毎回毎回なかなか良くできてるな…と感心させられます…このドラマ。
同じ題材でも料理の仕方次第で面白くもつまらなくもなるわけです。
この脚本、演出で、例えば成宮→亀梨、仲→大政、本郷→内、小柳→手越と、「ヤマトナデシコ七変化」のメンバーでやっても、2桁の視聴率は取っていたかも…とも思ってしまいました…
(あれっ!?そんなことないですかね…!?)
TBS 金曜22時
「ヤンキー君とメガネちゃん」第5話
主演―成宮寛貴、仲里依紗
脚本―永田優子
演出―川嶋龍太郎
今回は…
クラスの地味なカップルの恋の成就への生徒会の後押し、
大地(成宮寛貴)の母(堀ちえみ)の家出、
大地の初恋の相手は受験の時、シャーペンを貸してくれた女の子→たぶん花(仲里依紗)なんでしょうね…
という3つの話をうまくからませてましたね…
大事な一言を言えるかどうか…で恋は決まるって共通項でくくって。
大地に励まされて工藤くんはは人前でちゃんと言えたし…
「好きだ」って言ったのを大地の父(古田新太)は思い出せなかったけど、母は許してくれたし…
大地は女の子にせめて声をかければ良かったと後悔してるし…
ってわけです。
なかなかうまい料理の仕方で、1つ1つは他愛ない題材でも見れてしまいました。
もちろん、大地役の成宮寛貴の演技のうまさが光ってるっていうのはありますけどね…
今回面白かったのは、夫のキャバクラ通いに腹を立てて家出する堀ちえみ。
元スチュワーデスっていう設定には思わず吹き出してしまいました。
夫をキャバクラ通いに誘った花の祖父(伊東四朗)に、居候させろ…とシレっと要求するあたりが、したたかでいいんですね…
また古田新太のダメぶりもいいし、
母・岡江久美子ばりのきっぷの良さを見せる大和田美帆の大地姉も、ナイスキャラで…
大地一家は4人とも役にはまってますね…
しかし、元ヤンキーたちとあなどるなかれ…生徒会のメンバー主催のカップルコンテスト、やけに大がかりでしたね?…(汗)
文句言いながら、ナイスフォローをする和泉(本郷奏多)も、いい味を出してます。こういう皮肉な役もこなせる本郷奏多は、やはり相当な演技力の持ち主です。
このドラマで私めの評価がグ~ンとアップした仲里依紗。
学校では三つ編みをしてますが、家で編んでない時の顔が綺麗でドキっとしました。
いろんな雰囲気を出せる…豊かな感性の持ち主です!
今回の評価は…
大地と花の恋の行方が気になりますね…