父と息子は難しい…「新参者」第7話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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同性だからってこともあるでしょうが…
父親と息子の関係って難しいものがありますよね…





なかなか腹を割って話せないし、つい反抗したくなる…





私めに関して言えば、父は自分がやりたかったことがあるのに、無理に家業を継がされ…
結局商売に向く性格ではなかったので、私めが高校生の時に店をつぶしてしまいました…





そんな父を見て自分は絶対自分のやりたい仕事をやるんだと奮起し、今のテレビの仕事についたのです…





それは父親の人生の否定かもしれないけど、父親が望んでできなかったことを、せめて自分がやることが親孝行なのだと思ってます…




でも、そんなことを父と面と向かって話したことなど、ただの一度もありません…照れくさいですから。





なんか長々、自分のことを書いてしまいましたが、そんなことを、ふと考えさせられる回でした。





TBS 日曜21時
「新参者」第7話



主演―阿部寛
脚本―牧野圭祐、真野勝成
演出―石井康晴





加賀(阿部寛)とは別に、捜査陣の中で、1人勝手に被害者峯子(原田美枝子)の家族を執拗に調べていた上杉(泉谷しげる)。





そこには上杉の亡き息子への思いが込められていました。





実は、上杉には息子(早乙女太一)がいて、バイクで事故を起こした時に上杉が揉み消してあげたのです…




しかし、そんな不正をした父をなじり、息子は家を飛び出しヤケになって暴走し、バイクで事故を起こし死んでしまったのです。





最初、この息子役、誰か分からず早乙女太一とわかって驚きました。





さすが!舞台で鍛えた眼ヂカラがあって、声もいいし、現代劇も十分いけますね…





というわけで、揉み消した日と死んだ日と2つ命日があるという上杉の話が切なかったですね…
自分が殺したようなもんだという罪の意識…





そんな上杉に加賀は息子の卒業文集を見せます…
そこには自分も刑事になってお父さんと一緒に捜査したい…と書いてあるのです…




父を尊敬をしていればこそ、その不正が許せなかったんでしょうね…




泉谷しげるの苦渋に満ちた表情と哀愁がたまらなく良かったです…
こういう抑えた役もいいですね…





上杉は清瀬親子を捜査するにつれて、父(三浦友和)に逆らい自分の道を進もうとしている弘毅(向井理)に肩入れし、陰ながら応援する気持ちになっていたのです…




捜査から離れることになったのを詫びに行ったとき、演劇の雑誌を買い、この表紙を飾るようになれよ…と言うシーンも良かったです…




互いに父と息子と打ち解けない者同士の心の通いあいが、そういうもんだよな…とうなずけました。





そして、実は加賀も警官だった父との関係がうまくいってなかったんですね…

いとこの松宮(溝端淳平)の方が、加賀の父を慕い、仲が良かったのです…





そのへんも、この先まだ出てきそうです。





今回の評価は…7





しかし、あと4回もどうやって持たせるんでしょう…?
もうかなりしぼられてますが…(汗)