今回はいくら何でもな~と、無理を感じさせる回でしたね…。
NHK 日曜20時
「龍馬伝」第27話
主演―福山雅治
脚本―福田靖
演出―大友啓史
とにかく何でここまで引っ張るのか、よくわからないほど、武市(大森南朋)と以蔵(佐藤健)の状況は相変わらず…
海軍操練所が閉鎖されて、薩摩と長州が手を結ぶ話も西郷に聞き入れてもらえず、やるべきことを失った龍馬…
長次郎(大泉洋)の妻の実家にいたら…そこへ藩邸に弥太郎(香川照之)から龍馬あてに届いた手紙を溝渕(ピエール瀧)が持ってきます…
それは弥太郎が武市と以蔵の近況を知らせた手紙で、毒まんじゅうを食わせろと頼まれたこと、お前の方が仲がいいんだから戻ってお前がやってくれ…との内容。
…でもって、溝渕に手助けしてもらい龍馬は脱藩中の身ながら、土佐に戻るのですが…
ちょっと待ったぁ~!
おかしくないですか?
(1)弥太郎は何で藩邸あてに手紙を送った?
脱藩中の龍馬が藩邸に顔を出すわけないし、そんな際どいことを書いた手紙を誰かに見られたら、弥太郎の身が危ないのに…
そもそも龍馬あての手紙なんて検閲にひっかかるでしょうに…
(2)何で溝渕は龍馬の居場所がわかったの?
そもそも操練所に龍馬がいたことを藩は把握してましたっけ?
ましてそこがなくなって龍馬がどこにいるかなんて溝渕には全くわからないはず…
(3)これからどうする?…って困ってる脱藩仲間たちは放ったらかし?
武市と以蔵のことが心配なのは分かるけど、何日もかけて土佐戻って、その間他の仲間はどうしてればいいんでしょう?
私情に走りすぎですよね…
(4)何で簡単に土佐に入れたの?
いくら溝渕が手引きしたからといって国境のチェック甘過ぎでしょうに…
(5)自分が罪をかぶろうと後藤(青木崇高)に東洋殺しは自分だと言ってたけど…
後藤と龍馬はのちに親しくなるはず…
「あれはウソでした」って後で謝るの?
…と次々に疑問がわき、武市と以蔵に龍馬を無理にからませようとした作為がありすぎだったのでは…と思ってしまいました。
次回、やっと武市が死んでくれるそうです。
やれやれ…
今回の評価は…

弥太郎の両親(蟹江&倍賞)も坂本一家(杉本、寺島、松原、島崎)もイイのに…
もったいないですね~。