同窓会が無かったら…「同窓会」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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しかし、こんなに出席者の人生を変えてしまう同窓会なんて、そうはありませんよね…(汗)





このドラマに影響されて、40代の人たちの間で同窓会が流行るかもしれません…再会に期待したりなんかして…





そうそう高橋克典や三上博史みたいな45歳はいませんけどね…(笑)





テレビ朝日 木曜21時
「同窓会」最終回



主演―黒木瞳
脚本―井上由美子
演出―秋山純





そもそもあの同窓会は、福島(尾美としのり)が自殺する前に昔の仲間に会いたいから…というのが裏コンセプトだったんですね…





亀ちゃん(六角精児)の店での2次会の帰り、電車に飛び込もうとしたところを真理子(宮地雅子)に止められ、夫のDVに苦しみ続けてきた真理子と一緒に失踪することにしたってことだったみたいです…





割と当初は騒がれたのに、その後この2人についてはおざなりにされていたので、やっとわかって良かったです…





…っていうか、今回も黒木&高橋ペアは最後の最後までイラっとさせてくれましたね…





絶対、脚本の井上由美子はタイプ的には陽子(斉藤由貴)側で、朋美(黒木瞳)タイプは嫌いだったんでしょうね…
キャラへの愛情が感じられませんもの…





そこへいくと偽悪者ともいうべき陽子や大久保(三上博史)には愛情が感じられ…





中学校の教室でみんなに悪態をついてその後涙する三上の演技は圧巻でした。





そして、娘も大久保も失い一人涙する斉藤由貴の演技も。





この2人のニュアンス豊かな演技で、このドラマは救われましたね。





そして、最後までダメっぷりを貫いてくれた朋美の夫役の吹越満の存在も、このドラマに弾みをつけてくれました。





吹越の好演を見て、脚本の井上もこの役を更にふくらませて書いたのでは…と思えるほどでした。




不倫のために家庭を捨てるか、我慢するか、うまく続けるか、いろんな答えはあるでしょう…





どれとも決めないファジーな終わり方は、視聴率に投げ掛けて終わりたい…ということだったんでしょうね。





きれいごとで2人が結ばれるのもイヤだし、

何ごとも無かったように元の暮らしに戻るのもイヤだったんでしょう。





今回の評価は…7





大人のスタッフ、キャストが抜け目なく手堅く作った感じのドラマでした。





三上、斉藤の起用が非常に成功したと思います…
(^-^)b