日本×オランダ戦を回避して1週早く先々週最終回を放送した「怪物くん」。
そのため、おまけのようにショートバージョンの番外編を3作作って新作スペシャルとして今週放送しました。
日本テレビ 土曜21時
「怪物くん新作SP」
主演―大野智
脚本―西田征史
演出―石尾純、狩山俊輔、松岡昌宏
3つのオムニバスをつなぐのが、公開コメディみたいなセットで、何じゃコリャ!?と最初は戸惑いましたが…
まぁ、お子様向けに気楽に笑って楽しめる内容に徹したんだな…とわかれば、腹も立たず…気楽に見れました。
最初は「怪子ちゃん」編。怪物くんの許嫁の怪子ちゃん(ベッキー)が人間界にやってきて、ウタコ(川島海荷)と張り合う話。
ベッキーがアニメチックなキャラを楽しんで演じていてハマってました。
本編にも出てきてほしかったですね。
次は「名探偵A」編。
ウタコたちのアパートが荒らされ、誰がそれをやったのか怪物くんが探偵気取りで推理し、
証拠VTRでみんなのウソがバレ、ウタコの大事なトロフィーを壊したのは怪物くんだと分かるという話。
それぞれのキャラらしいウソのバレ具合が面白かったです。
そして、3つめが松岡昌宏が演出した「オオカミ男の嘘」編。
オオカミ男(上島竜兵)が娘に自分は偉くなったという嘘の手紙を書き、娘が人間界に来たためにみんながその嘘につきあわなければならなくなる…という話。
これがしんみりとしたところもあり、本編に一番近い感じで見ごたえがありました。
オオカミ男の娘は相葉雅紀主演の「マイガール」でコハルちゃんを演じた石井萌々果。
やっぱり、このコは可愛いですね…お父さん、怖い~と泣き出すところは…何ともいじらしかったです。
あと、私めお気に入りの「これはマズいね~」のお巡りさん(三宅弘城)も登場し、嬉しかったです。
3つを通じて、やはり大野智が柔軟性のある変幻自在の演技力で楽しませてくれました。
それと、お供3人のキャラもちゃんとできているので、どの話でもうまく生かされていて、八嶋智人の軽妙さ、上島竜兵の弱虫さ、チェ・ホンマンのおとぼけがそれぞれ笑いを生んでました。
セリフの中にも、本編を思い出させるくだりがあって、思わずニヤリとさせられるところが何ヵ所かありました。
今後もスペシャルで、このキャスト、スタッフで「怪物くん」を見たいものです。