ケンカで傷めつけられた後に、大会の演技なんてできるわけないだろ~!
なんてヤボなつっこみを入れてはいけません。
どっぷり浸って、この最終回は見ないと…
TBS 土曜19時56分
「タンブリング」最終回
主演―山本裕典
脚本―江頭美智留、渡辺啓
演出―松田礼人
「ダチは見捨てねぇ~」と木山(大東俊介)を救いに行った航(山本裕典)。
自分からは手を出さず、木山と赤羽に理解を求めます。
お前も熱くなれるものを探せと…
赤羽はヤンキー仲間の航たちが新体操に夢中になったのが、面白くなかっただけなのを見抜いていたんです。
そこへ、他の部員たちも駆けつけます。
竹中(瀬戸康史)の「ダチは見捨てない」という言葉はグッときましたね。
部員はみんな無抵抗で、大会に戻してくれと懇願し、赤羽は拍子抜けして去っていきます。
会場に戻った部員たち、最後は足を傷めた火野(西島隆弘)に代わって、航がタンブリングをきめることに。
部員たちに今まで航が励まし続けた熱い言葉がフラッシュバックで流れ、
確かに、懸命に部員たちを思っていたのが改めてわかり、感動的でした。
今回の評価は…
なかなか「ROOKIES」や「ウォーターボーイズ」のようにはいきませんでした。
初回はベタながら、それを承知で浸って見て感動し、その後に期待したんですが…
部員1人1人に無理やりエピソードを作りすぎた感はあって、水沢が木山を好きなんてのは、今振り返ってもあれは何だったんだろう的なエピソードで…
そういう強引な雑さと、暗さがイマイチ弾けない理由だったかもしれません。
でもまぁ、ヘタな学芸会的演技の役者は出てなかったので、見るのが苦痛とまではいかず…
怪優佐藤二朗の茂ちゃんの演技も楽しみにしながら最終回まで見続けました。
視聴率ほど内容の悪いドラマでは決してなかったと思います。
さすがにTBSも夏クールを最後にこの枠からドラマを撤退する…って噂もあります。
無理もないですね…。