いがみあう嫁姑の真実…「新参者」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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原作でもこの話はホロリとする良い話でしたが、ドラマでも適役ぞろいのキャストの好演で、心暖まる回となりました。





TBS 日曜21時
「新参者」第3話



主演―阿部寛
脚本―真野勝成、牧野圭祐
演出―韓哲





「瀬戸物屋の嫁」というタイトルどおり今回加賀(阿部寛)に怪しまれるのは瀬戸物屋の若い嫁マキティ(柴本幸)。





予告では誰か分からなかったんですが、柴本幸だったんですね…イメージが違っていて驚きました。






被害者の峯子(原田美枝子)とのメールのやりとりで、殺害現場にあったキッチンばさみはマキティが峯子に頼んで買ってもらった物と分かります。





そして、調べていくうち、元キャバ孃でキティ大好きのマキティと、姑(倍賞美津子)はいがみあっているのが分かります。





しかし、加賀の観察力で実はお互い相手のことを大切に思い隠しごとをしてました。





姑は伊勢志摩に行ったら、伊勢限定のキティちゃんグッズを買って来ようとしていたし、





嫁は最近歯がダメになった姑のため、旅行で楽しみにしてるアワビが食べやすいように食用ばさみを買ってカバンにしのばせたんです。





しかも店のことをしっかり考えていて、パソコン教室に通って勉強し、店のホームページも作っていたんです。





気が強くて口やかましいが、実は心優しい姑を倍賞美津子がベテランらしい余裕の演技で見せ、





柴本幸の嫁も実はしっかり者ってところをうまく演じており…





二人にはさまれおろおろする息子役の大倉孝二が、この人らしくてまさに適役。




3人のアンサンブルが良くて見応えがありました。





阿部寛の加賀はちょっと怪しげすぎますが、ちょっとした含みの持たせ方はうまく安定してます。





たい焼き屋に並んでもいつも買えないというのがパターンになってきてますが、今後もいつもそうなったら笑えますね。





被害者峯子の息子役の向井理がいつになく暗い表情の演技で、役者としての面構えがまた一つ良くなっているのを感じます。





話が本筋に近づくにつれて出番が多くなると思いますが…





今回の評価は…7





キティちゃんグッズの売り子がゆうこりんだったり、ハサミ屋の主人が前川清だったり、
不思議に豪華なキャストが出てくるのも、このドラマの楽しみになりつつあります…