武市と龍馬の最後の対話…「龍馬伝」第19話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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昨夜、「月の恋人」と「龍馬伝」を続けて見て、そういえば…龍馬をキムタクにって話もあったな~なんてことがチラっと頭に浮かびました。





キムタクがやってたら、どうだったんでしょうね~





逆に「月の恋人」を福山がやってたら…なんてことを考えたりもしました…





いずれにしても、この「龍馬伝」でこれまで共演したことのないクセ者演技派たちと、演技バトルを繰り返し、





福山雅治は演技者として、もう1段階上に確実に上がって行っている気がします!





NHK 日曜20時
「龍馬伝」第19話



主演―福山雅治
脚本ー福田靖
演出―梶原登城





攘夷派にとっては、喜ばしい攘夷決行の日のはずだったのに…




眉無しワル顔の徳川慶喜(田中哲司)の裏工作のせいで、長州以外は決行せず…





武市(大森南朋)率いる土佐勤王党へも、攘夷の指令は下ることはありませんでした…





大殿様の容堂(近藤正臣)は、元々攘夷をする気など、サラサラ無かったわけですからね…





でも武市たちは攘夷の指令が仮に下ったら何をするつもりだったんでしょう?





みんなでそこらにいる外人を殺しにでもいくつもりだったんだろうか?





まぁそれはそれとして、公家におだてられ藩には内緒で勝手な行動を取ってしまった収二郎(宮迫博之)は、




京でつかまり、土佐に戻され牢屋に…





せっかく武市から離れ勝(武田鉄矢)の用心棒になった以蔵(佐藤健)にも追手が迫ります。





悲劇に向かっていく龍馬の幼なじみたち…





その一人である武市は収二郎を助けるために土佐に戻る…と龍馬に言います。





容堂の真意を知っている龍馬は戻ったら武市も捕らえられる…と必死で止めようとします…





しかし、自分を下士から取り立ててくれた容堂を、武市は疑いたくないと言うのです…





それは自己否定につながるから…と。





涙ながらに鼻水まで垂らし説得する龍馬。





武市と龍馬2人だけの長い長いシーン。演じる大森、福山の気合いがみなぎっていて、心に残るシーンになりました。





分かり合えていたはずなのに、手を取り合って同じ方向へ進めなかった2人。





龍馬のめざす攘夷に協力してもいいかな…と思えてきた武市でしたが、時すでに遅く、武市は土佐へと向かいます…





これが永遠の別れになると、薄々感じている龍馬の気持ちは察してあまりあります。





歴史の大きな渦に巻き込まれてしまったがゆえの別れ…





土佐で平凡に生きていれば…こんなことにはならなかったわけですからね…





このドラマでは丁寧に、平凡な龍馬が非凡な男になっていく過程を描いてきたので…





今回などは、とりわけ考えさせられるものがありました。





今回の評価は…7