屋尚プロデューサーが、再び「母性」を描くのが…
日本テレビ 水曜22時
４月14日スタート
「Ｍｏｔｈｅｒ」
主演―松雪泰子
脚本―坂元裕二
演出―水田伸生
ただ今回のミソは、主人公は母親ではないし、子供嫌いということ。
そんなヒロインが一人の女の子との出会いで「母性」にめざめるという話なんです。
松雪泰子演じる鈴原奈緒は大学で渡り鳥の研究をしていたが研究室の閉鎖に伴い、やむなく小学校の教師になった変わり者。
おまけに子供嫌いで、生徒とは距離を置く彼女が、１人の女の子と出会って母性にめざめ、母親による虐待から救うためにその子を連れて逃亡する話なんです。
キーになるのは、その女の子を演じる芦田愛菜という女の子。
300人の中から選ばれて、次屋Ｐが「のちのちスゴイ！」と太鼓判を押す女の子だそうで、相当期待ができます。
何しろ「アイシテル」であの嘉数一星(加害者の方)を選んだ人が言うんですから…
思わず誘拐したくなってしまうような女の子なんだそうです。
松雪泰子は大変ですね…
子役に食われないようにしないといけませんから…
でも子供嫌いの女性がだんだん優しくなっていくのとか、上手く演じてくれそうですね。
まわりの役者も、この枠ならではの実力派で固めており…
奈緒の母親で女手一つで娘３人を育てた会社社長の籘子に高畑淳子。
結婚式が近いのに姉が問題を起こし、腹を立てる妹芽衣に酒井若菜。
奈緒が誘拐する女の子を虐待している母親に今年注目の女優、尾野真千子。
逃亡する二人の消息を追う雑誌記者に山本耕史。
そして、逃亡中の二人に優しく接する理髪店の店主に、連続ドラマは久しぶりの田中裕子。
(ＢＳでは日中合作の「蒼穹の昴」をやってますけど…)
名女優の久々の登場、楽しみです！
脚本は「東京ラブストーリー」をはじめ名作を書いてきた坂元裕二。
演出のチーフは最近映画を撮っているベテラン水田伸生。
まさに頼もしい布陣です。
テーマは地味ながら平均12、13％は手堅く取りそうです。
期待してます…
(^-^)b