同じ道を歩む母娘…「Mother」第7話視聴率 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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優れたドラマは正味45分全くムダなシーンが無く、引き込まれて見ていると、すぐ終わってしまいます。




今回のこのドラマもまさにそんな感じで、前回のように涙、涙の回ではありませんでしたが、息詰まる緊迫感にあふれて充実した回でした。





日本テレビ 水曜22時
「Mother」第7話



主演―松雪泰子
脚本―坂元裕二
演出―長沼誠





怜南(芦田愛菜)を探しに、母親の仁美(尾野真千子)が東京に出てきたのが分かったことで、一気に緊迫感が高まります。





奈緒(松雪泰子)と怜南は、葉菜(田中裕子)のもとに身を寄せ、
仁美は駿輔(山本耕史)が監視しておくために自分のマンションに居させます。






奈緒は自分を捨てた葉菜にまだわだかまりが残っていますが、怜南は無邪気に3人での暮らしを喜び…





3人で囲む食卓。
これまでいつも1人で食べていた葉菜の喜びがひしひしと伝わります。茶碗がなくて湯呑みで自分はご飯を食べる葉菜。





食事しながらの怜南とのしりとりで、何でも下に「体操」をつける怜南に「うすのろ」とか「裏街道」とか答えて、奈緒を吹き出させる葉菜。





そんな葉菜を喜ばせようと誕生日に3人で遊園地に行き、葉菜の好きな観覧車に乗ろうと怜南は計画します。





そして遊園地で誕生日プレゼントとしてビーズで作ったネックレスをあげるのです。





首にかけてもらうと、思わず泣き出す葉菜。もう長いこと誕生日プレゼントなどもらったことはなかったのでしょう…

娘を捨ててからというもの…
( ̄∇+ ̄)





余命わずかな葉菜にとって、これが最後となることを胸に秘めて…
観覧車から外を眺める田中裕子のまなざしが何とも胸をしめつけられました…





葉菜は奈緒と怜南のために、裏のルートを使って新しい戸籍を用意しようとします…





自分を捨てた理由を聞く奈緒に戸籍のことを言い、それは刑務所にいた時の知り合いに頼んだと言う葉菜。




葉菜は殺人を犯し、奈緒を連れて逃げたものの逃げきれず、奈緒を捨て、13年刑務所に入っていたのでした。





奈緒がいる鈴原家をのぞきにいったのは、出所後だったんですね…





誰を、なぜ殺したかまでは語りませんでしたが、恐らく奈緒を父親または恋人の虐待から守るために殺したのかもしれません…





娘を守るために犯罪をおかす…
奈緒は母親と同じ道を自分もたどったことに愕然とします…





そんな娘に怜南を守るために、もう1つ犯罪を重ねさせようとしている葉菜。
田中裕子の決然とした、その無表情に凄みと深い哀しみを感じました。





凄みといえば仁美役の尾野真千子。期待通りの凄みのある演技。駿輔の質問にムシャムシャとパンを食べながら答えるあたりの図太さ…
葉菜の店に来て怜南がいるんでしょう…切り出し2階に上がろうとするまでの迫力。





やはりこの女優ただ者ではありません…





仁美の過去を知るおばあさんは、仁美は優しいいいお母さんだったと言ってましたが、なぜあんな虐待に加担する母親になってしまったのか…





恐らく次回以降明かされるんでしょう…





2階に上がろうとする仁美の腕をぐいとつかんで止めた奈緒。育ての親と生みの親の直接対決はどうなりますか?





うーん、
次回が待ちどおしい~





今回の評価は…8





下から仁美の声が聞こえ、固まってしまう怜南の表情がまた凄かったですね…





ホント、恐ろしい子役です…何度も言いますが…





ちなみに視聴率は…





12.4%
(前週比ダウン1.5%)





これから終盤に向けて尻上がりに上がるのかと思ったら、違いましたね…
(^-^ゞ





まぁ…いいです…
録画でもいいので、このドラマの良さが分かる人だけに、じっくりと見て欲しいと願っています!
( ̄▽ ̄)b